春の統一国政補選は、維新とオール沖縄が勝利で、与党・自民党は2敗。人生の敗者復活戦第19回統一地方選後半戦では、自民微増、共産減少、女性微増で過去最多、そして、永田町の予想通り、幸福実現党とNHKから国民を守る党(N国)が躍進しました。一方、個人的に親しい現職が落選。私は、国民民主党を「現職倶楽部」「現職が現状維持を目指す党」ととらえていますが、自家撞着ですが、その現職は謙虚なのに、国民公認ということで、連合も何もせず、末脚が弱かったか。
うれしいこともありました。無頼系独立候補の「マック赤坂」さん。このブログの2007年8月で書きましたが、このときは、大手政治部出身の傲慢さのため、カメラを持っておらず、文章だけ。6年前はカメラを持っていました。参議院議員の初登院議員一人一人に、「俺の方が税金払ってるぞ!」とマックさんは声をかけていました。
[写真]参議院議員に、「俺の方が税金払ってるぞ」と声をかける、マック赤坂さん、6年前、2013年8月、宮崎信行撮影。
なお、マックさんは、渡辺美樹さん(今夏引退表明)にだけは、俺の方が税金払ってるとは言わずに逆に握手していました。大沼みずほさんには、「お、若いな」と驚いていて、税金の話はしませんでした。
そのマックさんが、港区議に当選。港区は人口1人あたりの(区側から見た)住民税収だけで年29万円を超えるようですから、単独事業(国・都の支出が無い区財源での事業)一つぐらい提案してみたら面白いかもしれません。
【参議院議院運営委員会 平成31年2019年4月22日(月)】
歳費削減に野党が反対して、とりやめ。
第19回統一地方選で誕生した、立憲新人の若い仲間が歳費をしっかり活用しながら、衆院選、参院選での政権交代に向けた「革命工作資金」にしていただきたいところですが、現職倶楽部の参議院議員が歳費月8万円程度で大騒ぎとはあわれ。とくにこういうことは任期切れ近くではやってはいけないことは、首長・地方議員などでも明らか。前半生はどんだけ貧乏だったんでしょう。私なんかはもう、モルモットでも見るような感覚ですけどね。
余計なお世話ですが、48か月間の歳費・期末手当の多さに身震いする新人の人は、固定費で月ぎめである、新聞を複数定期購読しておくと、レイニーデイズが来ても、新聞を少し解約すれば、月2万円程度の余裕のお金が出てきます。不安だからと貯金ばかりすると、不安が積もるだけですから、月ぎめ新聞を多く契約してみるということも検討してみてください。
【参議院決算委員会 同日】
「平成29年度決算」の省庁別審査。法務省、国土交通省、裁判所。
まず、歳費削減は憲法49条など違反ではないかとの質疑もありましたが、参議院法制局などは、違憲だとはしませんでした。
裁判所の判決文で、一部意見や反対意見が区切られておらず、最も読みにくい公文書と言われているとの指摘がありました。最高裁事務総局で検討してほしいと、私も思います。
法務省では、出入国在留管理庁長官が答弁する場面がありました。所有者不明土地、地籍調査、成年後見人などの問題が多く、いまや国交省よりも、法務省の方に、国会の関心が集まっていることを如実に感じました。私も個人的に法務省マターのハンコ押しが多い毎日。実生活の中で、法務省の存在意義を考えることが今後とも続きそうです。
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