宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

第174通常国会がスタート

2010年01月18日 21時50分24秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導

[写真]第174通常国会の開会式で式辞を述べる横路孝弘衆議院議長

 第174通常国会が2010年1月18日(月)召集されました。午後1時から参院本会議場で開会式が開かれました。

 会派別勢力は次の通りです。

衆議院
(与党)
 「民主党・無所属クラブ」311
 「社民党・市民連合」   7
 「国民新党」        3
(野党)
 「自民党・改革クラブ」 119
 「公明党」         21
 「共産党」          9
 「みんなの党」       5
 「国守の会」        3
 無所属           2
[定数480、過半数241、3分の2数320]


参議院
(与党)
 「民主党・新緑風会、国民新・日本」 120
 「社民党・護憲連合」            5
(野党)
 「自民党・改革クラブ」          82
 「公明党」                 21
 「共産党」                  7
 無所属                   7
[定数242、実質過半数121=参院では議長は採決に加わらないので]


 ◇

 内閣は18日、平成21年度(2009年度)第2次補正予算案を国会に提出しました。麻生自民党内閣が組んだ予算を、民主党内閣が補正するもので、2・6兆円のムダづかい執行凍結(歳出の減額補正)を含むものです。緊急雇用対策など7兆2000億円の追加歳出(歳出の増額補正)がありますが、税収見積もりの下方修正(歳入の減額補正)もあるので、帳尻(歳出入の総額)はわずか846億円増えるだけ、という予算となっています。実は、このところ、バタバタしていましたので、補正予算書をまだ入手しておらず、詳しいことはまだ把握していません。

 ◇

 内閣は18日、石川知裕衆議院議員が政治資金規正法違反容疑で東京地検に逮捕、拘置されたことを横路孝弘衆議院議長に通知しました。何とも落ち着かない召集日で、僕は今国会はかなりゆっくりペースで見ることにします。

 ◇

 衆議院議長の式辞と天皇陛下のお言葉は次の通りです。(衆議院ホームページhttp://www.shugiin.go.jp/itdb_annai.nsf/html/statics/kaikaishiki174.htmlから)

衆議院議長は、次の式辞を述べました。

 天皇陛下の御臨席を仰ぎ、第百七十四回国会の開会式を行うにあたり、衆議院及び参議院を代表して、式辞を申し述べます。
 今日、わが国をめぐる内外の諸情勢はまことにきびしく、緊急に解決すべき幾多の重要問題があります。
 このときにあたり、われわれは、わが国をとりまく現状を深く認識し、内政、外交の各般にわたり、必要な施策を強力に推進し、もって国民生活の安定向上を図るとともに、諸外国との相互理解と協力を一層深め、世界の平和と繁栄に寄与していかなければなりません。
 本年は、わが国の議会開設百二十周年の記念すべき年にあたります。この際、われわれは先人の築いてきた議会政治の足跡をあらためて顧みるとともに、議会制民主主義の更なる発展のため、たゆみない努力を払わなければなりません。
 ここに、開会式にあたり、われわれに課せられた重大な使命にかんがみ、日本国憲法に基づき、おのおの最善をつくしてその任務を遂行し、もって国民の信託にこたえようとするものであります。

次に、天皇陛下から次のおことばを賜りました。
 本日、第百七十四回国会の開会式に臨み、全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私の深く喜びとするところであります。
 国会が、永年にわたり、国民生活の安定と向上、世界の平和と繁栄のため、たゆみない努力を続けていることを、うれしく思います。
 ここに、国会が、国権の最高機関として、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、その使命を十分に果たし、国民の信託にこたえることを切に希望します。

ていねいに読んでください。

2010年01月18日 00時28分40秒 | その他

 このブログのコメント欄の常連さんから、「東京人の我々が小沢さんのような粘り強い東北人を相手にするとこっちの人格が悪くなりますよ。関わるとロクなことありません」とのメールをいただきました。以前、私が講師を務めた勉強会に駆けつけて下さったことがあり、帰りの電車の中でいろいろ政談をかわした仲。同郷の先輩からのありがたいご助言だと思う。

 きょう(2010年1月18日)から、第174通常国会が始まり、延長があろうがなかろうが、いずれにしろ夏の第22回参院選までは国会が続きます。

 私も何とも落ち着かないし、世の中が乱れているのを感じる。

 小沢さんの件は、メドが立ったように感じるので、このカテゴリー「No More 小沢の声を挙げよう」はいったんこれで止めにしたいと思います。