今日も暑いです。御前10時で30度を超えています。もっともその後さらに高くなるのではなく、低くなっています。お昼で28.8度です。(追記・午後2時30.2度、3時30.9度となっています)
西暦2018年・平成30年7月1日日曜日。 広瀬川・名取川の鮎釣り解禁日です。午前4時からOKです。
前からこのブログで何度も書いているように、広瀬川の水量の少なさ、これがどんな結果となるか、一番気になっていました。 去年が数十年振り?の好釣だっただけに今年もそうであってほしいという気持ちと、去年よかったから今年は絶対に?いいことはないという気持ちが拮抗していました。
結果は”兇”と出ました。少なくとも澱橋から牛越橋の間の広瀬川での、午前中前半の鮎釣りは最低でした。ひどいものです。 悪い方に転んだとは言っても、ここまでひどいとは予想だにしませんでした。予想の域を超えていました。
何しろ澱橋の上流(去年とってもいい思いをしたところ)に5人入ってもまったくの釣果ゼロでした。午前5時前から竿を出したのですが、2時間弱でも掛かりません。ウントモスントモいいません。掛かる気が全くしませんでした。
ここにはガラガケの人もいるのですが、ガラガケでも音沙汰なしです。こちらとしては、友釣りでは掛からなくても、せめてガラガケでは掛けてほしいという気持ちでしたが、そのガラガケでも掛からないということはこの付近には魚が、鮎がいないということになります。
それでここを見切りまして少し上流へ向かいました。ちょうど澱橋と牛越橋の中間くらいの、1週間前くらいですか川底のたくさんのハミ跡が見つかった場所へ移動しました。平瀬・チャラ瀬で川幅が広く浅いところです。その下流には岩盤底の急瀬があります。
ここでは7時過ぎに竿を出しましたが、急瀬の手前でようやく釣り友が鮎を掛けました。待望の1匹です。大きさはオトリサイズですので、今時期の広瀬川としては小さいくらいです。少しして私にも待望の軽快な当たりが手もとに伝わってきました。
ククッという可愛い感じの当たりで、しかも水中で掛かり鮎が体をひねらしているのが見えます。手と目で掛かりを確認し、慎重にためて引き抜きました。無事キャッチしたのですが、嬉しさよりもあれっとう感じ。なんか変?そうなのです、掛かったのはオトリサイズのヤマメでした。
とってもきれいです。体はぬるぬるしていかにも川の中で元気に泳ぎ回っていた元気な魚そのものという感じでした。 でもきょうの目的である肝心の鮎が掛かりません。追ってくれません。この付近でガラガケをしている人もたくさんいたので、聞いてみたら10匹は掛けたとか。でもみんな小粒で10センチ前後の鮎もいるとのこと。とてもオトリ鮎としては使えないと言っていました。
確かにこの付近では大きくはない魚が逃げ惑う姿が見られます。いつから広瀬川はこんなチビ鮎ばかりの川となってしまったのか。広瀬川といえば解禁当初から23センチ前後の大きな鮎が目印をひったくるのが売りだったのですが、・・・。出るのは愚痴ばかり。
釣り仲間は9時前には納竿しましたが、私は諦めが悪く、中洲の本流で竿を出してみてから納竿しようと少し下りました。ここには友釣り師が二人いましたが、そうそうに上流へ行ってしまいました。案の定全く掛かりそうもありませんでした。早々に納竿です。
ざっと今朝方を振り返ってみると以上のような具合です。いやあ参りました、乾杯ならぬ完敗です(折角東北楽天が西武に大差で連勝したとうのに・・・・)。アユが、追い気のあるアユがいないのでは友釣りで掛かるはずがありません。
帰宅してからさっき川で出合った約一年ぶりの釣り仲間から電話がありました。広瀬川の鮎釣り情報の最新版ということで、広瀬川の下流域、広瀬橋下流では鮎の入れ掛かり、それも20センチ前後の鮎の入れ掛かりが続いているとか。
ということはすぐに思い浮かぶのは、やはり水量が少ないということと堰堤が2か所もあるということです。郡山堰と愛宕堰、この二つの堰が広瀬橋のすぐ上流側にあります。水量が少ないために遡上鮎が堰堤を乗り越えられないで下流域に溜っていたということなのでしょう。
そしてそこでそのまま大きくなっていったということか。納得できる説明ではありますが、でも下流域には稚魚は放流していないのでは?、またそんなに天然遡上鮎がおおかったのか?澱橋にはしっかりと稚鮎を放流しているし、今までの霊ならぬ例から言っても解禁日に釣れる大きな鮎は放流鮎です。
小さい鮎は天然遡上あゆです。天然もので解禁日から20センチクラスが掛かるなんて、いままでそういうことがあったのでしょうか。浅知恵を働かせてみると、放流した鮎がその後の増水で下流域へ流されてしまい、上流域には鮎の姿は無くなったということですが、でも小さい鮎がいないことはないので、その小さい鮎は放流鮎とは考えられず、天然ものだとするといつどうやって遡上してきたのか?
というわけで堂々巡りをしてしまうという情けなさです。
きれいです。しばし眺めた後、放流しました。