「不苦老」「不苦労」「福籠」「福朗」など、様々な縁起の良い当て字が使われている。
また、ふくろうは、夜行性で夜眠らないため「守り神」として
寝室やリビング、子供部屋などに飾られる事が多く
ギリシャ神話では「知恵の神」「森の哲学者」とされ、
知識や学問の象徴とされ夜を徹しての勉学の守り神とも言われている。
玄関先に置いておけば、福を呼び込むとされ
我が家でも、福を呼び込むために玄関先に置いてある。
大きさはたかだか10センチ程のふくろうの置物なのだが
いつも行くとあるスーパーの店頭で、障害者達の作業所で作られ販売されていたものだ。
障害者を助けようなどと大義名分があったのではない
そのふくろうの、何気ない可愛さに惹かれて思わず買い求めた。
この他に、小物入れだとかアクセサリークッキーや野菜など、
また、パンなども作り、各病院などで曜日を決めて販売もしたりする。
ばぁ~ちゃんが入院していた時も病院で何度か買ったが
先入観に関係なく美味しいものだった…。
障害者と父兄、指導者が一緒になって販売している。
私の高校時代の友人の息子さんも障害者の一人だ。
たまにスーパーで、買い物をしているのに出くわす。
もちろん息子さんも一緒の時がある。
でも彼女は恥じない、息子と楽しげに話しをしながら買い物をする。
彼女は言う、障害者は何も出来ないのではなく
ただ、他の人より少しだけ不自由なだけなのだと。
精神に障害があれば、他の人よりコミュニケーションを取るのが苦手なだけ
そう思えるまでにはどれだけ悩み苦しんできた事だろうか…。
彼女の強さを見る思いだった。
今日買い物へ行って彼女と出会ったので
あの時に買ったふくろうを思い出し記事にしてみた。