鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

綾野剛、パンク侍、

2018-07-18 16:01:42 | 思いつくまま

 きのうですが、猫の額ほどの庭の木を久しぶりにじっと見てみたら、こういう遺物がありました。ここでも生まれているんだと思うと感動ものですね。偉い!よく生まれてくれた!と感謝したくなります。 はやり夏なのです、が。

   

 セミの抜け殻が二つありました。モクレンの木にです。そして柿の木も見てみたら、居ました。アブラゼミです。おとなしいです。もしかしてメスかな。鳴き声が聞こえないから。

                 

 

 なんですか、きょう岐阜県の多治見市では最高気温が40度を記録したとか。40度ですよ、40度。実感できますか!!??5年ぶりとか言っていました。いやあ参りました、40度にはただただ恐れ入りましたと平伏すばかりです。

 

 きょうの徹子の部屋です。36歳の綾野剛です。まだ独身のようですね。このまえテレビで見た映画「日本で一番悪い男」だったかな、北海道警察の悪徳刑事役がすごかったですね。実話を元にした映画です。

 

                         

 でも個人的には約1年前に”トラ”として出た石井岳龍監督の映画が何と言っても一番興味がありました。 その映画は今上映中ですが、「パンク侍、斬られて候」です。綾野剛が主人公です。きのう見てきました。まあ平日ということもあるのでしょうか、夕方の5時35分からの上映でしたが、観客は10人くらいという淋しいものでした。

 

 でも映画はまあこういう映画もあるのか???!!!その展開の早さ、すさまじさについていくのが一杯と言った感じも無きにしも非ず。現代と江戸時代とがミックスした展開となっていて、笑わせる場面が満載(脚本はあの宮藤官九郎です)なのですが、ニンゲンや社会、政治に対する風刺も効いています。

 

 忘れもしない去年”トラ”として出たのは白石城内です。白石市役所内で着替えました。これが強烈!!初めての江戸時代のニンゲンというか”乞食”役。8月19日だったかな、雨の日の翌日でした。ふんどし姿になってもいい人?と提案があってOKしました。

             

 どうせならこういう時しかできないことに挑戦してみようと思いました。その服装とは、乞食ですが、素っ裸にふんどし一つ、汚い(実際は汚くはないです)短い上っ張り一枚という出で立ちです。まず始めに鏡の前に座らされまして、上半身裸で桂鬘(かつら)を被り、その上から手拭でほっかぶりをしました。上着は裸に着物一枚。

 

 肝心のふんどしですが、これこそまさに6尺ふんどしなのでしょうね、スタッフの女性にふんどしのつけ方というか巻き方を教えてもらいました。この時はまだズボンを履いていますよ、御同輩。

 まず顎でふんどしの端を抑えて、残りを股から後に回します。回して股間をきちんと押さえてから細い紐のようにして腰に回し始め、腰を締めてから顎からのふんどしを下ろして終了です。思った以上にきちんとまとまるものです。これぞ日本男児の伝統ですよね。本懐です。

             

 足元は当然草鞋です。草鞋そのものはよかったのですが、如何せん、白石城は雨の翌日で、足下の地面は濡れています。すぐに草鞋は水分を吸って重くなります。これで動きがあまりないのなら構わないのですが、城内の石垣の周りを走るのです。これが大変でした。草鞋が足にぴったりしていればいいのですが、水分を吸って重くなり足と一体のものとなってくれません。パタパタとなります。これで走るのは辛かった。そういうことがありました。

 

 そうそう着替えが終わってから全員でラジオ体操みたいなことをしました。走ったりするからなのでしょうね、乞食姿は少なかったのですが、大半はふんどし一丁の若い男衆ばかりです。「腰振り党」です。 腹に白い渦巻状の者を描いています。そん時は分かりませんでしたが、映画を見て分かりました、腸内に住みつく”サナダムシ”を象徴していました。

          

 そしてみんなで集団行動というか集団示威をする時に発することば「おへそ」とばかり思って、そう発言して動いていたのですが、あとから「おへそ」ではなく「おへど」であると教えられました。

 

 撮影は午後から夕方までかかりましたね。途中何度もたくさんいる若い女性のメイクさんたちのお世話になりました。服装は前述しましたが、体中にメイクをしました。薄汚い乞食スタイルです。顔から腕、足、背中やお腹にも塗りたくりました。

 途中動き回るわけでメイクも薄くなったり消えたりするわけです。テストや本番の合間に彼女らは我々の間を回ってメイクしていきます。こんな経験もはじめてで、多分最後かもしれません。その点でもいい経験でした。

         

                   (ますます水量は減っていく広瀬川)

 まだ上映中ですので映画の細かいことは書きませんが、こんな呆れるくらい破天荒な、驚天動地の映画があってもいいのかなと思いましたが、実際に見られたらみなさんはどう感じるでしょうか。

 

          逞しい!!


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