【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

安倍晋三首相の体調不安説に信憑性増す、慶應大学病院に入り「追加健診」との報道 2020年8月17日

2020年08月17日 15時56分05秒 | 第202回臨時国会(2020年9月~)菅新首相選出
[写真]官邸に続く坂道、今月2020年8月6日、筆者撮影。

 きょう令和2年2020年8月17日(月)の午前、安倍晋三首相が慶應大学病院の構内に入ったと、報じられました。1か月強前からくすぶる、首相の健康不安説に信憑性が増しました。

 首相秘書官らは「体調管理に万全を期すため」という趣旨の説明をしているようです。筆者は、ちょうど2か月前の6月17日、参議院内で安倍さんを見ましたが、150日間の国会閉会もあってか、リラックスした表情に、私には見えました。それに先立つ6月13日に、人間ドックを受けていたそうで、その追加の検査だと病院側関係者は語っていると、報道されています。

 人間ドックの追加の検査となると、何らかの特定の疾患があるのかもしれません。

 「7月9日に官邸内で吐血した」との週刊FLASHの報道があり「嘔吐説」と重なりながら、官邸関係者もそのようなことはあったのではないかとの地合いを支持しています。

 きょうは浜松市で41度を超えるなど猛暑となっていますが、都内では蝉の声が聞こえており、秋の気配がわずかながら出ています。安倍さんの気力、体力の回復を祈らずにはいられません。

 甘利明さんは首相側近ですが、麻生太郎首相(2008~09年当時)の側近でもあり麻生派に属しています。甘利さんはきのうのフジテレビ番組で「ちょっと休んでもらいたい。責任感が強く、自分が休むことは罪だとの意識まで持っている」と話しました。副総理である麻生さん、甘利さんらになんらかの思惑が含まれているかもしれません。

 きょうはGDPの2020年4-6ヶ月、実質の年換算が485兆円相当と500兆円割れ。7月以降も、「前年同期比」ではマイナス基調となりそうです。現在、異次元の金融緩和の恩恵で、飲食店を閉店した法人でも、実際には資金繰りに余裕があるようです。閉店後に、他の法人が「空家賃(からやちん)」を払ってまで場所を押さえていてそのうち新店舗を開店するねらいを秘めた動きが、総数は分かりませんが、広がっていると聞きました。コロナ不況の先行きは悲観することばかりではなさそうで、若手起業家が「仕込んでいるらしい」とのほのかな希望の光も見えつつあります。

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Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki