【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

1年前の記事、TPP審議で「西川本」をめぐり空転したのはまだ1年前、世界の歴史のスピードが速くなってきているような感じがします

2017年04月08日 18時54分06秒 | その他
 
消えた「TPPの真実」6時間空転【4月8日(金)】
[画像]衆TPP特別委で筋を通す、民進党の近藤洋介・同委筆頭理事、2016年4月8日、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。【平成28年2016年4月8日(金)衆議院......
 

 


「新派閥」「離党」慶應義塾高等学校卒業生の民進党議員の春、ルサンチマン民進党に迫りくる冬、政権交代可能な二大政党政治の危機

2017年04月08日 18時40分15秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

 慶應義塾高等学校卒業生の、民進党元防衛副大臣は、週明けの平成29年2017年4月10日(月)に離党記者会見をすることを、メールマガジンで発表しました。同校卒業生のもう一人の民進党元内閣官房副長官は今週自らの派閥を結成しており、それぞれの春を迎えました。

 裕福な家庭の男子だけが通う、学校法人慶應義塾の、慶應義塾高等学校。国会議員を717名のうち、同校卒業生25名(男性のみ)を出しており、断然トップ。2位の創価高校の12人、全体3位(国立1位)の筑波大学付属駒場高等学校、全体8位(県立1位の)香川県立高松高校、福岡県立修猷館高校の各々5名をはるかにしのいでいます。

 慶應高校卒業25名の党派は、自民党が福田達夫衆議院議員ら20名(統一会派の渡辺美知太郎参議院議員含む)です。与党・公明党が西田実仁参議院議員、無所属が松沢成文参議院議員で、民進党は3名で、上述衆議院議員2名と、大野元裕参議院議員となっています。

 上述の2代議士は、秘書として仕えたのは同校先輩の自民党幹部、もう一人は、祖父、父が自民党幹部でした。

 民進党。政権転落以後の、4年5カ月の好景気で、ついにバブル期を越え、陸運大手のヤマト運輸は顧客に対して値上げか受け入れ拒否の選択肢をつきつけています。この間の民進党は「名目賃金より実質賃金」「年率換算しないGDPでは民進党政権の方が上」「希望すれば誰でも大学にいける社会」「未来への投資は人への投資」「格差の解消無くして経済成長無し」「即時償却税制は過激な税制」などとお花畑経済学を恥ずかしげもなく続けてきました。

 時代から、半歩から一歩弱遅れ始めた民進党。

 階級が上の者に対する恨み、ルサンチマンを発散しつつある、民進党が「ころせころせ」と叫びながら、富裕層出身の名望家議員をこれ以上いじめることがないようにのぞみます。 

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