ここ数日「遠山啓博士の著作目録」の改訂にとりかかっている。
ある数学関係の方が関心を持ってくださって、いろいろデータを送ってくださるので、それにこたえて、この作業をしている。
すでに「数学・物理通信」11巻の号外号に昨年末に発表したのだが、それを情報源にしてくださった方がおられた。
特に、私のあまり知りえないデータを提供してくださるので、改訂版ができれば、この方との共著というか、連名で発表したいと思っているが、作業はなかなか大変であり、すぐには完成はしないだろう。
私にしても少なくとも20年以上の日にちがかかっている。これはいつもこれにかかっていたわけではないという事情もある。
それに基本的には自分で当該の本の奥付を見てその情報を記録するという風にしているのだが、それがすべてできるわけではない。
もちろん、自分で購入できる書籍は購入することもする。ところがこれは別に遠山さんの関係した書籍に限ったことではないが、書籍の奥付でもそのデータが間違っていたりすることもないわけではない。
これはすでに武谷三男の著作目録をつくった経験からすでに知っていたことである。なんでも人間のすることには誤りがつきまとう。
To err is human, to forgive is divine.
過ちをするのは人間、許すのは神
と高校の英語でもう半世紀よりも昔に学んだが、まことにそうである。