宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。

【きょう国会まとめ】方向感乏しくも、後半国会続く 民事執行法ハーグ法案は附則を全会一致で修正議決

2019年04月16日 15時09分20秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

(初投稿は10時15分)

 町村部の選挙も始まり、統一地方選後半戦は、おそらく全国すべて、政令指定都市を除けば開催中だと思いますが、国会は普通に開かれました。与党ペースで方向感が乏しい後半国会。さはさりながら、参院選に向けては不透明感が横たわっています。

【衆議院総務委員会 平成31年2019年4月16日(火)】

 先週金曜日の本会議・総務委員会の記述で、私に認識の誤りがありました。議題は「電波法改正案」(198閣法18号)と「電気通信事業法改正案」(198閣法35号)です。まだ審議入りしていない、「放送法改正案」(198閣法36号)と混同した記述がありました。きょうの委員会は、主に電波法改正案を中心に審査。

【衆議院法務委員会 同日】

 理事懇談会。

【衆議院財務金融委員会 同日】

 一般質疑です。前回審議入りした「金融機能早期健全化法改正案」(198閣法10号)はきょうは審議無し。

【衆議院厚生労働委員会 同日】

 「女性化の活躍推進法改正案」(198閣法38号)と、これに対する「セクハラ防止法案」など対案3法案(198衆法2、3、4号)

【衆議院議院運営委員会 同日】

 ありました。

【衆議院本会議 同日】

 「健康保険法改正案」(198閣法25号)が採決され、賛成多数で可決し、参議院に送られました。

  「民事執行法改正などハーグ条約国内実施法改正案」(198閣法28号)。附則にある略称「平成31年改正法」を修正することにしたと委員長が報告。採決の結果、全会一致で「修正議決」となりました。参議院に送られました。

 「ドローン規制法改正案」(198閣法34号)が賛成多数で可決し、参議院に送られました。

 「特許法など改正案」(198閣法32号)が全会一致で可決し、参議院に送られました。

 「中小企業経営強靭化法改正案」(198閣法26号)が経産相から趣旨説明され審議入りしました。重要広範議案の「児童虐待防止法改正案」はまだ審議入りしていません。

【衆議院地方創生に関する特別委員会 同日】

 理事懇談会。

【参議院議院運営委員会 同日】

 理事会。

【参議院内閣委員会 同日】

 新しい五輪相から所信を聞きました。

【参議院法務委員会 同日】

 まず、特定技能の在留資格に関して政省令事項を含む法制度の全体像について。

 そのあと、「裁判所職員定員法改正案」(198閣法19号)が趣旨説明され、審議入りしました。

【参議院外交防衛委員会 同日】

 一般質疑の後、「防衛省設置法、自衛隊法、PKO法など改正案」(198閣法14号)が趣旨説明されました。

【参議院農林水産委員会 同日】

 一般質疑の後、「ため池管理保全法案」(198閣法29号)が趣旨説明されました。

【参議院経済産業委員会 同日】

 「大阪万博運営準備財政特別措置法案」(198閣法11号)を引き続き審査し、共産党反対、自公など賛成多数で可決すべきだと決まりました。

【参議院国土交通委員会 同日】

 「アイヌ新法案」(198閣法24号)の趣旨説明があり、散会しました。

【参議院環境委員会 同日】

 「自然環境保全法改正案」(198閣法33号)

●参議院、総務委員会、財政金融委員会、文教科学委員会、厚生労働委員会はありません。
 
このエントリーの本文記事は以上です。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報

[お知らせおわり]

tags 

(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

参議院決算委員会開かる 

2019年04月15日 16時08分11秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

 人生の敗者復活戦、第19回統一地方選後半戦がスタート。すべて大選挙区ですから、分かりやすい制度。倍率も1・9倍と高水準で、女性の立候補者は過去最多のようです。私は挨拶すべき現職は昨日までに激励に行けましたから、すっきりしています。前半戦では大・中・小選挙区が混在する県議会で無投票が続出。もはや「現職貴族」の県議会の存否そのものを国や国民が判断すべき時期が近づきつつあります。

【官報 平成31年2019年4月15日(月)】

 内閣法制局の人事がありました。まず、法制局のナンバー2は、局次長ではなく、法制次長と呼びますが、こういうのも、権威主義であり、機能的でなく、最後は官僚自らの首を絞めかねないので、なるべくシンプルな設置法をこころがけるべきです。そのうえで、近藤正春・内閣法制次長の定年延長をさらに延長する人事が出ました。現在の横畠長官は、1951年生まれの67歳。近藤次長は、1956年生まれの63歳で、昭和53年通産省入省、法制局では第一部長も経験しているということで、近藤氏が次期長官の有力候補のようです。また、調べていて知ったのですが、長官秘書を、早大大学院法学修了後に、平成9年に内閣法制局に採用された職員がつとめているようです。法制局新卒採用はいないと思っていたのですが、いるようです。

【参議院決算委員会】

 「平成29年度決算」の省庁別審査2回目。内閣府、文部科学省。

 夏以降の去就が不明な議員も登場しました。

 自民党岡山選挙区(今夏は非改選)の小野田紀美さんは「途上国からの国費留学生はめっちゃ応援したい」としました。

 小野田さんは4年前の今ごろ区議選で、A1丁目、A2丁目、B1丁目、B2丁目、B3丁目からできる地区を地盤にしており、4年前に駅頭で、私が「(私は民主党だけど)、3丁目党、(投票しないけど、運動・活動を)がんばって」と声をかけたら、「え、3丁目なんですか?私も3丁目なんですよ」と返されました。私は小野田さんと面識があるという認識でしたし、そもそも分かっているから「3丁目党」などという言い方をしていたのですが。いつも一人で駅頭でがんばっていた小野田さんが、人生の敗者復活戦統一地方選で2回当選し、それを機に、岡山県に転じて、参議院議員になって、がんばっていただきたいと思います。皮肉ではありません。多くの有権者は、政治家の身をもっと案じて行動すべきです。

 きょうの省庁別審査は、内閣府と文科省でしたが、留学生の関係で、法務省出入国在留管理庁がたびたび答弁しました。佐々木聖子初代長官が直接答弁しました。予算定員俸給額表によると、同庁は、長官1人、次長1人、部長2人、審議官2人、地方の出先の局長3人が指定職となっています。この陣容ですとやはり、長官が答弁することになるでしょう。ちなみに、次長の発音は「ジ↓チョー↑」と、第二音節にアクセントを置く発音になっているだろうと思います。どうでもいい話です。

【衆議院 同日】

 ありません。

 月曜日ですが、議院運営員会理事会も無いようです。

このエントリーの本文記事は以上です。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報

[お知らせおわり]

tags 

(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【今日の国会まとめ】「賛否割れ」批判を慮ったのか今国会の「野党提出の修正可決」で「ハーグ」が衆法務委通過、衆・本では政府案と野党法案並べて「セクハラ」審議入り、参先議4法案すべて可決し衆へ

2019年04月12日 18時23分21秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

(初投稿は午後2時半)

 衆議院法務委員会では政府原案を修正すべきだとの審査結果が今国会初めて出ました。衆議院本会議では政府原案と対案が同時に審議入りしました。一般法案のシーズンにふさわしい展開になりつつあります。対決法案が無いから、衆議院で与野党修正ブームがおきる、という展開が、なきにしもあらず、ということになるかも。

【衆議院法務委員会 平成31年4月12日(金)】

 「政府原案を修正すべきだ」との審査結果が、今国会初めて出ました。

 「ハーグ条約国内実施法改正案」(198閣法28号)は前回に質疑を終局していました。その後、5会派の理事が協議。修正案が理事会でまとまりました。

 修正案は階猛さんが2段階で提出。まず「法律案のタイトルを変更する」とするとしました。異論なく、続いて「令和元年5月1日以降に(国会で成立し)公布しても、平成31年改正法と称さなくていい。法務省は想定しなかったのか」と批判しました。

