【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

参議院野党、法務委員会開催に応じず、定例日での開催は今国会当初会期内は絶望に 「外弁法改正案」で攻防

2019年12月04日 18時35分36秒 | 第199第200回臨時国会(2019年8月から12月)
[写真]芝博一さん(左)、3年前の2016年12月、国会内で、宮崎信行撮影。

 野党は、「外弁法改正案」(200閣法12号)の審議に応じない方針をとりました。今国会は来週2019年12月9日(月)に会期末を迎えます。かつてないことですが、本来は審議未了廃案闘争をとる野党の安住淳国会対策委員長が、第200回臨時国会を延長して、衆参で予算委員会を開催して、桜を見る会の審議に応じるよう要求。これをうけて、参議院野党の芝博一国会対策委員長は、衆議院から送られてきた「外弁法改正案」の審議に応じない方針を固め、参議院法務委員会の開催を拒否。法務委の定例日での開催は、今国会当初会期内ではなくなりました。あすは、理事懇談会の開催にも応じないことになりました。

 法案は、外国人弁護士が、法人代表になれるとするなどの内容が盛り込まれています。委員長は公明党議員が占めており、参議院自民党としても強行的に開催させることができない委員会となっています。

 この法案が廃案となるか、それとも、短時間でも衆参予算委を開催して定例日以外の月曜日に委員会本会議で一気に成立させるかの駆け引きとなりそうです。