これはグアムのスーパーの外に設置してあるミネラルウォーターの自動販売機です。
25セント硬貨(26~27円)を1個入れると1ガロンのミネラルウォーターが出てきます。空のペットボトルを持参して、水を詰めました。ペットボトル入りの価格は日本とあまり変わらないので、滞在中のお財布が助かりました。
ホテル内のショップで約2リットル入りのペットボトルを2本買い、空になったペットボトルを「バナナで編んだ買い物カゴ」に入れ、ホテルから歩いて1分のこの自販機に。
[ペットボトルの口に向けて勢いよく落ちてくる水]
25セントを左上の投入口に入れて、ボタンを押すと、すさまじい勢いで水が落ちてきます。このすさまじさに“アメリカ”を感じました(*^_^*)
1回失敗して25セントをムダにしましたが、慣れてからは、約2リットル入りペットボトル2本にしっかり水を充填できました。
[グアムのアパートメントハウス]
この自販機と棟続きのアパートには「ベトナム移民のタクシー運転手1家3人」といった豊かではない人が住んでいました。夫50歳、妻35歳、長男4歳。
彼はガソリン・食料の高騰で、持っているクルマをすべて売って、ベトナムに帰りたいそうです。「アメリカに27年間住んで疲れたよ」という彼ですが、午後9時に帰宅しているだけ、日本よりいい暮らしぶりなのではないかと感じました。
グアムの水道事情は「水道水は一応、飲めることになっているが、グアムの水は石灰質が多く、あまりおすすめできない」(地球の歩き方・グアム編)とのこと。この水の自販機があれば経済的にも相当助かりますよね。そしてもちろん地球温暖化(climate change)対策にもなります。
ペットボトルリサイクルより、空のペットボトルをそのまま再利用した方がいい。
日本にも食品スーパーに給水器がありますが、あれは重くてかさばるミネラルウォーターより、高い商品をたくさん買って欲しいという会社の考えもあるでしょう。
福田総理なり、小池元環境相といった人たちはこういった生活体験が不足している気がします。温暖化政策も経団連からの情報に基づいて作っている。ペットボトルリサイクルもクールビズも大量生産・大量消費が前提です。
サミットでの“高尚な議論”も、こういう生活の原点からヒントが出てくるはずなんです。福田総理は田舎暮らしの生活も縁故疎開だけだし、農業経験も皆無です。だから福田さんの話には説得力がなく、世界に通用しないんです。