 採決はまず、修正案を全会一致で可決。この後、政府原案を全会一致で可決。これに「修正すべし」と衆・本会議に報告されます。今国会は、立憲と国民で賛否が割れることがあり、前日の野党実力者の記者懇談でも「なるべく賛否が割れないようにしてほしい」との政局感が示されていました。立憲の山尾志桜里さんと国民の階猛さんは、東大野球部出身の弁護士という共通点があるので、ケミストリーが合ったのかも知れません。今後、衆議院側で修正ブームで政権担当能力を示そうという雰囲気が醸し出されるか。

【参議院本会議 同日】

 渡辺美智太郎さんの辞職が許可されました。みんなの党初当選で、自民党に移りました。自民党の比例代表で公認が出ていましたが、大量擁立や何らかの調査を見たのか、首長転出を図ります。

 本会議の採決では、政府が参議院に提出した、参議院先議の4法案が、きょう同日に一斉に採決されました。

 「司法書士法及び土地家屋調査士法改正案」(198閣法46号参先議)が投票総数232、賛成232、反対0の全会一致で可決し、衆議院に送られました。

 「航空法及び運輸安全委員会設置法改正案」(198閣法43号参先議)を投票総数231、賛成217、反対14の賛成多数で可決し、衆議院に送られました。

 「道路交通法改正案」(198閣法41号参先議)が石井委員長から報告され「矢田わか子さんが修正案を出した(が否決された)」とのいきさつが紹介されました。採決では、投票総数229、賛成215、反対14の賛成多数で可決し、衆議院に送られました。

 「特定農産加工等経営改善臨時措置法を5年延長する法案」(198閣法42号参先議)は投票総数231、賛成231、反対の0の全会一致で可決し、衆議院に送られました。

 これに先立ち、渡辺さん辞職の議題と、採決の間に、趣旨説明と代表質問がありました。参議院にとっては今国会で3本目の重要広範議案指定の、「幼保無償化に向けた、子ども子育て支援法改正案」(198閣法15号)。安倍晋三首相に対して、チルドレンファーストをかかげた民主党政権との違いが野党から指摘されました。改めて、数字をみたら、2011年以降に年2万人の出生が減り、ここまでで16万人の子供をまだ見ぬまま時間が過ぎてしまったのではないかと私は試算しました。外国人特定技能者の受け入れの方が、即効性があるというのが経団連の考えでしょう、サラリーマン社長の「任期」は向こう5、6年ですから。

【衆議院本会議 同日】

 政府原案と野党提案が同時に審議入りするパターンが今国会で初めて出現しました。

 政府提出の「女性活躍推進法改正案」(198閣法38号)と野党提出の3法案。「セクハラ禁止法案」(198衆法2号)、「男女雇用機会均等法改正案」(198衆法3号)、「労働安全衛生法改正案」(198衆法4号)

 大臣、立憲民主党の西村ちなみさんが趣旨説明と答弁をしました。自民党は当初からの予定でしょうが、高橋ひなこさんが登壇。おとといの政治資金パーティーで、桜田大臣から「復興よりも大事な高橋さん」と持ち上げられたことで、大臣更迭になりました。

 質問は、自民、立憲、国民、公明までの主要会派が女性議員でした。

 落としどころとして修正協議にもなっていくでしょうが、女性中心でやっていくことになるかもしれません。

【衆議院内閣委員会 同日】

 「ドローン規制法など改正案」(198閣法34号)が立憲・国民・共産の反対、自民・公明・維新の賛成多数で可決すべきだと決まりました。また、更迭された桜田さんに代わる鈴木俊一五輪相があいさつしました。

【衆議院外務委員会 同日】

 岡田克也さんが質問しました。これ書いた時点で内容は把握していませんが、心に正座をして拝聴したいところです。今週は岡田さんの祖父が、四日市商業高校生として友人5人と、行商しながら11日間かけて、東京に。憧れの人「渋沢栄一」さんと2分間会い、会話は無かったようですが、握手してもらえ、「この感激をいかにして伝えん」と書き残しました。戦後すぐにこのノートを読んだ岡田卓也さんは「渋沢翁との出会いが岡田屋の近代経営に結びついた」と、「私の履歴書小売業の繁栄は平和の象徴」に書きました。岡田克也さんはきのう「なぜ5年後のお札を今発表するのか」と発信や報道について苦言を呈し、野党のぬるま湯の中で気を吐きました。

 一般質疑が終わった後に、条約承認案3本が審議入りしました。「中央北極海無規制公海漁業防止協定承認案」(198条約3号)「油による汚染損害についての民事責任に関する国際条約承認案」(198条約3号)「難破物除去ナイロビ協定承認案」(198条約5号)が趣旨説明され、審議入りしました。質疑は次回。

【衆議院経済産業委員会 同日】

 「特許法などの一括改正法案」(198閣法32号)が可決されました。

【衆議院文部科学委員会 同日】

 鈴木俊一五輪相があいさつしました。

【衆議院国土交通委員会 同日】

 「建築物省エネ法改正案」(198閣法27号)が趣旨説明され、散会しました。

【衆議院厚生労働委員会 同日】

 「健康保険法改正案」(198閣法25号)の審議があり、共産反対、自民・公明・立憲・国民・維新の賛成多数で可決すべきだ、と決まりました。但し、くどいですが、マイナンバーを健康保険証にできることを、提出前日に日経新聞が報じるまで厚生労働省が世論に出さないようにした気配があるのは、残念。私が言いたいのは、さほど世論がマイナンバーに反発していないという世論を、厚労省が持っていなかったのではないか、ということです。

 そして、休憩。本会議散会後に、再開。

 統計不正をめぐる集中審議があり、総務省統計委員会との連絡などが問われました。

 最後に本会議でつるしがおりた、「女性活躍推進法改正案」(198閣法38号)「セクハラ禁止法案」(198衆法2号)「男女雇用機会均等法改正案」(198衆法3号)「労働安全衛生法改正案」(198衆法4号)が趣旨説明されました。

このエントリーの本文記事は以上です。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報

[お知らせおわり]

tags 

(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【きょうの国会まとめ】NHKなど電波法改正案など審議入り、旧優生保護法被害者救済法案が全会一致で可決、司法書士法改正案など参議院先議4法案があっさり委員会採決

2019年04月11日 20時55分01秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

[写真]国会議事堂、きょう、宮崎信行が撮影。

 議員立法は会期末に審議されることが多いのですが、無風の国会を反映して、旧優生保護法被害者への給付金法案が衆議院を通過し、参議院に送られました。参議院先議4法案は、すべてきょうの委員会で採決されました。賛否は割れました。

【衆議院本会議 平成31年2019年4月11日(木)】

 かなり久しぶりですが、冒頭の10分ほどですが、本会議場の一般傍聴席で聞いてきました。

 定員を定める「自衛隊法及びPKO法などの改正案」(198閣法14号)が採決され、立憲・国民・共産の反対、自民・公明・未来日本などの賛成多数で可決し、参議院に送られました。

 「国会議員選挙執行経費基準法改正案」(198閣法17号)は全会一致で可決し、参議院に送られました。

 「大学修学支援法改正案」(198閣法21号)と「学校教育法、国立大学法人法など改正案」(198閣法22号)。文部科学委員長が、国民や共産が各々修正案を提出した経緯などをていねいに説明しました。この後、討論になりました。菊田真紀子さんは「その前に苦言を述べます」とし、前夜の桜田前大臣の失言などを批判しました。採決の結果、立憲・共産反対、自民・公明・国民の賛成多数で可決し、参議院に送られました

