マリリンの誕生秘話を、荒川静香のトリノオリンピックの優勝の瞬間を、そして今季オリンピックの派遣基準の内情を、などなど興味深い話をたくさん伺うことができたNHKウィンタースポーツトークだった。
12月7日(土)午後、NHK札幌放送局で行われた「北海道ウィンタースポーツトーク」に応募したところ運良く当選したので参加し、話を聴いた。
トークはゲストとして現役のカーリングプレイヤーである本橋麻里選手と女子スキージャンプのナショナルコーチを務める山田いずみさんが招かれ、NHKのスポーツアナとして著名な刈屋富士夫さんが司会を務める形で進行された。
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※ ゲストを務めた本橋麻里選手です。
トークは刈屋アナの独壇場といっても過言でないほど、刈屋アナの話の内容、話術に惹きこまれた。
本橋選手、山田コーチは刈屋アナからの質問に誠実に答えているのだが、いつかどこかのインタビューで答えていることとそれほど違っているとは思えず、聴いている私の方としてはそれほどの興味を覚えなかった。
対して刈屋アナの方はNHKのアナらしくないくらい思い切った内幕的なことをぽんぽんと話をしてくれ大変に興味深かった。
刈屋アナはアテネオリンピックの体操の中継で当時日本のエース富田選手が鉄棒の演技で着地する瞬間に、「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ!」という名言を産んだアナウンサーとして有名である。ちなみに「栄光の架け橋」という言葉は、アテネオリンピックのNHKのテーマソングとしてゆずが歌い大ヒットした曲の題名である。
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※ 同じくゲストを務めた山田いずみコーチです。
その刈屋アナはトリノオリンピックで女子フィギアの中継を担当した。トリノ五輪は荒川静香が女子フィギアで唯一の金メダルを獲得したことで記憶に残っている。この時も刈屋アナは名言を産み出していた。その名言を産んだ背景を語ってくれた。
当時の世界のフィギアのランクでは、どう贔屓目に見ても荒川選手はロシアのスルツカヤ、アメリカのコーエンに続いて3番手として見られていたという。それがオリンピックの本番でスルツカヤ、コーエンともに信じられないミスをしたのに対して、荒川選手は自身最高の演技を披露して見事優勝をさらってしまったとき、刈屋アナは「トリノのオリンピックの女神は荒川静香にキスをした」と放送したそうだ。その言葉は大向う受けを狙った言葉ではなく、刈屋アナが長年フィギア競技を見続け、取材を続けてきたからこそ出てきた言葉だったようだ。
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※ 司会を務めた刈屋富士夫アナウンサーです。
また、同じトリノオリンピックでは女子のカーリング人気が盛り上がった大会だったが、この中継の中で刈屋アナは本橋麻里選手のことを「マリリン!」「マリリンショット!」という言葉を連発し、本橋人気を創出した一人として知られている。このことについても、内実は周到に準備した上で(本人やチームの了解を取り、関係者の同意を得たうえで)使った言葉だとの説明だった。
さらに興味深かったのは、今回のソチオリンピックのフィギアの代表選手選出基準について触れた点だった。私には説明された選出基準が複雑すぎて理解できないほどだったが、
刈屋アナによるとそれは浅田、高橋、羽生の三選手が間違っても落選しないような基準だと刈屋アナは見ているということだ。はたしてそのとおりになるのであろうか?興味深い。
その他にもいろいろと興味深い話を伺ったが、さすがNHKのベテランアナ刈屋氏は落ち着きがある上に、話の内容がユーモアとウィットに富み、聴いている我々を魅了した。
現在は解説委員を兼務しているらしいが、はたしてソチオリンピックでの出番はあるのだろうか?その点には触れていなかったのが気懸かりだが、ぜひともソチでも名言を残してほしいと期待するのだが…。
12月7日(土)午後、NHK札幌放送局で行われた「北海道ウィンタースポーツトーク」に応募したところ運良く当選したので参加し、話を聴いた。
トークはゲストとして現役のカーリングプレイヤーである本橋麻里選手と女子スキージャンプのナショナルコーチを務める山田いずみさんが招かれ、NHKのスポーツアナとして著名な刈屋富士夫さんが司会を務める形で進行された。
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※ ゲストを務めた本橋麻里選手です。
トークは刈屋アナの独壇場といっても過言でないほど、刈屋アナの話の内容、話術に惹きこまれた。
本橋選手、山田コーチは刈屋アナからの質問に誠実に答えているのだが、いつかどこかのインタビューで答えていることとそれほど違っているとは思えず、聴いている私の方としてはそれほどの興味を覚えなかった。
対して刈屋アナの方はNHKのアナらしくないくらい思い切った内幕的なことをぽんぽんと話をしてくれ大変に興味深かった。
刈屋アナはアテネオリンピックの体操の中継で当時日本のエース富田選手が鉄棒の演技で着地する瞬間に、「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ!」という名言を産んだアナウンサーとして有名である。ちなみに「栄光の架け橋」という言葉は、アテネオリンピックのNHKのテーマソングとしてゆずが歌い大ヒットした曲の題名である。
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※ 同じくゲストを務めた山田いずみコーチです。
その刈屋アナはトリノオリンピックで女子フィギアの中継を担当した。トリノ五輪は荒川静香が女子フィギアで唯一の金メダルを獲得したことで記憶に残っている。この時も刈屋アナは名言を産み出していた。その名言を産んだ背景を語ってくれた。
当時の世界のフィギアのランクでは、どう贔屓目に見ても荒川選手はロシアのスルツカヤ、アメリカのコーエンに続いて3番手として見られていたという。それがオリンピックの本番でスルツカヤ、コーエンともに信じられないミスをしたのに対して、荒川選手は自身最高の演技を披露して見事優勝をさらってしまったとき、刈屋アナは「トリノのオリンピックの女神は荒川静香にキスをした」と放送したそうだ。その言葉は大向う受けを狙った言葉ではなく、刈屋アナが長年フィギア競技を見続け、取材を続けてきたからこそ出てきた言葉だったようだ。
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※ 司会を務めた刈屋富士夫アナウンサーです。
また、同じトリノオリンピックでは女子のカーリング人気が盛り上がった大会だったが、この中継の中で刈屋アナは本橋麻里選手のことを「マリリン!」「マリリンショット!」という言葉を連発し、本橋人気を創出した一人として知られている。このことについても、内実は周到に準備した上で(本人やチームの了解を取り、関係者の同意を得たうえで)使った言葉だとの説明だった。
さらに興味深かったのは、今回のソチオリンピックのフィギアの代表選手選出基準について触れた点だった。私には説明された選出基準が複雑すぎて理解できないほどだったが、
刈屋アナによるとそれは浅田、高橋、羽生の三選手が間違っても落選しないような基準だと刈屋アナは見ているということだ。はたしてそのとおりになるのであろうか?興味深い。
その他にもいろいろと興味深い話を伺ったが、さすがNHKのベテランアナ刈屋氏は落ち着きがある上に、話の内容がユーモアとウィットに富み、聴いている我々を魅了した。
現在は解説委員を兼務しているらしいが、はたしてソチオリンピックでの出番はあるのだろうか?その点には触れていなかったのが気懸かりだが、ぜひともソチでも名言を残してほしいと期待するのだが…。