【参議院予算委員会 平成29年2017年3月6日(月)】
28年ぶりの自民党衆参単独過半数で迎えた本予算審議。平成29年度予算案は6日目。きょうは集中審議1日目。タイトルは「財政・内外の諸情勢について」でした。場合によってはこの1回だけになりそうなタイトルです。
午後6時過ぎ、山本一太委員長が、「会計検査院に対して、議長を通じて、学校法人森友学園に対する検査を要求する」ことを発議し、全会一致で了承を得ました。
別エントリーで既報(
安倍首相が予算委途中でNSCへ、参自民党との連携不足露呈、民進党福山理事「私が理事会で提案したのに」【追記有】
)の通り、
午前10時25分前後から午前11時10分頃まで休憩しました。福山哲郎・筆頭理事が理事会で提案していたようで、参議院自民党の二之湯理事らが成立を急いでいて、官邸自民党との連絡が不十分だったようです。
福山理事の後に、蓮舫代表が登場しましたが、これはあたかも一般議員のような感じでした。19年前、第2次民主党結党時は、菅直人代表が予算委員会の先頭に立っていました。2度目以降の登場で、月曜日の朝に集中審議に立ち、前週末にはあまり知られていなかったので、野党記者クラブに出勤してくる各社キャップがテレビを見て、あれ?という表情を見せながらも、動揺をさとられないようにしてデスクに座る姿が印象的でした。それから、10年後に政権交代をしたので、最大野党党首(ネクスト首相)は、やはり国会を通じてアピールするのが得策だ、と現在まで考えています。
ただ、蓮舫さんは、財務局が森友に対して、瑕疵担保免責特約をはかっており、不法行為責任が無いと思われる点について、首相から「分かっているんですか?」と畳みかけられ、きょうを通じて森友問題で新しい材料は無かったように感じました。質疑後に会計検査院への検査要求がありましたので、検査院の結果待ちへとスケジュール感が移行していく気配があります。
【衆議院情報監視審査会 平成29年2017年3月6日(月)】
国会議事堂内の衆議院の建物にある、シールドルーム(情報監視審査室)で開かれました。
あすの衆議院本会議は、「雇用保険法改正案」(193閣法3号)の趣旨説明と代表質問が日程となっており、一般法案の審査が始まります。
このエントリーの本文記事は以上です。
(C)2017年、宮崎信行。
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