宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

「自民、維新に次いで3位」だった男性を参・奈良選挙区に回す、小沢一郎氏調整か立憲民主党常任幹事会「対自民裏金女性現職」の三重では女性県議擁立

2025年02月18日 13時00分34秒 | 新・立憲民主党2020年9月15日結党
[写真]小沢一郎衆議院議員、宮崎信行撮影。

 立憲民主党は、定例の常任幹事会を、正午から衆議院本館内で開きました。同党の常任幹事会が衆議院本館内で開かれるのは2020年の結党以来おそらく初めて。予算委と本会議、代議士会の日程に配慮したようです。

 また、「公認内定辞退」が2人決まりました。直前を含めても初めてかもしれません。山梨の男性甲府市議と、奈良3区での公認内定辞退が決まりました。

 参議院奈良選挙区に男性社長新人49歳の川戸康嗣さんを公認内定。きょねん10月の奈良3区では「自民、維新、立憲」の順となっていました。小沢一郎衆議院議員が近畿2府4県での立維の候補者調整をしているとみられます。

 参議院1人区では、青森で元青森テレビ勤務の新人女性社長59歳の福士さん、三重で64歳女性の小島県議も公認され上述の奈良・川戸さんとあわせて擁立が進んでいます。

 参院選擁立作業のここまでの女性比率は45%。3年前の泉代表・西村幹事長は「女性候補50%目標」を早くに掲げてしまってそうとう苦労し、最後の最後に、高知、徳島両県連から主体的に各々の女性県連職員の比例擁立の提案で救われたかっこうとなり、党内勢力にさざ波を立ててしまいました。

 三重の自民党現職女性は清和会裏金議員で、既に公認されていますが衆院選で雲隠れしたのか1区から4区までのどこにもあらわれなかったとの情報もあり、9年ぶりの議席奪還もあるかもしれません。

 「選択的夫婦別姓実現本部」の役員案も了承。当たり前ですが、西村ちなみ衆議院法務委員長は、このメンバーからは漏れました。

 次回は来週。

 ◇ 自民党は、長野選挙区に34歳女性で、長野市本籍、横浜市育ちで外務省に入省した藤田ひかるさんを公認する見通し。現職の立憲・羽田次郎さん、参政党新人の3人が1議席を争うことになります。

 さらに驚くべき情報が入ってきました。小島県議は桑名市選出ですが、日教組(三教組)組織内だったことがわかりました。これまで参院選では選挙区は岡田克也陣営を主流とした津の選対と、比例代表の三教組選対は全く別の場所にあり、相互不可侵が貫かれていました。岡田系が過去1勝3敗になったため、三教組から候補者が出て、みんな一丸になって必死に議席を取り戻そうという選挙になります。小島選対に、岡田事務所が加わるかどうかは現時点では不明です。岡田さんは6年前は、比例代表ではUAゼンセン組織内で、史上初めてイオン労働組合から選ばれた田村まみさんを応援しましたが、田村さんは国民民主党所属であることから、行動は変化することが考えられます。私も半年ほど日教組批判を弱めますので、ご了解ください。
 
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