【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

空転7日目に入るも、参議院予算委員会公聴会開かる、中原のり子・東京過労死を考える家族の会代表は官報特別号外を見て申し出て公述、そのチャンスの割合は50%の日本デモクラシー

2018年03月13日 17時16分23秒 | 第196回通常国会(2018年1月召集)働き方 カジノ

[画像]先週の、官報特別号外5号、宮崎信行がスクリーンショット。

【参議院予算委員会公聴会 平成30年2018年3月13日(火)】

 国会空転は7日目となりました。

 中央公聴会は、先週8日に全会一致で決まっており、その日のうちに官報特別号外に掲載されました。これにもとづいて、公述人が集まっていますので、当然、そのまま行われました。ちなみに、本当に官報特別号外を見てから公述に来ている人がいるのか疑問に思って取材しました。そうしたら、合計2名が申し出たそうです。そして、その中の1名、中原のり子さん。きょう、「東京過労死を考える家族の会代表」の肩書で公述しました。中原さんを含めて、合計6名が公述しました。ですから、官報特別号外を見て、参議院に手紙を書いて、国会で意見を述べて議員と質疑できる確率は50%だ、ということになります。前日に「官庁の中の官庁の財務省が改竄で信じられない」という元権力者たちの声があふれながら、私は若干の違和感を持ちつつありました。50%の割合で、官報特別号外を見て参議院に手紙を書いて公述できたことを知って、私も取材していて、なにか、特別な感情を覚えました。

 このような経緯もあり、野党が欠席のまま、公聴会は開催されました。

 「平成30年度予算案」の審議はまだ6日目です。6名の公述人が、「経済・働き方」「外交・日米安保」「情報公開・公文書管理」の3テーマに分かれて、話して、質疑を受けました。

【衆議院 同日】

 空転は7日目に入りました。

このエントリーの本文記事は以上です。

(C)2018年、宮崎信行。

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森友公文書改竄で岡田克也さん「中途半端な対応は許されず新しい提案が政府与党から出されない限り国会を動かすべきではない」

2018年03月13日 16時58分25秒 | 第196回通常国会(2018年1月召集)働き方 カジノ

[写真]岡田克也さん、2018年3月13日、民進党本部、筆者・宮崎信行撮影。

 前日、財務省が公文書を改竄して国会に示したことを認めた調査報告をしたことについて、岡田克也さんは「新しい提案が政府与党から出されない限り国会を動かすべできない」とし、佐川宣寿・元理財局長の証人喚問などを求めました。

 岡田さんは、衆議院では野党第3会派の「無所属の会」、参議院では最大野党の「民進党・無所属の会」の大多数の議員が属する組織「民進党」の常任顧問で、定例の記者会見を、きょう、平成30年2018年3月13日(火)開きました。

 なお、上の写真は、過去の資料写真ではないかと思うかもしれませんが、2時間ほどまでに撮影した、きょうの岡田代表のようすです。

 岡田さんは「民主主義に対する根幹がゆれており、立法府対行政府の話だ。自公の議員にも危機感を共有してほしい」「財務省も役所の中の役所と言われている役所なので、事務方も本当のことを言ってほしい」と語りました。

 記者会見に出席した私・宮崎信行は、報告書を読んで、ゆうべからけさにかけて感想が変わった点を、叱られるんじゃないかと思いながら、聞きました。


[写真]記者会見に出席した宮崎信行、2018年3月13日、同人撮影。

 私は「改竄は言語道断だが、付け加えは少なく、実際には削除されたものばかりで、ならば、初めから黒塗りの公文書を公表すればよかったのではないか。佐川さんは情報公開・公文書管理・個人情報保護法への理解が不足していたのではないか。防衛省はよく野党に情報が漏れるが、防衛省の大臣官房などが開示する文書は、一ページすべて黒塗りの場合もある。初めから黒塗りにすればよかったのに、理解不足で、改竄などという余計なものをしてしまったのではないか」。

 こういう趣旨のことを聞きました。岡田さんもそういう感触はあったようです。

 岡田さんは「中途半端な対応は許されない。今回は、検察の方がコピーを出してもいいといったことで、時間の問題となり公開したのではないか。検察の話がなければ、闇の中に終わった話かもしれない」と語りました。

 岡田さんは「クビをとるのが目的ではない」と語り、内閣総辞職と息巻く、他の野党6党幹部とは一線を画しました。

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