田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

クリスマスの夜は札響で

2013-12-26 23:03:28 | ステージ & エンターテイメント
 クリスマスの夜に札響? そんなお上品な趣味は持ち合わせていないが、たまたま招待券が舞い込んだ! というわけで、今年のクリスマスはキタラでベートーヴェン交響曲第7番を妻と二人で楽しませてもらった。 

          

 12月25日(水)夜、キタラにおいて「北洋銀行Presents クラシックコンサート ~聖夜の響き~」(指揮:十束尚弘 演奏:札幌交響楽団)が開催された。つまり北洋銀行から道民へのクリスマスプレゼントのようである。この種の招待は応募者が多いのであまり期待してはいなかったのだが運良く招待券が舞い込んだというわけである。

 招待だから全席自由であったが、私たちはそれほど早く会場に赴かなかったこともあり割り当てられた席は2階の横側という席としてはそれほど良い席ではなかった。
 いつものコンサートと若干違ったのは、HBCのアナウンサーの司会が付いたことと、北洋銀行の会長の横内氏の挨拶があったくらいで、あとはいつも通りにコンサートが始まった。

 プログラムは次のとおりだった。
 1.ベートーヴェン作曲/交響曲第7番イ短調op.92
        《 休  憩 》
 2.E.フンパーディンク作曲/歌劇「ヘンゼルとグレーテル」組曲序曲
 3.P.I.チャイコフスキー作曲/バレエ「くるみ割り人形」op.71より
 4.モーツァルト作曲/歌劇「魔笛」序曲
 5.J.シュトラウスⅡ作曲/喜歌劇「こうもり」序曲
 6.ワーグナー作曲/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲

               

 プログラムの構成は、多少クラシック初心者を意識した構成なのだろうか?けっこう名を知られた作曲家の名前が並んだ構成である。
 さてベートーヴェンの第7番である。ベートーヴェンの交響曲には3番『英雄』、5番『運命』、6番『田園』のように題名が付いているものが多いが、この7番には特に題名は付いていないようだ。だからというわけではないのだが、私が聴いたかぎりではその良さを十分に感ずるまでにはいたらなかった。全体的に明るく軽快な感じが伝わってはきたのだが…。
 私がむしろその良さを感ずることができたのは休憩後に演奏されたチャイコフスキーやモーツァルトの小品だった。いずれも、いつかどこかで耳にした記憶があったからかもしれない。

 コンサートは最後にクリスマスの夜らしく、札響の演奏をバックに「きよしこの夜」を会場全体で歌い終了となった。
 クラシックの良さを十分堪能したとは言い難かったが(それは偏に私自身の感性のせい)思わぬプレゼントをいただいた今年のクリスマスだった。