 「アイヌ新法案」(198閣法24号)は行政改革を重視する維新が反対し、自民・公明・立憲などの賛成多数で可決し、参議院に送られました

 「日本カナダACSA」(198条約1号)「日本フランスACSA」(198条約2号)賛成多数で承認すべきだと決定し、参議院に送られました

 この後、上述した重要な議員立法が審議されました。

 「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律案」(198衆法1号)が厚生労働委員長から提出されました。採決の結果、全会一致で可決し、参議院に送られました。新聞報道では、「首相の謝罪が無い」との指摘も出ています。

 この後、

「電波法改正案」(198閣法18号)
「電気通信事業法改正案」(198閣法35号)

 が審議入り。NHKとNTTドコモの登壇案件が束ねられました。石田総務大臣が趣旨説明し、元NHKの岡島一正さん(新生党結党メンバーの岡島正之さんの後継者)らが質問しました。今週の毎日新聞「NHKの専務理事に、首相官邸の意向で、前任者が復帰」の確定的な報道には驚きました。前々からNHK政治部は権力にすり寄る姿勢がありました。それは人間らしいと思ってきました。きのうから、NHK全体の著作物として、私のニュース7を見る目が変わりました。

【参議院第一種常任委員会 同日】

 今国会参議院先議4法案がすべてきょう一日で審査完了しました。こういうのは、誰の国会対策なのでしょうか。

●総務・法務・外交防衛・財務金融・文教科学・厚生労働・環境委員会は設定されませんでした。

 【参議院内閣委員会 同日】
 
「道路交通法改正案」(198閣法41号参先議)が審議されました。きょねん完全廃案になった特区法の自動運転特区はこの法案に入っているのでしょうか、いずれ精読してみたいと思います。矢田わか子さんが修正案を提出。採決では、立憲・国民が賛成しましたが、自公が反対したので否決されました。政府原案は共産反対、自民・公明・立憲・国民の賛成多数で可決し、参議院本会議上程へ。

【参議院法務委員会 同日】
 
 「司法書士法及び土地家屋調査士法改正案」(198閣法46号参先議)を全会一致で可決すべきだと決まりました。

【参議院農林水産委員会 同日】

 「特定農業加工物経営改善臨時措置法改正案」(198閣法42号参先議)が全会一致で可決すべきだと決まりました。

【参議院国土交通委員会 同日】
 
ドローンの規制を強化する「航空法及び運輸安全委員会設置法改正案」(198閣法43号)が共産反対、自民・公明などの賛成多数で可決すべきだと決まりました。

【参議院経済産業委員会 同日】

 衆議院から送られてきた、「大阪万博財政特措法改正案」(198閣法11号)が趣旨説明され、散会しました。

【衆議院総務委員会 同日】

 まず一般質疑がありました。現時点でこの国会でもっとも目立っている小川淳也さん。一部メディアで「統計王子」と表現されていますが、さすがにそれはどうか。小川さんは国土交通省道路局長を「無理を言って(総務委員会に)来てもらった」と語り、2008年ガソリン国会での揮発油税暫定税率(その後の民主党政権で本則税率として事実上復活)廃止で、北九州下関道路の国直轄調査が止まっていたのに、安倍晋三首相・麻生太郎副総理の政権で復活したのではないかと追及しました。

 本会議散会後(いわゆる本散後)に再開。上述の本会議で代表質問があった2法案が速やかに委員会で審議入りしました。「電波法改正案」(198閣法18号)と「電気通信事業法改正案」(198閣法35号)です。

【衆議院農林水産委員会 同日】

 「農地バンク法など改正案」(198閣法23号)。今週日曜日に実兄が県会議員となり地盤を固めている、能登半島の近藤和也さんが質問しました。私と同学年(団塊ジュニア最後の一年)ですから頑張っていただきたい。次回も質疑継続。

【衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会 同日】

 沖縄3区補選が大阪12区補選とともに運動中ですが、きょうの委員会では所信的あいさつがありました。

【衆議院災害対策特別委員会 同日】

 特別委員会では唯一定例日が国対で設定されています。きょうは比較的長時間、一般質疑をしました。

【衆議院科学技術・イノベーションに関する特別委員会 同日】

 一般質疑がありました。

 このエントリーの本文記事は以上です。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報

[お知らせおわり]

tags 

(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜田義孝・五輪推進担当相辞任 

2019年04月10日 21時06分37秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

[写真]首相官邸の看板、3年前の2016年、宮崎信行撮影。 

桜田義孝・五輪推進担当大臣が、さきほど2019年4月10日(水)午後8時台に、安倍晋三首相(自民党総裁)に辞表を出し、辞任しました。

 NHKによると、「復興以上に大事なのが高橋議員だ」と岩手1区に事務所をかまえる、高橋ひなこ議員(3期)の会合で、応援し、発言が不適切だとして、午後8時台に総理に呼ばれたようです。大臣が午後8時台に官邸を訪れるのは異例。

 東京での会合のようです。高橋ひなこ議員を持ち上げる文脈で、岩手の観光客を増やすおもてなしが大事で、復興よりも、高橋さんが

  桜田さんは、叩き上げで、いい人ではないんですが、さすがに限界でしょう。同じ千葉県連の渡辺博通・復興大臣が大過なくやっているのと明暗を分けました。

 3日前の、第19回統一地方選前半戦の直前に、塚田一郎国土交通副大臣、直後に桜田義孝・大臣が辞任しました。春の統一補選の大阪12区、沖縄3区(14日投開票)をめぐる情勢調査となんらかの影響あるかもしれません。

 以上。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【きょうの国会】強制不妊手術「それぞれの立場とくに国会政府が反省する」法案が全会一致で委員会通過、特許法改正案審議入り

2019年04月10日 20時17分40秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

[写真]国会議事堂中央部の1階から2階、3階につながる、「中央階段」、おととし2017年5月、宮崎信行撮影。

 渋沢栄一が一万円札になったきのうの晩、三菱重工業が組み立てた初号機である空自三沢F35Aが墜落。ロッキードマーチンが開発したF35Aの墜落は世界初だそうです。毎日新聞などはNHKの専務理事が官邸の意向で子会社社長から復帰したと断定的に報じました。私はますます、元気が出てきました。

【衆議院厚生労働委員会 平成31年2019年4月10日(水)】

 まずは、「健康保険法改正案」(198閣法25号)質疑し終局。採決は次回。

 そして、「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律案」(198衆法 号)がついに起草され、全会一致で本会議に提出することが認められました。

 委員長は「本法(案)にはとくに前文を設け、生殖を不能とする手術は我々はそれぞれの立場において反省する」としました。きょねん7月に亡くなった、フリージャーナリストで元北海道新聞編集委員、博士の上出義樹さんが絶筆となったブログに「自省込め強制不妊手術の報道責任問う」「重大人権問題を知らなかった記者としての自らの不覚」「○○○○年といえば私も現役の新聞記者。絶対に目を向けなくてはいけない問題に、全く関与できなかったのは痛恨の極みである」と書き残しています。亡くなる1か月半前付けのブログです。上出さんもさほど余命が長くないなか、命の重みを再認識したことでしょう。なお、法案では「それぞれの立場において反省する」の後に「それぞれの立場とは、とくに国会や政府」と明記されました。

