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[写真]自民党本部、2013年、筆者(宮崎信行)撮影。
自民党本部が、政党助成金から、複数のノーベル賞博士に、「筆耕翻訳料」を支出したとする謎の記載が、平成26年2014年政党交付金明細報告書にあることが分かりました。
国会閉会中で暇を持て余した筆者が、見つけました。
自民党本部(代表者・安倍晋三さん、会計責任者・谷垣禎一さん)の平成26年2014年の政党交付金明細報告書(9月末公表)の285ページに、
ノーベル賞受賞者のY博士とN博士に、各々5万5685円を、政党助成金から支出しており、この勘定費目を「筆耕翻訳料」としています。
広辞苑によると、「筆耕」は「写字・清書などによって報酬を得ること」、翻訳は「ある言語で表現された内容を他の言語に直すこと」とあります。
Y博士とN博士は達筆かもしれませんし、英語は堪能ですが、この費目の他の記載からしても、これは「講演料」の可能性があります。
このほか、390ページには、永田町でその名を知らない人はいない、「国会内●イトウ写真」に毎月50万円前後の「筆耕翻訳料」を払っており、店主が多芸多彩なのかもしれませんが、これは「写真代」である可能性もあります。
自民党本部が講演料や写真料も「筆耕翻訳料」として記載したかもしれまさん。
政党助成法は報告書の虚偽記入を、禁固5年以内とする罰則を設けています。
ぼんやりしてたのかな~~?
筆者・宮崎信行は、国会閉会中は、自民党が下野し、民主党が官邸を奪い返すその日まで、自民党の政治資金報告書を根掘り葉掘りあらさがしする方針。
自民党本部の話「文書でないと回答できない」。
◇
当ブログは2月、閣僚(先月退任)の参議院議員としての指定資金管理団体に、存在しない政治団体からの献金がある、と指摘しました。団体の会計責任者(公設秘書)は誤りを認め、「今日中にできるかどうか分からないが、訂正する」と語りましたが、国会閉会後に筆者が総務省内で原本を確認したところ、報道の翌日に訂正していたことが分かりました。なお、団体全体の収入・支出に変更はありませんでした。速やかに訂正したことから、当ブログは矛を納めました。正直でよろしい。これにて一件落着~~!
このエントリー記事の本文は以上です。
(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki
(http://miyazakinobuyuki.net/)
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