北海道教育大学岩見沢校が来年度から「芸術・スポーツ文化学科」として再編され、その中に「芸術・スポーツビジネス専攻」というコースが新設されるという。その新設を記念する公開フォーラムが開催された。
12月1日(日)午後、北海道教育大学札幌駅前サテライトにおいて、 「ホンモノのもつ魅力を地域に伝える ~地域密着型!芸術・スポーツビジネスの可能性を探る~ 」と題する公開フォーラムが開催され、参加してきた。
北海道教育大学岩見沢校は大学再編によって、音楽・美術・スポーツに関する教員や指導者・プレイヤーなどを育てる大学だったが、来年度からはそれらと共にそうした分野のマネジメント知識や能力を育て、新しい文化ビジネスを創造できる人材育成のためのコースを新設したという。
その新設の意義について広く市民に理解を求めるために開催したフォーラムのようだった。
フォーラムには、現在北海道内で芸術・スポーツに関する分野でビジネスを展開する三氏が招かれ、討論した。その招かれた方は…
◇宮澤 敏夫 氏(札幌交響楽団 事務局長)
◇久保 俊哉 氏(札幌国際短編映画祭 プロデューサー)
◇曽田 雄志 氏(コンサドーレ札幌 アドバイザリースタッフ)
の三人だった。
三人はともに幾多の職業を経験されながら現職に就かれているとともに、宮澤氏を除いたお二人は掲載した肩書意外にも複数の肩書をもって活躍されている方だった。
久保氏は紹介した肩書以上にメディアプロデューサーとして会社を起ち上げ、数多くのクリエーターを育成することがむしろ本業だということだ。
曽田氏はコンサドーレ選手としての体験も踏まえ、スポーツ選手のセカンドキャリアの道を拓くため社団法人「A‐bank北海道」の代表理事など多くの顔を持つ方である。
三人はコーディネーター役の宇田川耕一岩見沢校特任教授の質問に答える形でさまざまなことを語った。その主なことを記すと…、
宮澤氏は札響が解散の危機に陥った時に招かれ、思い切った改革に次々と着手したようだ。自身大阪フィルのコントラバス奏者として活躍後、事務局長を経験されていて、それが札響の立て直しに役立ったようである。「札響は今日本において最も安定したオーケストラである」と言い切る宮澤氏の表情からオーケストラをプロデュースする醍醐味のようなものが伝わってきた。
久保氏は小樽市生まれであるが、その後は東京で生活していたが30歳の時にふるさと意識が芽生え、転職して札幌に居を移したという。広告代理店などで働きながら北海道(札幌)の可能性を探るうちに短編映画祭開催のアイデアが出てきて、それを形にすべく奔走し、現在短編映画祭としては世界でも指折りの映画祭に育て上げたという。札幌は規模的・環境的にクリエーターを輩出するのに最適な街と言う久保氏には更なる企てがあるようにもうかがえた。
曽田氏はサッカーファンにはよく知られた存在である。一時「ミスターコンサドーレ」と称され、コンサドーレの顔でもあった。選手を引退し、自身のセカンドキャリアを確立する必要もあり、スポーツ選手のセカンドキャリア支援のためにさまざまな活動を展開している。曽田氏自身の自己紹介によると実に九つの肩書を有し、あらゆる可能性を探っているようである。実質稼働4年目であるから成果が見えてくるのはこれからだろう。氏の活躍によって道内におけるアスリートの活躍の場が増えてくるのではないだろうか。
北海道教育大学岩見沢校の「芸術・スポーツビジネス専攻」コースの新設が、道内の芸術分野やスポーツ分野にどのような影響を与える存在になるであろうか?
現時点ではまだスタートもしていないが、今後の動向を注目していきたい。
12月1日(日)午後、北海道教育大学札幌駅前サテライトにおいて、 「ホンモノのもつ魅力を地域に伝える ~地域密着型!芸術・スポーツビジネスの可能性を探る~ 」と題する公開フォーラムが開催され、参加してきた。
北海道教育大学岩見沢校は大学再編によって、音楽・美術・スポーツに関する教員や指導者・プレイヤーなどを育てる大学だったが、来年度からはそれらと共にそうした分野のマネジメント知識や能力を育て、新しい文化ビジネスを創造できる人材育成のためのコースを新設したという。
その新設の意義について広く市民に理解を求めるために開催したフォーラムのようだった。
フォーラムには、現在北海道内で芸術・スポーツに関する分野でビジネスを展開する三氏が招かれ、討論した。その招かれた方は…
◇宮澤 敏夫 氏(札幌交響楽団 事務局長)
◇久保 俊哉 氏(札幌国際短編映画祭 プロデューサー)
◇曽田 雄志 氏(コンサドーレ札幌 アドバイザリースタッフ)
の三人だった。
三人はともに幾多の職業を経験されながら現職に就かれているとともに、宮澤氏を除いたお二人は掲載した肩書意外にも複数の肩書をもって活躍されている方だった。
久保氏は紹介した肩書以上にメディアプロデューサーとして会社を起ち上げ、数多くのクリエーターを育成することがむしろ本業だということだ。
曽田氏はコンサドーレ選手としての体験も踏まえ、スポーツ選手のセカンドキャリアの道を拓くため社団法人「A‐bank北海道」の代表理事など多くの顔を持つ方である。
三人はコーディネーター役の宇田川耕一岩見沢校特任教授の質問に答える形でさまざまなことを語った。その主なことを記すと…、
宮澤氏は札響が解散の危機に陥った時に招かれ、思い切った改革に次々と着手したようだ。自身大阪フィルのコントラバス奏者として活躍後、事務局長を経験されていて、それが札響の立て直しに役立ったようである。「札響は今日本において最も安定したオーケストラである」と言い切る宮澤氏の表情からオーケストラをプロデュースする醍醐味のようなものが伝わってきた。
久保氏は小樽市生まれであるが、その後は東京で生活していたが30歳の時にふるさと意識が芽生え、転職して札幌に居を移したという。広告代理店などで働きながら北海道(札幌)の可能性を探るうちに短編映画祭開催のアイデアが出てきて、それを形にすべく奔走し、現在短編映画祭としては世界でも指折りの映画祭に育て上げたという。札幌は規模的・環境的にクリエーターを輩出するのに最適な街と言う久保氏には更なる企てがあるようにもうかがえた。
曽田氏はサッカーファンにはよく知られた存在である。一時「ミスターコンサドーレ」と称され、コンサドーレの顔でもあった。選手を引退し、自身のセカンドキャリアを確立する必要もあり、スポーツ選手のセカンドキャリア支援のためにさまざまな活動を展開している。曽田氏自身の自己紹介によると実に九つの肩書を有し、あらゆる可能性を探っているようである。実質稼働4年目であるから成果が見えてくるのはこれからだろう。氏の活躍によって道内におけるアスリートの活躍の場が増えてくるのではないだろうか。
北海道教育大学岩見沢校の「芸術・スポーツビジネス専攻」コースの新設が、道内の芸術分野やスポーツ分野にどのような影響を与える存在になるであろうか?
現時点ではまだスタートもしていないが、今後の動向を注目していきたい。