佐藤幹夫さんと岡潔とが関連があるというのではない。ただ数学への取り組みの気概の問題で同じようだと思った。
昨日の朝日新聞で佐藤さんの口癖として「朝起きたときに今日も一日数学をやるぞと思っているようでは、とてもものにならない。数学を考えながらいつの間にか眠り、目覚めたときにはすでに数学の世界に入っていないといけない」と言われていたという。
それと似たことを岡潔さんが言われていたのではなかろうか。数学に本当に寄与する人とはそういう覚悟がある人なのだろうか。本当に真似ができない。
佐藤幹夫さんと岡潔とが関連があるというのではない。ただ数学への取り組みの気概の問題で同じようだと思った。
昨日の朝日新聞で佐藤さんの口癖として「朝起きたときに今日も一日数学をやるぞと思っているようでは、とてもものにならない。数学を考えながらいつの間にか眠り、目覚めたときにはすでに数学の世界に入っていないといけない」と言われていたという。
それと似たことを岡潔さんが言われていたのではなかろうか。数学に本当に寄与する人とはそういう覚悟がある人なのだろうか。本当に真似ができない。
『キーポイント線形代数』3読目を昨晩遅く終えた。もっとも最後のジョルダンの標準形のところが半分くらいフォローができていない。つまりは形式的な読みの終了を優先した形である。だからまだ実質は読み終わっていないということでもある。昼間は読みが10ページくらいしか進まず困ったなと思ったが、夜間に妻が市民劇場を見に行って不在だったので、50ページ超を一気に読み進めた。
3読目は1章から順に読んでいった。これはいままで順には読んでいなかったから、順に読んでいったら違った風景がみえるのかなという気がしたからである。しかし、そういうことはなかった。
しかし、ともかくは3読目を形式的に終えたので、これからは穴の開いている部分を重点にして穴を埋めていきたい。線形代数がよくわかったかと言われれば、まだまだであろう。これは手始めにしかすぎない。もともとこの本を読み始めた意図は小著『四元吸の発見』の第6章のベクトル空間の公理とか性質とかをどう述べるかの参考にするためであった。
それについては結局まだ十分な答えをもっていない。いくつかの私なりの見解はもつに至っているが、まだまだまだ回答に達していないと思っている。なんでも道は長いものだ。