民主党が守り、自民党が攻めるという初めての構図となった第22回参議院議員通常選挙がきょう2010年6月24日(木)、天皇陛下から公示されました。
投票は、あす25日(金)から7月11日(日)午後8時まで。=自治体により違いあり。
11日(日)夜に大勢が判明しますが、参院選は選挙制度が複雑なため、当選者121人が確定するのは、12日早朝になるでしょう。
任期は2016年7月までの6年間。
選挙区には251人、比例代表は187人の合計438人が立候補しました。倍率は3・61倍というかなりの激戦になっています。
さて、参院選というと、組織の力を見せつける選挙です。組織というと、利益団体、労働組合、宗教団体があります。が、私は、まずは「県連(政党の地方組織)」という組織がヘッドクォーターとして闘うのが参院選の選挙区選挙だ、と私は認識しています。
きょうはとある県で民主党、自民党、みんなの党の街頭演説会や出陣式、事務所のようすを見てきましたが、民主党に関して、思うところがありました。それについては、今夜はもう疲れましたし、その県連特有のことかもしれませんので、あす以降、稿を改めたいと思います。
私は今回の参院選では、民主党・菅政権の安定した継続を臨むと同時に、「そもそも参院選のしくみはこれでいいのか?」「参院は必要なのか?」ということを考える機会になってほしいと思います。
とはいえ、あくまでも現行ルールで、ゲーム開始のホイッスルが吹かれてしまったのですから、まずは能力のある人材を押し上げるという姿勢が必要だと思います。現職候補者と新人候補者の場合は、これは既に当選回数分評価されている現職候補者の方が有為な人材であることが多いように、もちろん一概には言えませんが、各選挙区の立候補者一覧表を見ていて感じました。