【衆議院経済産業委員会 同日】

 「特許法など改正案」(198閣法32号)が世耕弘成・大臣から趣旨説明されました。「裁判所が指名する中立の専門家が工場に立ち入って特許を調べることができる」などとしました。憲法15条には国家公務員は全体の奉仕者である、とあるので、経産省採用の国家公務員一般職も「中立」だと思うんですが。もちろん経産省の過半数は立派な職員で、家業(昨年末)がらみで先代社長(亡父)が数十年前になぜか関係ないメーカーから新品で2つ購入し(仕入れ)ていた安全保障貿易リストについて問い合わせたら、外郭団体丸投げを明かすときに、電話口で官僚が悔しそうにしていました。で、外郭団体もネガティブリストに載っていないと分からないそうで、メーカーに問い合わせました。そうしたら、規制対象なんだと。ちなみにメーカー部門は数十年後の今、子会社化されていましたが、すぐにコールバックが来ました。数十年経ってもよほどの技術水準のようです。

【衆議院文部科学委員会 同日】

 「修学支援法案」(198閣法21号)と「大学法人法など改正案」(198閣法22号)が採決され、賛成多数で可決し、委員会を通過しました。

 きょうの初めに国民民主党が修正案を出し、採決直前に共産党が修正案を出す、自由な展開。共産修正は共社の賛成、国民修正は国民民主党の賛同しかなかったようです。政府原案は立憲が反対し、自公・国民などの賛成で可決すべきだとなりました。

【衆議院外務委員会 同日】

 武器弾薬の相互提供を定めた条約、「日本カナダACSA」(198条約1号)と「日本フランスACSA」(198条約2号)が立憲・国民・共産の反対、自公の賛成多数で承認すべきだとなりました。

 条約発効を見越した自衛隊法改正条項が入った198閣法14号は、きのう安全保障委員会を通過しており、次回の本会議で一体的に参議院に送られることになります。

【衆議院国土交通委員会 同日】

 「アイヌ新法案」(198閣法24号)。採決の結果、維新反対、自民・公明・立憲などの賛成で可決すべきだと決まりました。維新の行革・財革路線支持します。

【衆議院内閣委員会 同日】

 「ドローン規制法など改正案」(198閣法34号)が山本順三・国家公安委員長から趣旨説明されました。久しぶりに「2020年東京五輪に向けて」という立法事実を聞きました。ちなみに、非改選の山本さんですが、参議院愛媛では野党にチャンスがあるのではないか、と野党実力者は語っています。

【衆議院法務委員会 同日】

「ハーグ条約国内実施法改正案」(198閣法28号)

【衆議院政治倫理の確立及び公職選挙法改正特別委員会 同日】

 「国会議員選挙執行経費基準法及び公選法改正案」(198閣法13号)全会一致で可決すべきだ、と決まりました。野田佳彦さんの質疑で、参議院の事務次長と、参議院法制局の部長が呼ばれ、衆議院委員会で答弁しました。

【衆議院憲法審査会 同日】

 定例の木曜日の審査会開催に向けて、会長が幹事懇談会を開きました。

【参議院東日本大震災復興特別委員会 同日】

 一般質疑。共産党の紙智子さん(北海道など)は、委員会の開催を増やしてほしいと語りました。

このエントリーの本文記事は以上です。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報

[お知らせおわり]

tags 

(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[今日の国会まとめ]委員会強行の子ども子育て支援法改正案が衆議院本会議通過、司法書士法及び土地家屋調査士法改正案など参議院先議4法案が審議入り

2019年04月09日 15時31分56秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

(初投稿は午後3時10分)

[写真]旧・渋沢栄一邸の一部、東京都北区、きょねん2018年12月、宮崎信行撮影。

 前の任期で森友問題の一番槍となった宮本岳志さんが、きょう自動失職し、春の国政統一補欠選挙大阪12区に出馬。大阪12区には、宮本岳志・藤田文武・樽床伸二・北川晋平4候補が出馬。沖縄3区では、屋良朝博・島尻安伊子の2候補が届け出ました。

 「令和」発表の菅義偉内閣官房長官を追いかけるように、麻生太郎財務大臣が閣議後会見で、令和6年2024年をめどに、渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎の3氏を日本銀行券の肖像画にすると発表しました。ただし麻生さんの先輩大臣である渋沢敬三さんが預金封鎖を断行する大蔵大臣に起用されたのは、「渋沢」という苗字の威厳にすがろうとした思惑があったともされます。財務省発行の500円玉の刷新も同時に発表されました。渋沢栄一の倫理ある資本主義、いわば「論語と算盤」が最も似合わない時代に渋沢を起用するとは、官邸に近い連中の「英雄信仰」だと冷めた目で私は受け止めています。

【衆議院本会議 平成31年2019年4月9日(火)】

 私も短時間とはいえ、サークル感覚の楽しい選挙でリフレッシュしたせいで忘れていましたが、委員会で強行採決された法案の上り法案がありました。

 まず会議の冒頭に、人事案件はありませんでした。共産党会派に所属していた宮本岳志さんは、開会よりも前に、既に自動失職しました。

 1週間前に委員会審議が終わっていた「自然環境保全法改正案」(198閣法33号)が議題になりました。委員長の審査報告を聞いた後に、採決され、全会一致で可決し、参議院に送られました。
 

 強行採決(委員会の野党理事が事前に了承しないまま採決)された「子ども子育て支援法改正案」(198閣法15号)。採決の結果、立憲民主党・共産党・社民党の反対、自民党・公明党・国民民主党・維新などの賛成多数で可決すべきだと決まり、参議院に送られました。

 これに先立つ討論では立憲民主党の阿部知子さんが、「塚田一郎・国土交通副大臣が忖度発言した」とし、参議院自民党の吉田博美幹事長が、安倍晋三首相・麻生太郎副総理の具体的な名前を出して国交省内で副大臣に働きかけていた疑惑を今後追及することを宣言しました。自民党からは、海部俊樹元首相の後継者、長坂康正さんが登壇。在職6年以上で初めての本会議登壇となりました。与党議員が本会議に登壇することが少ないのは当たり前で、民主党政権時代に政府外与党1期生が、嫉妬心から本会議登壇をあせり国対に媚びを売り、わずか3年で政治生命を亡くしていったのは、返す返すも残念です。

 次に「金融機能早期健全化法を改正して預金保険機構の溜まり金0・8兆円を国庫に返納させる法案」(198閣法16号)が審議入り。麻生財務大臣が趣旨説明・答弁をし、立憲の桜井周さん、維新の森夏枝さんが質問しました。

【衆議院農林水産委員会 同日】

 「農地バンク法改正案」(198閣法23号)が趣旨説明され、吉川農相は「事業承継のために、農業委員会の役割を明確化したり、バンクが借り受け貸し付けを同時にするときの規定をさだめる」などとしました。農地バンク法も毎年のように改正されていますが、反発は無いように思います。

 これに先立ち、「豚コレラ」に関する政府報告や、質疑がありました。

【衆議院安全保障委員会 同日】

 「自衛隊法及びPKO法改正案」(198閣法14号)が立憲・国民・共産の反対、自民・公明・維新・未来日本の賛成多数で可決すべきだと決まりました。

 これに先立つ討論では、共産党の赤嶺政賢さんが中期防を非難しながら、平時からの武器提供など切れ目のない日米一体化を招くと批判。この法案での定員増はわずかですので、批判はこの程度でとどまりました。質疑では、沖縄3区補選にからめた質疑は、出なかったように思います。

【参議院第一種常任委員会】

 今国会では参議院先議の4法案ありますが、4法案ともきょう審議入りしました。

【参議院法務委員会 同日】
 
 「司法書士法及び土地家屋調査士法の改正案」(198閣法46号参先議)が趣旨説明され、審議入りしました。質疑は次回。

 同じ事務所に張っている場合もあるので、各々の法律の条項を改正するための法案が1つでもいいのかもしれません。法案とは別に最高裁判所事務総局が下級裁判所に対して、成年後見人の報酬を見直すよう命令しましたので、そちらの方に興味がある司法書士さんも多いのかもしれません。

