第22回参議院通常選挙を受けて、国会法第2条の3に基づき7月30日召集された、第175臨時国会は8月6日、閉会しました。
原爆投下から、65年。
NHKの原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(平和祈念式)の中継にあわせて、私も黙祷を捧げました。
今年の式には、米国の代表として、ジョン・ルース駐日大使が初めて参列し、潘基文・国連事務総長、核保有国の英国、フランスの臨時代理大使、そしてロシア政府の代表者も出席しました。
菅直人首相、岡田克也外相も出席しました。6日付朝日新聞1面の報道では、外務省によると、外務大臣が祈念式に参加するのは65年目にして初めて。ちょっと遅かったかな。
岡田さんはマグサイサイ賞に輝いた秋葉忠利・広島市長とは党派は違えど、第39回衆院選初当選(岡田世代)で、岡田さんも非核政策をライフワークの一つにしてきました。オバマ大統領が2009年4月にチェコのプラハで、「核なき世界」を表明してから、世界の風が変わってきたようです。「持つ者と持たざる者」。核を持つ者、国連の常任理事国5カ国(P5)はすべて核保有国ですが、核による均衡のためには巨額の費用が必要です。これからは、核を減らしていって、いずれは核を廃絶する。拡散防止ではない、廃絶する。そうやって、時間をかけて、ともに、新しい国際秩序を作っていく。話し合い、人間の叡智がカギとなります。
過去を振り返ることで、前に進む。プラハ演説が「触媒」となり、世界の流れが変わりつつあります。NPT(核拡散防止条約)の核保有5大国であり、同時に国連で拒否権を持つP5である国の中で、4つの国の代表が、2010年8月6日、ヒロシマに集まりました。来年は、中華人民共和国の代表者も歓迎したい、と思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/e9/182ab866d51000daab521d0922f1ed83.jpg)
[画像]『風が吹くとき』のDVDのジャケット=amazonから。
『風が吹くとき』というアニメーション映画を見たことがあります。いつ見たかはおぼろげで、1986年製作ですから、おそらく学校の視聴覚教室の16ミリで見た
んだと思います。うちの学校はこういう良い映画をたくさん見せてくれました。近所の古本屋で、映画のプログラム(パンフレット)を見つけて、それは押し入れにしまってありますから、強烈な印象を受けた映画です。また見たかったんですが、なかなかチャンスがありませんでした。
日本語版の吹き替えは、森繁久彌さんと加藤治子さんで、NHKの「日曜名作座」の2人です。2人の声ですから、日本人の耳当たりとしては、日常の光景。その日常の光景が、「風が吹くとき」、突然に終わる、というストーリーだったのではないかと記憶しています。
8月のケーブルTV番組表を改めていたら、8月15日(日)の午後9時からと、8月29日(日)の午前11時からの2回、「アニマックス」で放送するというので見てみようと思っています。調べたら、昨年に再び世に出ているようで、レンタルもあるようです。
20世紀は物理学の世紀でした。21世紀になって、「物理の風」もう一度、吹く前に、人間の叡智の風が吹き始めました。
正直、ここ数年、私は平和祈念式の中継とともに黙祷する習慣を失いつつあったんですが、朝刊に岡田さんが出席すると知り、テレビを付けました。ねばり強く積み重ねてきたみなさんの努力に感謝しながら、黙祷しました。平和の鐘の音に染み入る蝉の声が一人の日本人として、その「灼熱」を惹起させました。
来年からも、こうしようと思いました。
NHKの原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(平和祈念式)の中継にあわせて、私も黙祷を捧げました。
今年の式には、米国の代表として、ジョン・ルース駐日大使が初めて参列し、潘基文・国連事務総長、核保有国の英国、フランスの臨時代理大使、そしてロシア政府の代表者も出席しました。
菅直人首相、岡田克也外相も出席しました。6日付朝日新聞1面の報道では、外務省によると、外務大臣が祈念式に参加するのは65年目にして初めて。ちょっと遅かったかな。
岡田さんはマグサイサイ賞に輝いた秋葉忠利・広島市長とは党派は違えど、第39回衆院選初当選(岡田世代)で、岡田さんも非核政策をライフワークの一つにしてきました。オバマ大統領が2009年4月にチェコのプラハで、「核なき世界」を表明してから、世界の風が変わってきたようです。「持つ者と持たざる者」。核を持つ者、国連の常任理事国5カ国(P5)はすべて核保有国ですが、核による均衡のためには巨額の費用が必要です。これからは、核を減らしていって、いずれは核を廃絶する。拡散防止ではない、廃絶する。そうやって、時間をかけて、ともに、新しい国際秩序を作っていく。話し合い、人間の叡智がカギとなります。
過去を振り返ることで、前に進む。プラハ演説が「触媒」となり、世界の流れが変わりつつあります。NPT(核拡散防止条約)の核保有5大国であり、同時に国連で拒否権を持つP5である国の中で、4つの国の代表が、2010年8月6日、ヒロシマに集まりました。来年は、中華人民共和国の代表者も歓迎したい、と思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/e9/182ab866d51000daab521d0922f1ed83.jpg)
[画像]『風が吹くとき』のDVDのジャケット=amazonから。
『風が吹くとき』というアニメーション映画を見たことがあります。いつ見たかはおぼろげで、1986年製作ですから、おそらく学校の視聴覚教室の16ミリで見た
んだと思います。うちの学校はこういう良い映画をたくさん見せてくれました。近所の古本屋で、映画のプログラム(パンフレット)を見つけて、それは押し入れにしまってありますから、強烈な印象を受けた映画です。また見たかったんですが、なかなかチャンスがありませんでした。
日本語版の吹き替えは、森繁久彌さんと加藤治子さんで、NHKの「日曜名作座」の2人です。2人の声ですから、日本人の耳当たりとしては、日常の光景。その日常の光景が、「風が吹くとき」、突然に終わる、というストーリーだったのではないかと記憶しています。
8月のケーブルTV番組表を改めていたら、8月15日(日)の午後9時からと、8月29日(日)の午前11時からの2回、「アニマックス」で放送するというので見てみようと思っています。調べたら、昨年に再び世に出ているようで、レンタルもあるようです。
20世紀は物理学の世紀でした。21世紀になって、「物理の風」もう一度、吹く前に、人間の叡智の風が吹き始めました。
正直、ここ数年、私は平和祈念式の中継とともに黙祷する習慣を失いつつあったんですが、朝刊に岡田さんが出席すると知り、テレビを付けました。ねばり強く積み重ねてきたみなさんの努力に感謝しながら、黙祷しました。平和の鐘の音に染み入る蝉の声が一人の日本人として、その「灼熱」を惹起させました。
来年からも、こうしようと思いました。