いよいよ年の瀬も押し詰まってきた。本日は雪が深々と一日中降っていた。雪が少ないと思っていたが、どうやらここにきて札幌らしい年末風景となったようだ。さて、「私的に‘13を振り返る」シリーズも今回を含めて残り2回となった。今回は、【どんなステージを堪能したか】、【どんな映画を観たか】について今年一年を振り返ってみることにした。
【どんなステージを堪能したか】
◆YOSAKOIスペシャルステージ(さっぽろ雪まつり協賛 ニトリ文化センター 2/10)
◆舞台 イシノマキにいた時間(一年前に感動して二度目の観劇 コンカリーニョ 3/24)
◆西区オーケストラ演奏会(札幌市内全域から集まったアマオーケストラ キタラ 4/27)
◆2013年春のシアターZOO寄席(桂枝光、月亭方正 シアターZOO 5/5)
◆歌旅座コンサート(「昭和ノスタルジアコンサート」 宮の森・大乗院薬王寺 5/12)
◆PMFオープニングコンサート(ワーグナー「タンホイザー」他 芸術の森野外ステージ 7/06)
◆サッポロ・シティ・ジャズ パークジャズライブ(ビッグバンドを主に 札幌市役所駐車場 7/14)
◆カルチャーナイト2013(「カンテレ in 京王プラザ」 京王プラザホテル 7/19)
◆オルガンアドベンチャー in キタラ(キタラのパイプオルガンを鑑賞 8/03)
◆NHKカジュアルクラシックコンサート(N響のプレイヤーなど6人 札幌市民ホール 8/10)
◆ばんけいミュージックフェスティバル(野外にて8組のバンドが共演 ばんけいスキー場 8/11)
◆ドイツの森コンサート(知人の娘さんのコンサートに誘われる 渡辺淳一文学館ホール 8/25)
◆時計台まつり記念演奏会(ゴスペルソング MOTHER CROSS 素晴らしさに感動 時計台ホール 9/26)
◆~阿蘇からの風~クリスマスコンサート(大庭照子 くまもん 教育文化会館 12/04)
◆ピアノレクチャーコンサート(「ロシアのピアノ音楽の歴史」 時計台ホール 12/08)
◆札響の第九(今回で5年連続の鑑賞になる。年末恒例行事? 尾高忠明指揮 キタラ 12/14)
◆フルートレクチャーコンサート(かでる講座 フルート奏者 安保奈苗 かでる2・7 12/16)
◆桂枝光落語独演会(コンベンションセンター・ウォームシェアイベントの一環 12/20)
◆さっぽろホワイトイルミネーションコラボレートLIVE(ゼップサッポロ 12/21)
◆札響クラシックコンサート(北洋銀行presents 十束尚宏指揮 キタラ 12/25)
【どんな映画を観たか】
◆「網走番外地」(ご存じの高倉健さんの出世作 「北のシネマ塾」1月講座 1/19)
◆「東京家族」(山田洋二監督が小津安二郎監督に捧げた映画 ユナイテッドシネマ 2/08)
◆「馬喰一代」(三船敏郎主演映画 「北のシネマ塾」2月講座 2/16)
◆「レ・ミゼラブル」(ミュージカル仕立ての映画 シネマフロンティア 2/18)
◆「〇(ゼロ)からの風」(故田中好子が主演した飲酒運転撲滅映画 「ちえりあ映画会」 2/20)
◆「シャレード」(オードリー・ヘップバーンとゲリーグラントの競演 「ちえりあ映画会」3/15)
◆「映像でつづる北海道の20世紀」(「北のシネマ塾」3月講座 3/16)
◆「フライト」(航空機の整備不良で墜落の危機から生還した映画 ユナイテッドシネマ 3/26)
◆「探偵はBARにいる 2」(大泉洋の探偵役の2作目 試写会 札幌プラザ2・5 4/12)
◆「今 伝えたいこと」(福島県の高校生が原発事故に遭遇して他に伝えようとした映画 きょうさいサロン 4/13)
◆「リンカーン」(アメリカの伝説的大統領の後半生を描いた映画 ユナイテッドシネマ 4/19)
◆「居酒屋兆治」(高倉健、大原麗子主演映画 「北のシネマ塾」4月講座 4/20)
◆「月あかりの下で」(浦和商業高校定時制の4年間を追った映画 北大教育学部教室 4/20)
◆「地の涯に生きるもの」(森繁久彌主演 「北のシネマ塾」5月講座 5/20)
◆「雪に願うこと」(帯広のばんえい競馬を題材にした映画 「北のシネマ塾」6月講座 6/15)
◆「怪談 佐賀屋敷」(怪談女優 入江たか子主演 「北のシネマ塾」7月講座 7/20)
◆「風立ちぬ」(スタジオジプリ作品 宮崎駿監督最後の作品? ユナイテッドシネマ 7/29)
◆「カサブランカ」(1942年制作の名画 イングリット・バーグマン主演 「ちえりあ映画会」8/30)
◆「じんじん」(絵本の町剣淵町を題材にしたストーリー 大地康雄主演 プラザ2・5 9/28)
◆「そして父になる」(是枝裕和監督、福山雅治主演 ユナイテッドシネマ 10/05)
◆「田んぼ de ミュージカル」他全4作(全4作一挙上映 琴似・レンガの館ホール 10/13)
◆「あの日-福島は生きている」(箭内道彦氏プロデュースのドキュメンタリー 道新ホール 10/25)
◆「先祖になる」(東日本大震災の津波被害者の佐藤尚志を追ったドキュメント 道新ホール 10/29)
◆ 韓国映画「チスル」(済州島で起こった事件を映画化したもの 北大学術交流会館 11/04)
◆「清須会議」(役所広司・大泉洋主演、三谷幸喜監督 ユナイテッドシネマ 11/08)
◆「南極物語」(昭和58年映画 タロ・ジロ生還物語 コンベンションセンター 12/17)
今年も数々のステージや映画を楽しむことができた。特にステージは札幌でなくてはなかなか楽しめないものが多く、これからもできるだけ生のステージを楽しみたいものだ。ステージ20本、映画26本楽しんだ中から、私の偏見でそれぞれのベストスリーを考えてみた。
【どんなステージを堪能したか】では、「舞台 イシノマキにいた時間」、「ばんけいミュージックフェスティバル」、「ゴスペルソング MOTHER CROSS」といったところが私の中では挙がってきそうだ。7月芸術の森野外ステージで演奏した「PMFオープニングコンサート」も思い出深い。
【どんな映画を観たか】のベストスリー選出は難しかったが、「東京家族」、「じんじん」、「先祖になる」の三本を挙げることにした。スペクタクルに満ちた「フライト」、考えさせられた「そして父になる」も忘れられない映画の一つだ。
このベストスリーを選出した際、「ゴスペルソング MOTHER CROSS」と「じんじん」がそれぞれのベストスリーに入ったことはある意味の特徴である。両者とも私は上演前に大して期待していなかったものである。ところがステージや映画が終わった後に大きな感動に包まれた両者である。つまり事前にあまり期待していなかったがために、その落差の大きさがより大きな感動を与えてくれた二つの作品ということができる。
来年もそんな意外なハプニングを楽しむためにできるだけステージや映画館に足を運びたいと思っている。