【参議院内閣委員会 同日】
 
 「道路交通法改正案」(198閣法41号参先議)が趣旨説明されました。

【参議院国土交通委員会 同日】

「航空法及び運輸安全委員会設置法を改正する法案」(198閣法43号参先議)が趣旨説明されました。ドローンを対象に入れる改正法案です。

【参議院農林水産委員会 同日】
 
一般質疑では元農林水産副大臣の小川勝也さんが連日の質問で気を吐きました。ただまあ「1995年新進党」と「2019年立憲民主党」はまったく違う政党だよなあと感じます。私は後者の方が居心地がいいですね。まあ「サークル感覚」というやつです。私が変わったのではありません、時代が変わったのです。

 豚コレラに関する決議が田名部匡代さんから提案され、全会一致で採択されました。

 参議院先議の合計4法案のうち、農水委マターは、「特定農水加工業経営改善臨時措置法5年延長法案」(198閣法42号参先議)。吉川農相から趣旨説明されました。

 ●参議院の総務・外防・財金・文科・厚労・農水・経産・国交・環境委員会は無し。

【衆議院国土交通委員会 同日】

 前副大臣の忖度発言について。ちょっと私まだ「ペーパー類」を入手していないので、近々、補います。

  「アイヌ新法案」(198閣法24号)が石井国土交通大臣から趣旨説明されました。国交省マターなのは、国土交通省北海道局(旧・総理府北海道開発庁)があるからだと思いますが、法案では、内閣にアイヌ本部をつくる内容になっています。
 この後、アイヌ新法案の審議入りよりも前に、委員長らが派遣された団の報告がありました。

【衆議院決算行政監視委員会 同日】

 参議院で先に審議入りしている「平成29年決算」が衆議院でも審議入り。決算承認案と国会同意人事案の2つだけは、二院制・両院制の国会において、他の院が審議中でも審議できることになっています。

【衆議院災害対策特別委員会 同日】
 
 大臣の所信聴取がありました。委員長の望月義夫元環境大臣は、静岡県清水市で、路線検索すると、国会閉会中でも、1時間1分から2時間半以内にJR線で国会に戻れるようです。

【衆議院科学技術イノベーション推進特別委員会 同日】

 大臣の所信を聴取。次回は11日(木)午前9時から。委員長は国民民主党の古本伸一郎さん。どうやら、おととい、自動車総連は組織内の現職をある選挙区で落としたようです。先代の副議長を私は知っていますが、時代の変化からすれば、落選はやむを得ないというより、当然だと感じます。そもそも選挙区では自動車会社が本社ごと消滅していました。私には自民・創価学会・動車総連・日教組はすべて同じ組織に見えます。

 もちろん、古本さんにはがんばってほしいし、参院選でも自動車総連の活躍で野党の議席を拡大してほしいです。

【衆議院総務委員会 同日】

 不正統計問題の集中審議。西村委員長も出席。一巡して、法案の審査はなく、次回を11日に開くことを発表して、散会しました。予算成立ともに、不正統計も下火になってきました。 

このエントリーの本文記事は以上です。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報

[お知らせおわり]

tags 

(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「平成を振り返る」参議院決算委員会、第19回統一地方選前半戦で立憲民主党「枝野ドクトリン」が一定の成果

2019年04月08日 18時24分20秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

(初投稿は午後2時過ぎ)

 第19回統一地方選前半戦から一夜明けた、きょう。参議院決算委員会は、定例通り月曜午後1時に開会。

【参議院決算委員会 平成31年2019年4月8日(月)】

 「平成29年度決算」の省庁別審査1回目。財務省、農林水産省、金融庁など。

 1995年新進党初当選の小川勝也さんが「きょうは(昨夜の北海道知事選の敗北で)機嫌がよろしくない。麻生太郎財務大臣も(福岡県知事選の保守分裂敗北で)そうだろうが」とし、「平成を振り返る」「私が国会に来たのは平成7年だが、麻生大臣はもっと前から国会にいる」とし「私たちの国だけ成長していない」と語りました。

 話は変わりますが、立憲民主党は、他の党と合併しない「枝野ドクトリン」ということで、やっていますが、小川さんの地元北海道でも、立憲民主党が多少上積みして、北海道議選は議席占有率25%だったようです。神奈川県議会では議席倍増以上の大躍進で、議席占有率21%になっています。横浜市議選などの中選挙区制度でも議席を上積みし、自民党の半分とはいえ、公明党と同数で第二会派になりました。

 私も人間関係だけで、先週、神奈川に何度も言っていたら、俯瞰してみたら、突出した数字が神奈川で出ていて、驚いているし、まだ分析できていません。

 今後、立憲民主党というものでは、神奈川県連というものが注目されていくことが確実になりました。かなり、立憲パートナーズ、生活協同組合、衆議院議員というものが柱になって、運動しているようです。私も「定数8人に12人が立候補」という全く未知の領域の選挙にかかわりましたが、候補者の夫から中盤情勢を「6位から8位まで」と聞いて、実際、6位で確定・初当選したので、雲に乗ったような不思議なうれしさ。衆議院は定数1の厳しい戦いですから全く分かりません。歴史的に旧同盟が強い神奈川でも、立憲の動きが盛んになってきましたので、政治が大きく変わる潮目が、神奈川・横浜で見えつつあるように感じています。但し、現況で、枝野幸男代表は、3か月の参院選で「元国会議員」を合計で1名(日教組組織内)しか公認していません。元職だとか、国民民主党所属の現職・前職には、不安が広がっていることでしょう。ゆうべの神奈川で見えた景色は47県のごく一部の風景なのか、それとも何かの先行指標なのか。

 午後6時17分頃散会。次回来週もまた月曜日の午後1時から。

【衆議院 同日】

 先週の木曜日、金曜日は政治休戦で、本会議はありませんでした。委員会で審査済みの「上り法案」がありますので、今週は本会議があります。

このエントリーの本文記事は以上です。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報

[お知らせおわり]

tags 

(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【当選】#大野トモイ #横浜市議会 #港北区 #立憲民主党

2019年04月06日 22時07分36秒 | 大縄跳びの内側から

【追記 2019年4月8日午前3時10分】

 大野トモイさんは、6位で初当選しました。定数8のうち、比較的余裕を持った得票率でした。

 このブログを通じて、お願いしましたみなさまに、ご報告と御礼を申し上げます。

 まだ全体像は見えていませんが、立憲民主党は、神奈川県連(県議会、横浜市議会)は大躍進となりました。北海道議会選挙でも堅調に上積みをしたようです。

 立憲に限れば、神奈川県が最も注目される県連ということになりそうです、まだ全体像を見えていません。

【追記終わり】


 あす、7日の日曜日が、第19回統一地方選前半戦の投票日。

午後7時40分に、選挙事務所前に、遊説を終えて帰ってきました、

大野トモイさんとは、今日は初めて会いましたが、街宣で充実した風情。

私は事務所で電話かけ。立憲民主党は意外と人気がある。投票率はあり得ないほど低いでしょう。一人だけ、立憲は嫌いだとガチ切りされましたが、ガチャ切りする人間は社会のどこでも相手にされないので、民主政治ではノーカウント。

大野さんの得票率は?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大野トモイさん、横浜市会、港北区、立憲を応援、きょうの国会は参議院決算委員会

