数学もだが、最近はドイツ語の読む力を養成したいと思っている。しかし、なかなか読むドイツ語は難しい。
聞く音声としてのドイツ語も難しいかもしれないが、こちらはわからないところは飛ばしてしまってもいいと思う。わかったところだけに反応してもいいから。
読むドイツ語も細かなところはあまり気にせずに飛ばして大意をとることで満足していたのだが、もうちょっと細かなところもわかりたいと感じるようになってきた。
こういう心構えだから、あまりフランス語も上達はしない。もっともフランス語の音声にはかなり慣れているつもりではあるが、圧倒的に語彙数が少ない。さあ、2000語も知っているだろうか。
いつも言うようにドイツ語の聞くことができる語彙は多分2000-3000語くらいで、自分で話すのに使える語彙は多分300語くらいであろうか。
ドイツ語の日本での検定試験の2級に合格したのはもう4,5年か7,8年前だが、準1級の検定試験に合格するのが目標であるが、なかなか検定試験を受ける気にならない。たぶん私のいまの実力では語彙がまだ少ないだろうと思っている。5000語が目標なので。
話すほうはまったく無茶苦茶でもなんとかなるかもしれないが、やはりペーパー試験がまだ通らないのではないかと思っている。
本当言えば、1級の検定試験に通ることを目標にすべきだが、これは私には達成はできないだろう。
昔、私が大学生だった頃にラジオでNHKのドイツ語の放送を聞き始めたのが、ドイツ語を学ぶきっかけであった。これはあのころは、まだ、大学院の入試に第2外国語が必修であったからである。
最近は理系の大学院で学ぶのならば、第2外国語の試験など受けなくてもいいという大学院も多いのではなかろうか。
簡単になっていることはいいことなのか、それとも、退廃なのか。私などは退廃ではないかと思ってしまう。
そういえば、最近知ったドイツ語で退廃芸術entartete Kunst(エントアルテテ
・クンスト)というのがあった。しかし、この「退廃芸術」の「退廃」の基準はかなり恣意的で本当に「退廃」芸術であったとは思われない。
日本でもファンの多い、ムンクの絵などが退廃芸術と烙印を押されたそうだから。