宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

立憲民主党、CLP問題の「ブルージャパン」との契約はきょねん5月に打ち切りか、岡田幹事長「この1年間でブルージャパンの名前を聞いたことがない」

2023年10月03日 18時24分15秒 | 新・立憲民主党2020年9月15日結党
[写真]立憲民主党(右側)、撮影は2021年1月で当時は「党本部別館」、宮崎信行撮影。

 立憲民主党の初代事務総長(北海道、旧社会党出身)の男性が、きょねん7月の定年退職に前後して設立にかかわったとされる「ブルージャパン」に対する成功交付金の支出がきょねん5月25日を最後に打ち切られていたことが分かりました。

 総務省が先週金曜日(9月最終金曜日)の午後5時に発表した「政党交付金使途等報告書」で分かりました。

 これについて、同年8月から幹事長になった岡田克也さんは、きょう2023年10月3日の定例記者会見で「詳細を知りませんが私の限りは、私が幹事長に就任して以来、ブルージャパンという単語を聞いたことがありません」と語り、同党とブルージャパンは契約していないとしました。

 なお、ブルージャパンへの「動画制作費」はいくつかの会社が受け継いでいますが、「広報業務委託費」として、月数百万円が「合同会社S」に支出されています。「合同会社S」の素性は分かりませんが、動画制作費が複数会社になっていることから、前事務総長の影響力はそがれたとみられます。

 昨夏の参院選では、役員室報道部長や企業・団体委員会の新宗連担当らが選対に集中的に異動。「選対に総力を結集する」のかと思いきや、実は事務局長が定年退職して、選対嘱託として残る布石だったと明らかになりました。当時の幹事長はかなり苦労したようです。その人事の骨格はさほど変わりませんが、職場の雰囲気は明るくなって、「希望騒ぎ」から6年を超えました。

 以上です。

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