2019年04月05日 23時37分16秒 | 大縄跳びの内側から

【参議院決算委員会 平成31年2019年4月4日(木)】

   「平成29年度決算」の全般質疑で、テレビ入り。石井みどり委員長(勇退の見通し)が議事。西田昌司さんは「MMT」を質問。これは、来年11月のアメリカ大統領選で、民主党・バーニーサンダース陣営が「自国通貨建ての自国の国債は、いくらでも刷ってよくて、財政支出を最大化すべきだ」という新理論。

「副大臣問題」が発生しており、塚田一郎国土交通大臣の山口・北九州の公共事業に関する問題で、秋元司副大臣が嘱託を受けている東京福祉大学の研究生の大量所在不明で追及を受けました。

次回は、定例の来週月曜日8日午後1時から。地方選前半戦の翌日になりますが、前半戦はさほど波乱はないのか。

【衆議院 同日】

   ありません。

【衆議院 あす5日(金)】

【参議院 あす5日(金)】

ありません。第19回統一地方選前半戦の最終盤。SNSでは41府県議選及び政令市議選告示日に「選挙カーうるさい」とツイッターが盛り上がりました。告示日午後5時以降は、無投票当選の報道が大量に出てきました。

選挙モードですので、大野トモイさん、横浜市会、港北区、立憲民主党公認、女性、新人、40歳の応援に行きました。13時間みっちり、やりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年国会では初めて「首をとった」、塚田一郎国土交通副大臣「安倍麻生道路の復活調査」で辞任、辻元国対2年目

2019年04月05日 10時41分28秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

 ニュース速報(塚田国土交通副大臣が辞任へ 「そんたく発言」で)によりますと、塚田一郎国土交通副大臣が、きょう、平成31年2019年4月5日(金)に辞任することになりました。麻生派。同省の大臣は、公明党の石井啓一大臣。政府寄りだとされる読売新聞がけさの朝刊で「辞任論も」と報じましたので、菅義偉官房長官らが早めに手を打ったのではないか、との観測もできそうです。

 全国情勢世論調査がないので分かりませんが、41道府県の、自公与党の現職地方議員が、あさって投開票の第19回統一地方選前半戦で苦戦しているのかもしれません。平和安全法制施行後初めての改選ですから。

 塚田さんは、7月21日投開票の参議院新潟選挙区(改選定数1)の自民党公認が、きょねん7月の「第1次公認」で出ていました。47のうち35選挙区だけで第1次公認が出ていました。参議院はのんびりしながらも、やや「北朝鮮的」なところがあり、今後公認取り消しや、あるいは7月前に議員を辞職させるだとか(補選にならない)、そういうところまで含めた厳しい現実がつきつけられることもありそうです。

 問題は「下関北九州道路」。関門海峡としては、3つめのトンネルのようです。リーマンショック後の2008年に凍結。国会で成立した「令和元年度予算」に0・4億円ほどの調査費が計上されているようです。ちなみに、一部新聞が「国直轄事業」としていますが、調査費だけ全額国費で、仮に5年後、10年後着工したら、山口県・福岡県などに一部負担金が生じる性質のものだと考えます。

 報道によると、塚田国土交通副大臣は、末尾に貼付する文書のようなことを答えたようです。テレビで報じられた音声では、「会長・社長・専務理事」と思われる方々のかわいた笑いが入っていました。怒声や、爆笑の声でも入っていた方がまだましのようにも思えますが。なんで、会長・社長が、自分で自分の手足を縛ったうえに、傍観者になるのか。

 また、毎月勤労統計でもマイナスが出ました。私は精査していますが、景気に関してネガティブですが深刻とまでは言えませんが、2013年以降の数字と、厚生労働省の統計手法は、よく検討しないといけません。

 ◇

【衆議院 きょう平成31年2019年4月5日(金)】
【参議院 同日】

 ともに「統一地方選休戦」となりました。あさって平和安全法制施行後初めての第19回統一地方選前半戦の投票日を迎えます。さてさて、どうなりますことやら。

 ◇

【塚田一郎国土交通副大臣の発言、NHKさんホームページから引用させていただきます。】


塚田国交副大臣「そんたく」発言の詳細

塚田一郎国土交通副大臣は1日、北九州市で開かれた福岡県知事選挙の候補者の集会で、北九州市と山口県下関市を結ぶ道路の整備について次のように話しました。

「11年前に凍結された。
コンクリートから人という、とんでもない内閣があった。
安倍総理大臣は悪夢のようだと言ったが、まさにそのとおりだ。
公共事業はやらないという民主党政権ができて、こういう事業は全部凍結してしまった」

「皆さんよく考えてください。
下関は誰の地盤か。安倍晋三総理大臣だ。
安倍晋三総理大臣から麻生副総理の地元への、道路の事業が止まっているわけだ。
吉田参議院幹事長と大家敏志参議院議員が副大臣室に来て、『何とかしてもらいたい』と言われた。
動かしてくれということだ。
吉田氏が私の顔を見て、『塚田、分かっているな。これは安倍総理大臣の地元と、麻生副総理の地元の事業なんだ。俺が、何で来たと思うか』と言った。
私はすごくものわかりがいい。
すぐそんたくする」

「総理大臣とか副総理がそんなことは言えない。
森友学園などでいろいろ言われているが、そんなことは実際ない。
でも私はそんたくする。
それで、この事業を再スタートするためには、いったん国で調査を引き取らせてもらうことになり、今回の予算で国直轄の調査計画に引き上げた」

下関北九州道路 今年度予算で費用復活

「下関北九州道路」は、山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ新たな幹線道路として、長年にわたって地元の自治体が国に整備を要望してきました。

下関市と北九州市の間の関門海峡には関門橋や関門トンネルがあります。

しかし、いずれも老朽化に伴う、補修工事や事故の発生などで、たびたび通行制限が行われ、渋滞が発生しているということです。

このため渋滞の緩和や災害時の交通手段を確保するためにも、関門橋や関門トンネルに次ぐ新たな道路として山口県や福岡県などは国に整備を求めてきました。

これに対して国は、事業化を検討するため平成6年度から調査費を計上し調査を続けていました。

しかし国の財政状況が厳しさを増す中、平成20年度の予算には調査費の計上が見送られました。

その後、地元自治体からの要望を受け、平成29年度から自治体が行う調査に対して補助金を出したのに続いて、今年度の予算には国が直轄で調査を行うための費用を盛り込みました。

調査費用は4000万円を想定しているということです。

再び国の調査費を盛り込んだ理由について国土交通省は、先月にまとまった自治体の検討結果を踏まえ、新たな道路のうち海上部分の調査には高度な技術が必要なためだとしています。



 【NHKさんホームページから引用させていただきました】

【追記 午後13時10分】

 午前11時30分過ぎから正式に記者会見し、辞任。

 後任は、牧野京夫元副大臣=静岡改選定数2今夏改選=が決まりました。


[写真]牧野京夫さん、先々月の2019年2月、自民党大会で、宮崎信行撮影。

【追記終わり】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪12区補選に宮本岳志さんが無所属出馬で、岡田克也さん「志位和夫さんは思い切った政治決断で一石を投じた」「評価の高い候補者が無所属で出るのは有権者にメリット」

2019年04月03日 18時28分00秒 | 国政統一補欠選挙

[写真]志位和夫さんと岡田克也さん(右)、4年前の2015年7月に、国会内常任委員長室で、宮崎信行撮影。

 自民現職の逝去に伴う、衆議院大阪12区補欠選挙に、現職の宮本岳志さんが比例近畿の議席をかなぐり捨てて、無所属で出馬することについて、岡田克也さんは

 「有権者のことを考えるとベストだ。無所属になってくれた共産党の候補者、しかも、とくに評価の高い人ですよね、共産党の中でも。無所属になってくれたことで、そこに投票しようという人は、共産党でなくても一定数いるだろうと思う」と語りました。

