宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

ロシア経済制裁のための「関税暫定措置法改正案」を今国会に緊急提出し成立のはこび

2022年03月31日 08時15分46秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]財務省と外務省、4年前の2018年4月、宮崎信行撮影。

 ロシアのウクライナ侵略による国際社会の経済制裁の実効性を高めるために、政府は、サケ、イクラなどの輸入の最恵国待遇を取り消すための「関税暫定措置法改正案」(208閣法 号)を今国会に追加提出する方針を決めました。

 関税定率法と関税法の暫定的特例を定める法律。ロシア経済制裁をめぐっては、おとといの官報に載った閣議決定「輸出管理令」で「ロシアを削る」といった改正が既になされています。関税暫定措置法には「ロシア」という文字はないので、「ロシアを除く」という文言が加えらえることになるかもしれません。

 鈴木俊一大臣をめぐっては失言はなく、金融担当大臣として残り3法案の審議がありますが、仮に補正予算案審議が入っても、審議日程はスムーズに確保できそうです。

 それと私が聞いた話では、ロシア産針葉樹木材が輸入されていますが、合板の一部として組み込んで、日本の住宅建設に使っているようです。なので、代替の原材料はあるものの、合板を設計しなおさないといけないので、出荷が滞るのではないかとの影響が出ているようです。

このエントリーの本文記事は以上です。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読くださり、ご寄付をお願いします。 
このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
Ⓒ2022年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ウクライナの首都は「キエフ... | トップ | 【第26回参院選・山形・第... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