相変わらず元気だった。相変わらず賑やかだった。もうそれは完全に北海道に定着した(?)と言っていいだろう。上方落語を道民に提供し続ける桂枝光師匠の落語を楽しんだ。
12月20日(金)、コンベンションセンターのウォームシェア・ウィンターフェスティバル2013の一環として「桂枝光落語独演会」が昨年に引き続き開催され、楽しんできた。
枝光師匠には申し訳ないのだが、以前は彼が月例で主宰する「平成開進亭」にも足を運んでいたのだが、ここ2~3年は今回のような無料で聴ける場合しか枝光落語を聴かなくなってしまった。
今回は11時~13時というちょっと変則的な時間帯の中、およそ2時間にわたって三つの話を披露してくれた。その演目は、(1)動物園 (2)ふぐ鍋 (3)中村仲蔵の三話だった。
それぞれ良く知られた演目だったが、いずれもが枝光風の味付けをほどこされ楽しめるものだった。〔動物園〕、〔ふく鍋〕ともに最後の落ちはどちらも仕込みが効いていて笑わせてくれる噺だった。さらには〔動物園〕のトラの仕草が笑いを誘った。
ただ、最後の〔中村仲蔵〕は力作を期待していたのだが、思っていたよりあっさり終わった感じだった。まあ、枝光師匠も無料のお客を前にしては力が入らなかったのかもしれない??
ところでリード文のところで「完全に北海道に定着した(?)…」と記したが、ウェブ上で調べてみると、師匠である5代目桂文枝が2005年に無くなった後は活動の拠点を大阪に移していたようだ。
ということは主宰している「平成開進亭」の開始年が同じ2005年だから、北海道を離れるにあたって北海道との縁を続けるために開亭したと考えられるが、真実はどうなのたろうか?
そのことはどうあれ、2005年から今日まで毎月欠かさず「平成開進亭」を続けてくると共に、枝光師匠の言葉を借りれば北海道内のほとんどの市町村を訪れ、落語を届けているということだから、それはもう十分に「北海道に定着した」と言っていいだろう。
少しだけ心配することは、「いつまで今のように形を続けてくれるだろうか」ということだ。若いと思っていた枝光師匠も50歳を超える年齢となった。落語は見ている以上に体力を必要とする話芸のように思う。
身体を大切にしてできるだけ長く北海道に上方落語の楽しさを届けてほしいと願いたい。
12月20日(金)、コンベンションセンターのウォームシェア・ウィンターフェスティバル2013の一環として「桂枝光落語独演会」が昨年に引き続き開催され、楽しんできた。
枝光師匠には申し訳ないのだが、以前は彼が月例で主宰する「平成開進亭」にも足を運んでいたのだが、ここ2~3年は今回のような無料で聴ける場合しか枝光落語を聴かなくなってしまった。
今回は11時~13時というちょっと変則的な時間帯の中、およそ2時間にわたって三つの話を披露してくれた。その演目は、(1)動物園 (2)ふぐ鍋 (3)中村仲蔵の三話だった。
それぞれ良く知られた演目だったが、いずれもが枝光風の味付けをほどこされ楽しめるものだった。〔動物園〕、〔ふく鍋〕ともに最後の落ちはどちらも仕込みが効いていて笑わせてくれる噺だった。さらには〔動物園〕のトラの仕草が笑いを誘った。
ただ、最後の〔中村仲蔵〕は力作を期待していたのだが、思っていたよりあっさり終わった感じだった。まあ、枝光師匠も無料のお客を前にしては力が入らなかったのかもしれない??
ところでリード文のところで「完全に北海道に定着した(?)…」と記したが、ウェブ上で調べてみると、師匠である5代目桂文枝が2005年に無くなった後は活動の拠点を大阪に移していたようだ。
ということは主宰している「平成開進亭」の開始年が同じ2005年だから、北海道を離れるにあたって北海道との縁を続けるために開亭したと考えられるが、真実はどうなのたろうか?
そのことはどうあれ、2005年から今日まで毎月欠かさず「平成開進亭」を続けてくると共に、枝光師匠の言葉を借りれば北海道内のほとんどの市町村を訪れ、落語を届けているということだから、それはもう十分に「北海道に定着した」と言っていいだろう。
少しだけ心配することは、「いつまで今のように形を続けてくれるだろうか」ということだ。若いと思っていた枝光師匠も50歳を超える年齢となった。落語は見ている以上に体力を必要とする話芸のように思う。
身体を大切にしてできるだけ長く北海道に上方落語の楽しさを届けてほしいと願いたい。