 週1回、議員会館内会議室で開いている定例記者懇談会で、きょう3日、語りました。

 岡田さんは3年前の参院選で全選挙区の野党候補者調整を成し遂げた志位和夫・共産党委員長について「思い切った政治決断ですよね。現職を辞めさせて補選に出すというのは。ちょっと僕にも(その胆力の秘訣は)分からないですわ。政治家として立派な決断をされた。一石を投じたのは間違いない」と絶賛しました。

 ただし、岡田さんは「私は会派の人間だ」と語り、立憲民主党の推薦などは、枝野幸男党代表や、党常任幹事会の決定を見守り、従うとしました。

 大阪12区補欠選挙は、無所属の宮本岳志さん、自民党の北川晋平さん、維新の藤田文武さん、無所属の樽床伸二さんの4人がたたかう構図。

 解散について、岡田さんは昨年来「衆参ダブルは3割から4割だ」との見解を示してきましたが、きょうは、予算成立・新元号「令和」発表を受けて警戒レベルを上げました。岡田さんは「野党の今の(連携の難航)を見ていると、安倍晋三首相は、景気の先行きも不透明だし、野党を潰しにかかってくるかもしれない、ダブルもありうる」と、「野党潰しダブル」を警戒。安倍政権が新元号「令和」に浮かれた風情があることを念頭に、「自ら解散に乗っかろうとしている雰囲気を感じる」と「令和解散」の可能性に言及しましたが「一内閣の解釈を述べるべきではないですよね」と元号でうかれることについては、首相の姿勢をただしました。

 このエントリーの本文記事は以上です。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報

[お知らせおわり]

tags 

(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【今日の国会】「子ども子育て支援法改正案」が強行採決されるも、国民・維新は政府原案に賛成、立憲は「対案」審議されず、採決直前に修正案提出の攻防にとどまる、労働官僚またしても答弁ミス陳謝

2019年04月03日 18時28分00秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

(初投稿は午前11時50分)

 けさNHKで採決観測報道が出た、「子ども子育て支援法改正案」は、午後3時過ぎに質疑終局。立憲・共産の反対、自民・公明・国民・維新の賛成多数で可決すべきだと決まりました。野党理事が事前に了解していない、「強行採決」でした。立憲は採決直前に「審議入りされなかった保育士処遇改善の対案も盛り込む」とした修正案を提出しましたが、広がりませんでした。

 その衆議院内閣委員会では、午前9時過ぎの冒頭に、またしても労働官僚が「3月22日の答弁で合計12か所の誤りがあった」「立法府の判断を誤らせた」と陳謝し、委員長から叱られました。

【衆議院内閣委員会 平成31年2019年4月3日(水)】

 消費税10%の見返りとして年7000億円の幼保無償化を提供する、「子ども子育て支援法改正案」(198閣法15号)

 冒頭、旧労働省に昭和62年1987年に採用された女性のキャリアが官房審議官として「質疑の前に発言したい」「3月22日の答弁に誤りがあった」「地方自治体の数を大幅に間違えた」「私の答弁によって、質疑の中で12か所の誤ったやりとりが発生してしまった」「転記ミスだった」「立法府の判断を誤らせることになってしまった」「塩川鉄也先生、(共産党国対委員長代理、内閣委員)におわびしたい」と語りました。委員長からも叱られました。
 
 最大野党・立憲民主党の枝野幸男代表は、先週金曜日28日の月例記者会見で「内閣委員会の子ども子育て支援法改正案の質疑にあたっては、我が党が先に国会に提出した「保育等従業者の人材確保のための処遇の改善等に関する特別措置法案」(196衆法39号)を審議すべきだ」と語りました。筆者・宮崎信行の質問に答えて、枝野代表は「消費税8%にすえおいたままで幼保無償化をすすめるべきだというのが党の考えだが、同じ財源を使うなら困っている人に使うべきだ」とし、高所得者が有利になると指摘されるこの法案について政務調査会を中心に見直していくとしました。なお、各メディア・立憲党本部Youtubeには「26日の会見」があって、「28日の会見」が無いと思う方もいるかもしれませんが、26日の会見は冒頭の枝野さんの発言通り臨時のものであり、28日の会見が2019年3月の定例公式記者会見です。

 重要広範議案なので、安倍晋三首相(自民党総裁)が分館にあらわれて、午後1時から1時間15分コースで、対総理質疑。午後2時18分に総理入りが終わり。ここで、暫時休憩。理事会が再開。午後2時33分に再開。

 この後、30分コースの与党だけの質疑がありました。

 質疑終局のタイミングで、立憲の山内康一さんが修正案提出。「今の状態で幼保を無償化しても、入れた家庭と入れなかった家庭の格差が広がるだけ。全入化と保育士の処遇改善が大事だ」とし上述の「保育従事者処遇改善法案」(196衆法39号)で説明できなかった趣旨を盛り込んだ修正案を提出しました。

 採決。修正案は、自民・公明などが反対し、立憲などの賛成して賛成少数で否決。この後、政府原案を採決して、立憲・共産の反対、自民・公明・国民・維新の賛成多数で「可決すべきだ」と決まりました

【衆議院法務委員会 同日】

 「ハーグ条約国内実施法改正案」(198閣法28号)について、参考人質疑がありました。

 公明党の遠山清彦さんの質疑に対して、参考人の京都の女性弁護士が「東京・大阪ならいいが、執行官が交通費が高いとして、長野に行かなかった事例があった。地方の問題がある」としました。これについて噛み合わない質疑がありました。私の認識では、「執行官」は国家公務員で唯一の「成功報酬」の仕事ですから、交通費は事前の持ち出しになるため、成功報酬が高確率で見込めない限りは、執行官は行かないという判断ができるということだろうと思います。

 山尾志桜里さんは法制審議会での立法過程について詳しく質問。山尾さんは、参考人の答弁に、「へえ、ああそうですかあ」と大きく聞き入るので、例えば、党首が先生に幹事長を要請してきましたと言われたら、事前に知っていても、へえ、ああそうですかぁ、とこたえるのかなと、余計なことを考えてしまいました。

【衆議院外務委員会 同日】

 まずは、国際情勢に関する件。「無所属フォーラム」の岡田克也さんの質問は無し。先週の枝野代表の会見だと、枝野さんは無所属フォーラムには気を使っているようです。社会保障を立て直す国民会議からは、統一地方選が半年ずれている福島県選出の玄葉光一郎さんが質問。今国会は10本の条約承認案が提出されており、きょう、2本程度審議入りしました。

 「日本カナダACSA承認案」(198条約1号)と「日仏ACSA承認案」(198条約2号)。ACSAは、軍同士の物品サービスの相互流通協定で、消費税非課税など細かい地位条項を盛り込んでいます。


【衆議院文部科学委員会 同日】

 「大学等修学支援法案」(198閣法21号)と「国立大学法人法など改正案」(198閣法22号)

【衆議院厚生労働委員会 同日】

 マイナンバーカードをつかい、外国在住の配偶者の保険利用に制限をかける、「健康保険法改正案」(198閣法25号)

【衆議院経済産業委員会 同日】

 一般質疑。

【参議院国民生活・経済に関する調査会 同日】

 参考人との質疑。

このエントリーの本文記事は以上です。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報

[お知らせおわり]

tags 

(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【きょうの国会まとめ】「建築物省エネ法改正案」「自衛隊法及びPKO法改正案」審議入り、「ハーグ条約国内実施法改正案」審査続く

2019年04月02日 16時27分09秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

(初投稿は14時20分、16時半最終更新)

