宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

参議院決算委員会開かる 

2019年04月15日 16時08分11秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

 人生の敗者復活戦、第19回統一地方選後半戦がスタート。すべて大選挙区ですから、分かりやすい制度。倍率も1・9倍と高水準で、女性の立候補者は過去最多のようです。私は挨拶すべき現職は昨日までに激励に行けましたから、すっきりしています。前半戦では大・中・小選挙区が混在する県議会で無投票が続出。もはや「現職貴族」の県議会の存否そのものを国や国民が判断すべき時期が近づきつつあります。

【官報 平成31年2019年4月15日(月)】

 内閣法制局の人事がありました。まず、法制局のナンバー2は、局次長ではなく、法制次長と呼びますが、こういうのも、権威主義であり、機能的でなく、最後は官僚自らの首を絞めかねないので、なるべくシンプルな設置法をこころがけるべきです。そのうえで、近藤正春・内閣法制次長の定年延長をさらに延長する人事が出ました。現在の横畠長官は、1951年生まれの67歳。近藤次長は、1956年生まれの63歳で、昭和53年通産省入省、法制局では第一部長も経験しているということで、近藤氏が次期長官の有力候補のようです。また、調べていて知ったのですが、長官秘書を、早大大学院法学修了後に、平成9年に内閣法制局に採用された職員がつとめているようです。法制局新卒採用はいないと思っていたのですが、いるようです。

【参議院決算委員会】

 「平成29年度決算」の省庁別審査2回目。内閣府、文部科学省。

 夏以降の去就が不明な議員も登場しました。

 自民党岡山選挙区(今夏は非改選)の小野田紀美さんは「途上国からの国費留学生はめっちゃ応援したい」としました。

 小野田さんは4年前の今ごろ区議選で、A1丁目、A2丁目、B1丁目、B2丁目、B3丁目からできる地区を地盤にしており、4年前に駅頭で、私が「(私は民主党だけど)、3丁目党、(投票しないけど、運動・活動を)がんばって」と声をかけたら、「え、3丁目なんですか?私も3丁目なんですよ」と返されました。私は小野田さんと面識があるという認識でしたし、そもそも分かっているから「3丁目党」などという言い方をしていたのですが。いつも一人で駅頭でがんばっていた小野田さんが、人生の敗者復活戦統一地方選で2回当選し、それを機に、岡山県に転じて、参議院議員になって、がんばっていただきたいと思います。皮肉ではありません。多くの有権者は、政治家の身をもっと案じて行動すべきです。

 きょうの省庁別審査は、内閣府と文科省でしたが、留学生の関係で、法務省出入国在留管理庁がたびたび答弁しました。佐々木聖子初代長官が直接答弁しました。予算定員俸給額表によると、同庁は、長官1人、次長1人、部長2人、審議官2人、地方の出先の局長3人が指定職となっています。この陣容ですとやはり、長官が答弁することになるでしょう。ちなみに、次長の発音は「ジ↓チョー↑」と、第二音節にアクセントを置く発音になっているだろうと思います。どうでもいい話です。

【衆議院 同日】

 ありません。

 月曜日ですが、議院運営員会理事会も無いようです。

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