昨夜、たまたまピアニストのブーニンが日本の4か所でピアノ・リサイタルを開いたという番組を見た。
彼は天才ピアニストと言われた人らしいが、なんらかの身体的病気でピアノが弾けなくなり、10年の空白期を超えて復活したらしかった。
今では日本に住んでおり、それも奥様は日本人であるらしい。わたしは番組を途中から見たので、10年の空白期についてはよくわからなかった。
よくわかったのは彼がドイツ語を話し、奥様もドイツ語を話すということだった。字幕がついていたのだが、私には彼の話すドイツ語がわかった。端正なきれいなドイツ語を話す人だった。
元ライバルのフランス人ピアニストが激励のために彼を訪問されてフランス語で話されているのも聞いた。こちらのフランス語も字幕もあったのだが、音声できいてもほぼ理解できた。
音楽はわからない。私はあまりピアノの音は好まないのだが、彼のピアノの音は耳障りではなかった。よい演奏だったのだろう。
私も片言のドイツ語を話すが、ドイツ語はあまり「いかした」言語だと思っていなかった。認識を改めるべきだろう。