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先日コンビニに行ったところ、あの「トムとジェリー」の2枚組DVDが、なんと980円という破格の値段で売られているのを発見。このレンタルDVDに毛の生えたような価格は、きわめて魅力的である。「vol.2」も併せて、そそくさと購入した。
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全部合わせて、64本の作品が収録されている。とはいえ、これですべての作品が網羅されるわけではなく、たとえば「ジェリーの日記」「可愛い逃亡者」「南の島」「計算ちがい」「お掃除はこうするの」等は収録されていない。
また、このDVDは英語の原語版であり、日本語字幕である。このアニメを愉しむのに、それはあまり大きな障害ではなく、むしろ活きた英語学習のいい教材になるかもしれない。
ただ、やはり一番良かったのは、昭和の時代に頻繁に再放送されていた、「あらあらトムさん」とかのナレーションが粋だった、オリジナルの吹き替え版である。これはYouTubeで今でも観ることができるとはいえ・・・
このDVDボックスにも記されているが、「本作品中には、身体的・精神的資質、職業、地域、階層、民族などに関する不適切な表現が一部見られますが、原作を尊重し、収録しています。」とある。最近TVで再放送をやらなくなった理由として、この辺の要因があるのかもしれない。この作品の根底には、愛と友情とがしっかりと描かれているのだが・・・
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記念すべきトムとジェリーの第1話「上には上がある」は、なんと1940年(昭和15年)の作品である。この第1話のみは、トムは「ジャスパー」という名で、ジェリーは「名無し」だったそうな。
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このDVDに収録されている最新の作品は、1953年(昭和28年)のものである。
ちなみに、国産初のTVアニメである「鉄腕アトム」は1963年(昭和38年)の作品。
このトムとジェリーという作品。アニメーションの動きとそれに連動したBGM、加えて背景の緻密さやカラーであることなど、当時のアメリカのアニメが大きく進んでいたことをあらためて感じさせる素晴らしい作品である。やはりこういうものは、文化遺産として残すべきであろう。