高知県選出の民主党・新緑風会、広田一さんが27日の高知県連大会で民主党入党を宣言したそうです。広田一さんは来夏の参院選で改選を迎えます。
広田さんは1月26日、参院予算委の「2008年度第2次補正予算案(“定額給付金”補正)」の質疑に立ち、「政権交代を実現した政党だと私は思っておりまして、よって、それができるのは、私は、民主党でありますので、自分自身は民主党の党員ではありませんけれども・・・」と発言していて、隔靴掻痒な感じでした。いよいよ第173臨時国会からは民主党員として活動できるようです。
様々な人の利害が交錯する組織選挙の参院では、なかなか身の振り方が難しいのですが、ぜひ広田一さんの活躍を期待したいと思います。
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第22回参院選カテゴリーを始めます。公示日はまだ未定ですが、2010年7月ということは間違いないと思うので、それを前提にします。民主党内では来夏の参院選は勝てるという前提で語る人が多いように見受けられますが、何の根拠もありません。来年の改選議席は、2004年の第20回参院選で「岡田克也代表・藤井裕久幹事長」の下、民主党が結党以来初めて国政第一党に躍り出た選挙の改選です。これは忘れている人が多い。「小泉さんが安倍幹事長を幹事長代理に降格し、武部幹事長が就任したサプライズにつながった参院選」というと、「ああ、あれか」となる。その点、小泉さんはすごかったな、と思うけど、小泉劇場より私たちの選挙での判断の方がずっと大事です。
民主党にとっては初めて経験する「第一党の改選」ですから、「伸びしろ」の小さい厳しい選挙戦だと認識すべきだと思います。3人区では大阪を含めてすべて2人擁立、2人区でも強いところは2人擁立ということになりそうです。全県区の広い選挙区ですから、新人の浸透には時間がかかります。もう9ヶ月しかないのですから、年内には擁立し終えるくらいで県連は対応しないといけないと思います。
時事ドットコム:広田参院議員が民主入りへ
無所属の広田一参院議員(高知選挙区選出)は27日高知市内で開かれた民主党高知県連大会で、同党入りを表明した。その後、記者団に「新しい国づくりを進めるためには新政権を支える立場で頑張っていかなければいけない」と述べた。
広田氏は当選1回で、参院会派の「民主党・新緑風会」に所属。10月下旬にも召集される臨時国会の前に入党の手続きをしたいとしている。 (2009/09/27-16:50)