【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【5/22国会】岡田克也さん推す映画「僕たちは希望という名の列車に乗った」を鑑賞、改正入管法の積み残し「日本語教育推進法案」事業主にも責務、起草

2019年05月22日 22時02分15秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘
[写真]「僕たちは希望という名の列車に乗った」を見た後の宮崎信行、東京・中央区、きょう令和元年2019年5月22日撮影。

 岡田克也さんが「僕たちは希望という名の列車に乗った」を観たとSNSに投稿したので、すぐさま、私も同じ映画を見てきました。ゴマすりに満ちた私ですが、1時間55分の映画を見て、ここ1か月半、自分が抱える言えない心の闇とそれに対する葛藤を抉り取られるような素晴らしい映画で、心がきれいになりました。ドイツ映画を見るのは、2回目ないし初めてだったので、「学生たち」が俳優養成所卒業数年の人たちに見えてしまい、感情は移入しづらかったのですが、「銃をおろせ(その裏切者は)殺す価値はない」とのセリフはハッとしました。感想はよくまとまりませんが、枝野幸男代表・福山哲郎幹事長は2012年の政局で、後ろから銃をうってきた人を、公認することはないように感じます。むりやりなまとめ。

【衆議院文部科学委員会 令和元年2019年5月22日(水)】

 先の臨時国会での強引な運営で成立してしまった入管難民法。四日市を選挙区にかかえる、岡田さんは日本語義務教育の義務規定が必要ではないか、としていました。

 「日本語教育推進法案」(198衆法 号)が起草されました。文科大臣経験者の、立憲民主党・無所属フォーラムの中川正春さん、自民党の馳浩さんらが趣旨説明して答弁しました。説明では、「我が国で働きながら学ぶ外国人」に対して「国、地方自治体、事業主に」「外国人とその家族にも日本語教育を受けさせる」よう努める、との規定を盛り込みました。

【参議院本会議 同日】

 上り法案は無し。

 「国有林野管理経営法改正案」(198閣法31号)が趣旨説明され、代表質問がありました。
 
【参議院国際経済・外交に関する調査会 同日】
【参議院国民生活・経済に関する調査会 同日】

 ともに、3年間の報告書がまとまりました。早いペースで、解散ムードが自民党の衆参国対で共有されている、と見てとれるかもしれないし、うがちすぎかもしれないし。

【参議院消費者問題に関する特別委員会 同日】

「食品ロス削減推進法案」(198衆法8号)が衆議院側委員長から説明され、可決すべきだと決まりました。

 これに先立つ一般質疑では、著作権などをめぐる各省庁の答弁が混乱。野党の質疑でも、自民党の宮澤洋一さん(党税調会長)が助太刀してはっきり答弁するよううながす場面がありました。

【参議院決算委員会 同日】

 異例の水曜日開催。これも解散近しを感じさせます。

 「平成29年度決算」の省庁別審査第6回。復興庁、総務省、環境省。

【衆議院内閣委員会 同日】

 与野党国対と省庁の整理で、参議院先議となった法案が初めて衆議院委員会で審議入りしました。

 「道交法改正案」(198閣法41号参先議)が趣旨説明され、次回、質疑することになりました。

【衆議院法務委員会 同日】

 「民法など改正案」(198閣法51号)。養子縁組をしやすくする法案。

【衆議院厚生労働委員会 同日】

 「児童虐待防止法改正案」(198閣法55号)と「それに対する野党対案」(198衆法7号)。野党委員も答弁しています。見ている人は必ずいますから、マスコミの報道が少ないと言って、切れないで頑張っていただきたい。

【衆議院農林水産委員会 同日】

 参議院先議の法案が審議入りしました。

 「特定農業加工物臨時措置法改正案」(198閣法42号参先議)。

【衆議院経済産業委員会 同日】

 冒頭、人事がありました。理事だった、自民党の穴見陽一さんが辞任し、他の自民党議員に代わりました。穴見さんは48歳ですが、大分1区のみならず政界引退。私と同じ第三次産業経営者の2代目ということで親近感がありましたが、不祥事や、参考人に野次を飛ばす、質問原稿をスマホに入れるなど、政界の枠組みは窮屈だったのも知れません。いろいろと言う人はいるでしょうが、3期48歳での引退は残念です。

 「独禁法改正案」(198閣法44号)の参考人質疑がありました。先日、独禁法改正案は審議入りしていないという誤った記事を書いたかもしれませんが、審議入りしました。罰金課徴金の引き上げなど、細かい網羅的な改正法案。

【衆議院国土交通委員会 同日】

 「建設業法などの働き方改革関連法案」(198閣法52号)。

【衆議院災害対策特別委員会 同日】
【衆議院憲法審査会 同日】

 ともに、理事・幹事の懇談会で、今後の日程を協議しました。まだ、解散が決まったわけではありません。

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