 正直、やる気無いです。

 やはり、宮崎信行さんに求める要素はそういうところではないかとの分析もありますが、後半国会3か月どうしましょう。とにかく担当のお役人さんの仕事が増えるへんてこりんな法改正はやめてほしい。

 ところで、写真は唐突。これは先月、東京プリンスホテルで開かれた国民民主党のパーティー。今の衆議院の女性比率は11%弱ですが、国民のパーティーの女性比率は6%強(宮崎信行調べ)でした。製造業の方が、拘束時間が短いんだから、女性の労働者が多い方が自然だと思いますが。製造業労働組合幹部の女性が6%では、送り出す候補者にも限界があります。男子中学校卒業の私も、2000人中男性が1860人(同)には立ちくらみがしかけました、男子校でも1800人の男性はいませんから。玉木代表が悪いわけでも、神津会長が悪いわけでも、高倉会長が悪いわけでもない。誰も悪くない話。買った者と来た者が違うのかもしれない。労組幹部ではないかもしれない。組合員と専従で男女比が違うのかもしれない。この誰も悪くない女性比率6%強。正直どう改革していけばいいのか。打つ手なし、どうにもならない、という感覚を私が覚えたことは共感していただけると思います。国民民主党をディスりたくないので、あえてタイトルを立てずに書きました。

【衆議院本会議 平成31年2019年4月2日(火)】

 情報監視審査会長から年次報告がありました。浜田靖一会長で、衆議院側は歴代が防衛大臣経験者となっています。

 「建築物省エネ法改正案」(198閣法27号)が国土交通大臣から趣旨説明されました。平成初期の政治改革ブーマーには懐かしい名前、矢上雅義さんは立憲民主党の3期生。「昨日、令和という新元号が発表された。政府、有識者に敬意を表する」としました。国民民主党の、女性議員というか、ある意味「名誉男性」のような気もパーティーでしましたが、小宮山泰子さんが登場。国交族ですが、外務の経験も豊富で、地球温暖化の全体像にも言及。答弁に立った原田環境大臣からも絶賛され、「隠れ政策通」をアピールしました。

【衆議院法務委員会 同日】

 「ハーグ条約国内実施法改正案」(198閣法28号)

 今後の政権交代はもはや、「グレートリセット・法律シンプル化法」をのぞみたいところですが、ハーグ条約実施法などは、政権交代に関係なく、しっかりとした法体系が求められます。

【衆議院安全保障委員会 同日】

 一般質疑では、川内博史さんが、長年の側近として「鳩山由紀夫首相への外務省のうそ説明」について、ゴム印の印影を示して追及。

 「自衛隊法及びPKO法改正案」(198閣法14号)が趣旨説明されました。次回は来週のきょう。

【衆議院環境委員会 同日】

 「自然環境保全法改正案」(198閣法33号)全会一致で可決すべきだと決まりました。

【衆議院政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 同日】

  まずは一般質疑から。日切れ法案一つが付託。質疑では、府知事選が実施され、県都(府都?)の市長選も実施中の大阪府選出の維新・浦野靖人さんが、立憲民主党の森山浩行筆頭理事に対して「国政野党内ゲバ」。森山さんが、「政治資金収支報告書は、訂正ができる。透明にするのが目的だが、訂正した場合はその政治家に説明責任がある」という趣旨のツイートをしていると取り上げました。これについて、浦野さんは、国政最大野党・立憲は、自民党の政治家が訂正をするのを許さない国会追及をしているとの趣旨の発言をしました。しかし、今国会では、非世襲の片山さつきさんが、連日訂正を繰り返して、もう少しまとめて訂正した方がいいのではないかとの批判を、マスコミ、野党から受けています。浦野さんは、大阪府内での内ゲバを国政野党間にも持ち込んだかっこうです。

 「国会議員選挙執行経費基準法改正案」(198閣法17号)が大臣から趣旨説明されました。質疑は次回。

 【衆議院内閣委員会 同日】
【衆議院文部科学委員会 同日】

 「子どもの未来国会」の様相を呈する中、両委員会は、各々、理事懇談会を開きました。


【衆議院外務委員会 同日】
【衆議院農林水産委員会 同日】
【衆議院経済産業委員会 同日】

 それぞれ、理事懇談会を開催。後半国会の審議日程を話し合いました。

【衆議院決算行政監視委員会 同日】

 理事懇談会を開きました。

【衆議院議院運営委員会 同日】

 ありました。

【参議院 同日】

 ありません。

 参議院ということで、ここで、話は変わりますが、4年前、3年前と比べて、有料携帯電話を使っている人が減っているようです。無料通信アプリに移行しているのでしょう。まさに、我が国の貧困は見えないうちにいきます。なので、7月に向けて、固定電話・携帯電話・年賀状住所を知っていただけの人はなかなか連絡が取りづらい方向性になるかもしれません。メッセンジャー、ラインを知っていないと、古くからの遠方の友人に投票依頼がしづらいのかもしれないと感じました。繰り返すけど、住所・固定電話・携帯電話・電子メールアドレスを知っていても、それでも、ラインとフェイスブックを知らない人はいますよね。さらに話を展開すると、大企業正社員の人が、ますます、世間外から働きかけられる機会が減るということにもなるのかなあと感じています。

このエントリーの本文記事は以上です。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報

[お知らせおわり]

tags 

(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「令和」の改元をはさんだ第198回通常国会は、召集から64日目にして初めて無し、残り86日間

2019年04月01日 11時42分26秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

(11時10分初投稿、11時42分最終更新)

[写真]皇太子徳仁親王殿下、ことし2019年1月、東京都千代田区の皇居・宮殿外から、宮崎信行撮影。

 きょうの国会は、召集から64日目にして、初めて衆参とも会議・委員会が無い平日となりました。残り会期は86日間。日切れ法の成立を受けて、仕切り直して、あすから一般法案の審議が佳境を迎えます。正直しらけムードですが、がんばりましょう。

 閣議では新元号が決まりました。「令和」です。ちなみに同じく元号(民国)を使う台湾人の友人も首相官邸のライブ配信を見ていたようです。

 それと、先週の金曜日には、月例の枝野幸男代表記者会見と、週一回の岡田克也さん定例記者懇談会がありました。枝野さんは、その2日目の常任幹事会後の臨時会見でわざわざ「定例会見はあさってありますので」と断ってくれました。ところが、両者の記者会見をレガシーメディアやネットメディアがどこも書いていません。ちなみに、岡田さんの記者懇談会は、私が知る限り初めての、30分以上の選挙の話だけでした。記者会見をオープンにしてくれている、枝野さん、岡田さんに申し訳ありませんので、ICレコーダーをもとに、今週は、7月に向けた展望を、他の記事に反映するかたちで書いていこうと予定しています。

【衆議院議院運営委員会理事会 平成31年2019年4月1日】

 委員会はありませんが、午後5時からの理事会で、あす(以降の)本会議をセットします。まだ、審議入りしていない法案はかなりあります。特許法など改正案、独禁法など改正案など、関係者には大きな影響を与える法案もこれからの3か月弱で審議され、採決されることになります。

【参議院 同日】

 ありません。

臨時閣議 同日】

 2019年5月1日(水・祝)に、徳仁親王殿下が天皇陛下になったときからの元号が政令で決定されます。

【官報 同日】

 日切れ法は、先週のうちに、天皇陛下が即日公布しましたが、改正警察法はどういうわけか、きょうの午前8時半に、官報特別号外で告示されました。こういうのも聞けば、かなりていねいに取材に応じてくれるんですけど、まあ、力を入れるところでもないので、どういうわけかな、というところで。

このエントリーの本文記事は以上です。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報

[お知らせおわり]

tags 

(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする