宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

菅総理の下で、復旧、そして、しっかりと日本の復興をしていきましょう。

2011年03月11日 23時56分09秒 | 第177常会(2011年1月)大震災・3党合意

 2011年3月11日(3・11)の午後2時46分、「平成23年東北地方太平洋沖地震」が起きました。私の両親によると、東京に出てからの半世紀でもっとも大きな揺れであり、私も生まれて最大かつ最長かつ最多の横揺れと余震を感じました。

 さいわい、書棚から大量に本が崩れましたが、怪我もなく、不自由もなく、親類すべての安全が連絡がとれました。

 しかし、仙台空港や、宮城県の畑を津波が襲う空撮映像や、岩手県大船渡市の集落が津波に襲われた後の映像には言葉を失うばかりです。以前、出張で大船渡市に行ったことがありますが、あのとき、ホテルの按摩をしていた、目が不自由でいらっしゃるおそらく80歳代のおばあさん、「市町村合併は偉い人だけで決めちゃって、私なんか何にも知らない」とおっしゃっていたおばあちゃんは、今はどうされているのか、思いを馳せました。

 なお、東京城北地区の方は、夕方にスーパーマーケットに行きましたが、人が若干少ないこと以外は、いつもと変わらない風景でした。食料品も十分にありました。ただ、「岩手牛乳」を買い物カゴに入れるときに、この先もずっと流通され続けるのかどうかについての懸念を持ちました。

 幹線道路を、埼玉方面へ歩いて帰宅するみなさんの光景は、これは初めてでした。しかし、クルマもある程度通っていますし、また、バスは満員でしたが、通っていて、花火大会のときに比べれば、まだ余裕があるという風情でした。

 ただ、防災無線で「東京電力の電気供給が減る見通しなので節電を」という趣旨の呼びかけがあり、原子炉に関するニュースもあり、先行きの不透明感を感じます。

 また、報道機関の性質上、「数百人」ということになっていますが、あくまでも私が見る限りでは、犠牲になった方々の数は、千人を大きく超えることになるのではないか、とあくまでも推測ですが、考えています。

 関東大震災の後は、後藤新平という政治家が巨力なリーダーシップで、復興計画、都市計画、グランドデザインを作り上げました。まずは救命、救助、復旧です。その後に、わが国をみんなの力で復興していきましょう。数年かかると思います。 今年度予算の予備費は1兆円で、もう残り1ヶ月を切りましたので、復旧にも、復興にもとても足りませんから、平成22年度第2次補正予算が組まれ、成立する見通しです。参院に行っている、平成23年度本予算も政治休戦の後、成立する見通しです。また、予算関連法案のうち、衆院で審議時間を十分に確保している地方交付税法改正案、例年の5分の1程度とはいえ、各党の質疑が一巡している「赤字国債発行臨時特例法案」も可決、成立すると思われます。

 オーストラリア在住のベトナム人の方から「東京にいる家族が心配だ」、アメリカ西海岸の方から「友人の母が、東京の米軍基地で働いているので心配だ」というご連絡をいただきました。いまや、私たちは日本一国だけではありません。

 その前に、まずは情報収集、救助、救援、復旧作業です。

 菅直人首相の下にひとつになって、復興のグランドデザインをしっかりつくって、数年かけて日本をしっかりとつくりなおしていきましょう。

死者は数百人か、不明者も多数 - goo ニュース

 11日午後2時46分、三陸沖を震源とする国内観測史上最大の巨大地震が発生、北日本から関東にかけ強い揺れと最大10メートルと見られる津波が襲い、大火災も発生、人口約110万人の岩手、宮城両県太平洋岸の三陸各地や、福島県で壊滅状態の地区が続出、少なくとも死者数百人、行方不明者多数の甚大な被害が出ている。

 気象庁によると、この地震で宮城県栗原市で震度7、仙台市など宮城県各地、福島、茨城、栃木各県で震度6強を記録した。震源の深さは約10キロ・メートル、マグニチュードは8・8。その後も震度6弱から5強の地震が続いており、三陸沖から茨城県沖の四つ以上の震源域が連動、岩盤を広範囲に破壊したと見られる。警察庁によると、この東日本巨大地震で、午後10時現在、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉、東京、神奈川で死者71人を確認、負傷者、行方不明者は多数。

 仙台市では海岸線から約2キロの地点まで津波が達し、ビル、家屋や車が多数流された。宮城県警によると、同市若林区で溺死と見られる遺体200~300人が発見された。宮城県気仙沼市では津波とともに大火災が発生、石巻市沖では約100人が乗った船が流された。

 岩手県釜石市、大船渡市なども津波により家屋数百戸や多数の車が流され、同県山田町で死者多数との情報があり、大船渡市末崎町の細浦地区は全体が津波に流され壊滅状態という。福島県相馬市の海岸線でも土砂崩れが相次ぎ、同県で少なくとも数十人が生き埋めになっている。宮城、茨城、千葉県市原市などでは石油コンビナートで火災が発生、タンクなどの爆発も起きた。


東北地方太平洋沖地震 My family is safe.

2011年03月11日 15時12分43秒 | その他

私の家族は大丈夫です。東京も生まれて最大の揺れでした。本は崩れました。水を確保しました。余震を警戒しています。篠ノ井も安全を確認しました。菅直人総理の下、復旧と日本の復興に力を合わせて行きましょう。日本は何度も震災を乗り越えてきました。必ず復興できます!


プレ統一地方選・名古屋市議選で、二大政党は堅調、公明党「全勝」危うし 日本共産党が歴史的惨敗の可能性 

2011年03月11日 08時18分18秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

 プレ統一地方選(統一自治体選挙)となった、あさって投票の名古屋市議会議員選挙で、日本共産党が地滑り的敗北を喫する可能性が高いことが、報道機関の世論調査と取材に基づく情勢分析による獲得議席予想数から明らかになりました。調査日と期日前投票の出口投票が含まれているかどうかは不明ですが、東海地方を代表する報道機関の調査で、かつ中選挙区制なので、有為性は高いと思われます。
当ブログは生データを入手していますが、公職選挙法の規定上、生データは「選挙賭博の防止」などの観点から出せません。

 第一会派に政治団体「減税日本」が躍進するのは確実。二大政党(自民党、民主党)の総議席数は、減税日本を大きく上回る見込み。二大政党内では自民党が民主党を2議席程度上回りそうな分析ですが、両党のどちらが第2会派になるかは極めて微妙。ただし、民主党には、最後の詰めが甘い候補者・スタッフが多いので失速する可能性はあります。

 「地方議会議員選挙は全勝」が基本の公明党。元々、改選議席より2人少ない12候補の擁立ですが、1議席を落とす可能性が出てきました。この「アブナイ1議席」が千種区の候補者なのか、複数擁立の中川区の女性候補なのか、男性候補なのかは不明。これを受けて、山口那津男代表は、10日名古屋市の千種区・中川区・中村区・名東区各地での街頭演説で、「無責任な約束をして政権交代し、結局、何一つ満足に実現できない。政権交代には意味がなかった。政権を返せと言いたい。元を作ったのは普天間基地問題で発言を二転三転させた鳩山由紀夫前首相ら民主党だ」とし、民主党主流派(菅・岡田・前原グループ)ではなく、民主党非主流派(小沢一郎・鳩山由紀夫グループ)を攻撃しました。この背景には、小沢グループと連携する大村秀章・愛知県知事と公明党の選挙協力が功を奏していない可能性があるのではないか、と推測します。公明党が全勝できなかった場合、統一地方選への影響は大きく、国会議員団の「闘う野党路線」の変更の可能性があり得ます。

 日本共産党の議席減は確実で、しかも中選挙区ゆえ、「半減」などの地滑り的大惨敗の可能性がでてきました。同党は組織の高齢化が進んでおり、地域政党としては歴史的転換点(ターニング・ポイント)になる可能性があります。

 みんなの党は当然議席は増えるわけですが、極めて伸び悩むもよう。

 当ブログは、名古屋のお家の事情は分かりませんし、地域のことは地域住民がきめるべきだとの基本原理でやっていますが、「減税日本」と「公明党」を足しても過半数には届かない見通しで、「みんなの党」を足しても、ギリギリ過半数に届くかどうか極めて微妙な情勢。いきなり議長選挙からして混沌とした状況が続くのかもしれません。

 河村たかしさん率いる「減税日本」と二大政党(自民党、民主党)との争いの中に、諸政党が埋没する構図となっていることをうかがい知ることができます。「減税日本」は過半数に遠く及ばない情勢で、最終的には、現職市議会議員の人生としては、二大政党公認候補の粘り勝ちといったケースが多くみられる結果となりそうな気配が、情勢分析からはみてとれます。

 小選挙区である2月6日の名古屋市長選・愛知県知事選では、河村劇場に二大政党は撃沈しましたが、今度は河村劇場のおかげで、中選挙区で二大政党は堅調という結果となる可能性が高い、と現時点では予想されます。選挙は、ルール・オブ・ザ・ゲームをしっかりと把握して、上手い構図を描いた者が勝利します。それを当たり前のことと受け止めて、開票後になってから、制度への不満を言うような人ははじめから立候補も投票もすべきではない、と私は考えています。

 残り2日間の選挙運動と、当日投票で、選挙結果は大きく変わる可能性があります。

 また、プレ統一地方選の結果を受けて引き締まり、統一地方選の結果は反対になる可能性もあります。


菅総理、給料とボーナスを自主返納へ「法務局に供託」を検討 横浜・中区本牧の男性からの政治献金で

2011年03月11日 06時29分06秒 | 第177常会(2011年1月)大震災・3党合意

 菅直人首相は11日早朝、政治献金を受けていた横浜市中区本牧の男性が外国人(韓国籍)である可能性が高いことから、道義的な責任をとり、総理大臣としての歳費と賞与を当面受け取らない方針を固めた模様です。首相の給与は三権分立の観点から、最高裁判所長官と同額となっており、歳費と賞与を当面の措置として、法務局に供託する方法などを内閣法制局などに指示することにしているようです。

 私は横浜市中区に3年半、勤務した経験があります。青江美奈さんの歌で有名になった辺りでは、一歩路地に入ると、コリアン・ストリートのたたずまいでした。新聞記者は夕刊のシメキリの関係などで、午後の1時半ごろに昼食をとることが多いのですが、私も冷麺屋に入ったことがあります。入ると、サングラスをした客同士が「夕べはバカラで儲かったな・・・あっこの話は後にしようか」と話していました。私はそこで、「くず冷麺」というのを注文しました。壁には「2000円」と書いてありました。それは1999年ごろの話で、今思うと、ずいぶん豪勢な昼食だったと思います。韓国料理屋ですから、冷麺をテーブルに持ってきてから、ハサミで切ってくれました。とても美味でした。完食し、精算するときに、店員から「1300円です」と言われました。私は「アレ?」と思いましたが、店員があまり日本語が達者でないように見受けられたし、第一、安い値段を言われたわけで、そのまま1300円を払って、通りに出ました。数十秒後、私はハングル(韓国語)で何か大声で叫ぶ女性に背後から猛スピードで走って追いかけられる経験をしました。見当はついたので、店に戻ると、その店員の言葉を、さっきからいたサングラスの客が通訳してくれ、差額を払いました。だから、どうということはないのですが、この横浜市中区の男性の名前は、おそらく通名とはいえ、韓国・朝鮮にゆかりのある人物であるように、私には思えます。ただ、フツーに事務処理をしていくスタッフには、なかなかその辺の感覚はないと思います。

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 民主党は11日午後12時15分から両院議員総会を開き、党規約8条にもとづき、菅直人代表が指名した常任幹事会議長を了承します。常幹議長には、岡田幹事長の側近で、支持団体の不祥事の関係で入閣懸念がある、鉢呂吉雄・前国対委員長が就任するものとみられます。