[写真]衆議院第一議員会館と国会議事堂、今月2020年8月6日、宮崎信行撮影。
●内閣官房は、あす28日(金)に安倍晋三首相が記者会見を開くと発表しました。午後5時スタート。相場より1時間早い設定。報道では、追加のコロナ対策政策パッケージとして、ワクチンの(製造ではなく)開発の補助金や、県庁への地域創生補助金増額、医療費の赤字補てんのための新しい枠組みの支援制度などを発表し、予備費からの支出に言及するのではないかと思われます。また、首相の持病である指定難病「潰瘍性大腸炎」について、医療関係者が大腸周辺部位での癌腫瘍を含めた炎症があるのではないかとの懸念も浮上しており、冒頭発言または質疑応答で言及する気配もあります。
【野党の動き】
連合の相原事務局長(自動車総連・全トヨタ労連)が福山、平野両幹事長と「アフターコロナの目指すべき社会像」で議論。午後は、神津会長(基幹労連)が枝野代表に「原発ゼロと強調しないで」と訳の分からない要望をしたようです。両党のあすの大きな動きはない見通し。悩んでいる元職・新人の総支部長は2020年合流新党の参加を強く推奨します。
【参議院内閣委員会 きょう令和2年2020年8月27日(木)】
一般質疑3時間コース。自民党の上月良祐さんは2014年特定秘密保護法や翌年の改正国会法(情報監視審査会設置規定)の議法答弁で主要な役割をしました。上月さんはGoToトラベルについて国交省自動車局長を呼んで、バス運行への効果を問いました。
矢田わか子さんは、「感染が経済に与える影響」を質問。西村康稔・内閣府担当相は、「人為的に経済を止めることになったので、厳しい数字になった。5月には(失業者とは別に)休業者が600万人近くとなった。企業が解雇せずに踏ん張っていただいた結果だ。6月から経済も回復基調となったが、7月から長雨や豪雨もあり下向きになったが、輸出では上向きつつある」と楽観的な見通しを示しました。矢田さんは失業者数はむしろこれから増える可能性があるとし、「雇用調整助成金は労働保険特別会計の雇用勘定だけでなく労働災害勘定からも出すべきだ」と主張しました。これについては先週、加藤勝信厚労相(財務省主計官出身)は税金に食い込むことを示唆した発言をしています。
インターネット版官報
Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
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