【きょう5/10国会】「子ども子育て法」「大学修学支援法」成立、重要広範最後「児童虐待」審議入りで令和第1週、早くも山を越える、終盤国会で月曜定例岡田克也決算委員が中村喜四郎委員に「質問」を働きかける
[写真]岡田克也さんの定例懇談会に向かう宮崎信行、やはり他の写真とはちょっと顔の表情が違いますね、けさ撮影。
連休明け週ラストは、衆参あわせて15本以上が本会議で処理されました。今国会重要広範議案の「改正子ども子育て支援法」が参・本で成立。そして「児童虐待防止法改正案」が衆・本で審議入り。
野党は打つ手なしですが、ビッグニュース。今国会衆議院決算行政監視委員をつとめる、岡田克也さんが先輩の中村喜四郎委員に、テレビ入りでの質問を要請。SNSがありますから、ふしぎと、「中村喜四郎」の名前は玄人受けで、今の若い人は知らないようですが、中村先輩が質問に立たない場合は、岡田さんが衆院選向けの月曜火曜の地元での駅頭を中断して、月曜日に上京して、参院選の争点作りにのぞむことを決断しました。
【参議院本会議 令和元年2019年5月10日(金)】
「改正建築物省エネ法」(198閣法27号)が全会一致で可決し、成立しました。
目玉法案の「大学等修学支援法」(198閣法21号)。各党が反対討論。投票総数230、賛成185、反対45で可決し、成立しました。
「特許法、意匠法などの一括束ね改正法」(198閣法32号)も全会一致で可決し、成立しました。
「改正ハーグ条約国内実施法」(198閣法28号)は全会一致で可決し、成立しました。
「NHKインターネット常時同時配信を可能とする改正電波法」(198閣法18号)は投票総数229、賛成215、反対14で可決し、成立しました。年内早い時期にNHKインターネット常時同時配信が始まる見通し。ネットメディアでの先輩として、NHKさんの参入を歓迎するとともに、身の引き締まる思いをしています。
「改正電気通信事業法」(198閣法35号)は全会一致で可決し、成立しました。スマホ端末と料金を分離、ショップが登録制になります。4割値下げ観測も出ており、訪米中の菅義偉さんの実績となりそうです。
「改正子ども子育て支援法」(198閣法15号)。野党は現在も貧しい方は保育料は無料なので、中間層がより得をする法案だと批判してきましたが、浸透したのか。投票総数230、賛成185、反対45で可決し成立しました。与党国対としてはひと山越えました。
これに先立ち、「金融機能早期健全化法改正案」(198閣法16号)が麻生太郎金融担当大臣から趣旨説明されました。
【衆議院本会議 同日】
「第9次地方分権一括法案」(198閣法37号)が自公などの賛成多数で可決し、参議院に送られました。この法案にしては珍しく野党が修正案で対抗しました。
二国間条約承認案5件。「日本とブルガリアの投資、日本と、スペイン、クロアチア、コロンビア、エクアドル各々との租税協定の承認案」(198条約6号ないし10号)は賛成多数で承認され、参議院に送られました。衆議院での条約審議はフィニッシュ、岡田克也外務委員は、外交案件の一般調査をのぞんでいるほかは、決算委員会に集中することになります。
「表題部所有者不明土地の登記及び管理の適正化法案」(198閣法30号)は全会一致で可決し、参に送られました。
平井卓也さんがIT相となりタブレットで答弁した「デジタル手続き法案」(198閣法47号)は共産党の反対、自民公明立憲国民などの賛成多数で可決し、参に送られました。
「ロースクール法改正案」(198閣法45号)は「階猛さん提出のそれに対する対案」(198衆法5号)とともに報告されました。まず、衆法5号は国民民主党しか起立せずどよめきました。政府原案の閣法45号は立憲・国民の反対、自民・公明などの賛成多数で可決し、参送付。
「道路運送車両法改正案」(198閣法39号)は全会一致で可決し、参へ。
この後、「児童虐待防止法改正案」(198閣法55号)が、「岡本充則さんら提出の対案」(198衆法7号)とともに、趣旨説明と、首相、大臣、提出者との質疑応答が繰り広げられました。
【衆議院法務委員会 同日】
「戸籍法改正案」(198閣法50号)が可決すべきだ、と決まりました。
【衆議院経済産業委員会 同日】
「中小企業強靭化法改正案」(198閣法26号)。
【衆議院厚生労働委員会 同日】
「障害者雇用促進法改正案」(198閣法53号)。野党各党が討論を求めて「賛成」。採決の結果、全会一致で可決すべきだと決まりました。
【衆議院国土交通委員会 同日】
「ナイロビ条約国内実施法案」(198閣法40号)が趣旨説明され、次回、質疑。
【衆議院環境委員会 同日】
「フロン排出抑制法改正案」(198閣法56号)が趣旨説明され、次回から質疑。
[お知らせはじめ]
このブログは、元日経新聞記者の政治ジャーナリスト、宮崎信行が、すべて一人で取材し、執筆しています。
このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。