物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

今日も短歌の翻訳を紹介

2024-02-14 10:25:02 | 本と雑誌
今日も短歌の翻訳を紹介します。

西行といえば、歌人として現代にいたるも有名な方である。その西行の短歌ととして有名な

 願わくは 花の下にて 春死なむ
 そのきさらぎの 望月のころ   西行

である。

これの英訳は朝日新聞の2月11日号に出ていた。ピーター・マクミランさんの訳である。

 It is my wish that I may die
 around the same time
   as the Buddha passed away
   when the moon is full
   and under a cherry tree in full bloom.

ちょっと英訳が長くて、元の短歌の簡潔さを損ねているような気もするが、
それだけ訳のほうは意味がはっきりしている。

 around the time
   when the moon is full
   and under a cherry tree in full bloom.

でいいような気もするのだが、釈迦が入滅されたその同じときというのはちょっと西行さん、欲張りすぎの気味があるような気もするのだが。