スバル・エクシーガが登場するまでは、自分がミニヴァンを買わなければいけない状況になったとすれば、私は「RG系ステップワゴン」を選ぶだろうと考えていた。その抑え目の全高と、「Hマーク」よりも「ライオンマーク」が似合いそうなフロントマスクが、割と気に入っていたのだ。
そのステップワゴンが、昨今ではやや短めのサイクルの4年で、新型に移行した。もともとはホンダファンの私は、それを確認するためにディーラーさんに向かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/75/27f4f4979e0199a44dfeeef2135946af.jpg)
背が高くなったその新型。Dピラーを隠したグラッシィなキャビンとテールランプのレンズの意匠は、同社の「ゼスト」に共通する処理でもあり、そこはかとなくBPレガシィをも思い起こさせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/6e/ea1ee367d66332edebe02165d2295d38.jpg)
室内側から見ると、上の写真では分かりづらいが、Dピラーの太さが左右で異なっている。助手席側の方が、若干細い。Dピラーを隠したエクステリアの処理は、その太さが左右で違うことが外観から目立たないようにするためだと推測される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/74/383244fbfca4937e452feca676dcbff4.jpg)
初代と2代目のステップワゴンはAピラーの角度が結構立っており、いわゆる「三角窓」を持っていなかった。この4代目には三角窓があるのだが、それを活かしてなかなか面白い装置を付けている。それは「サイドビューサポートミラー」である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/e2/f9fcd32ea2241a778573208331b1cf97.jpg)
ドアミラーに設置したミラーの映像を、室内の左Aピラー根元のそれに反射させて、クルマの左前方の状況を確認できるというモノである。これを実用上どれくらい活用するかどうかは謎だが、ヘンなキノコミラーが付くよりはずっといい。仕掛けはプリミティヴだが、ナイスアイディアだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/60/35167ab87f97d1d50b342979943edea7.jpg)
3列目は、簡単な操作でスッキリと床下に収納できる。おそらくは3列目を使用する機会はそう多くないハズだから、日常の使用でラゲッジスペースを多く取れるこの方式はヨイと思う。だが、スペアタイヤが無いというのは、昨年2回もスペアタイヤのお世話になってしまった私としては、やや不安な点ではある。
・・・ちなみにエクシーガはこのクルマより背が低いAWDの3列シート車だが、キチンとスペアタイヤを積んでおり、なおかつ3列目を畳んだ時の荷室もフラットになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/01/fdab0305f3f9368441965fd40eab4afc.jpg)
燃費もなかなかよさそうだ。FFで14.2km/Lで、4WDは12.6km/Lの数値は、カタログによるとクラスNo.1の低燃費とのことである。
・・・蛇足だが、エクシーガのカタログ上燃費はFFで15km/Lで、4WDは13.8km/Lだ。スバルはこの燃費の良さをもっと宣伝すればいいと思うのだが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/07/557f58f727ef46c533e6a6c047e8672b.jpg)
さて、試乗させていただいたのは、「G・Lパッケージ」(4WD・5AT:税込車両本体価格252万7千円)だった。簡潔にそのインプレッションを記そう。
フロントマスクがあまりにも日産セレナっぽく見えるのはいただけないと思うが、運転席に座ると前方の視界はスッキリ開けており、エンジンフィールも爽快だ。ただ、ステアリングは軽めで、操舵感は薄い。運転すること自体が面白いといった類のクルマではなかった。ドライビングフィールでは同社のオデッセイの方を私は好む。
この手のハイト系ユーティリティーミニヴァンは、苦手である。ヴォクシー&ノアやセレナは運転したことがないし、カタログすらも持っていない。どうも購買意欲が湧いてこないのだ。この手のクルマが順調に売れている理由が私には分からないが、それは私が変わり者だからなのかもしれない。多彩なシートアレンジとか、小学生が立って車内を移動できることとかは、私にとってはどうでもいいことだ。やはり運転している実感を味わえるクルマがイイと思うのである。御免。
そのステップワゴンが、昨今ではやや短めのサイクルの4年で、新型に移行した。もともとはホンダファンの私は、それを確認するためにディーラーさんに向かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/75/27f4f4979e0199a44dfeeef2135946af.jpg)
背が高くなったその新型。Dピラーを隠したグラッシィなキャビンとテールランプのレンズの意匠は、同社の「ゼスト」に共通する処理でもあり、そこはかとなくBPレガシィをも思い起こさせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/6e/ea1ee367d66332edebe02165d2295d38.jpg)
室内側から見ると、上の写真では分かりづらいが、Dピラーの太さが左右で異なっている。助手席側の方が、若干細い。Dピラーを隠したエクステリアの処理は、その太さが左右で違うことが外観から目立たないようにするためだと推測される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/74/383244fbfca4937e452feca676dcbff4.jpg)
初代と2代目のステップワゴンはAピラーの角度が結構立っており、いわゆる「三角窓」を持っていなかった。この4代目には三角窓があるのだが、それを活かしてなかなか面白い装置を付けている。それは「サイドビューサポートミラー」である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/e2/f9fcd32ea2241a778573208331b1cf97.jpg)
ドアミラーに設置したミラーの映像を、室内の左Aピラー根元のそれに反射させて、クルマの左前方の状況を確認できるというモノである。これを実用上どれくらい活用するかどうかは謎だが、ヘンなキノコミラーが付くよりはずっといい。仕掛けはプリミティヴだが、ナイスアイディアだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/60/35167ab87f97d1d50b342979943edea7.jpg)
3列目は、簡単な操作でスッキリと床下に収納できる。おそらくは3列目を使用する機会はそう多くないハズだから、日常の使用でラゲッジスペースを多く取れるこの方式はヨイと思う。だが、スペアタイヤが無いというのは、昨年2回もスペアタイヤのお世話になってしまった私としては、やや不安な点ではある。
・・・ちなみにエクシーガはこのクルマより背が低いAWDの3列シート車だが、キチンとスペアタイヤを積んでおり、なおかつ3列目を畳んだ時の荷室もフラットになる。
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燃費もなかなかよさそうだ。FFで14.2km/Lで、4WDは12.6km/Lの数値は、カタログによるとクラスNo.1の低燃費とのことである。
・・・蛇足だが、エクシーガのカタログ上燃費はFFで15km/Lで、4WDは13.8km/Lだ。スバルはこの燃費の良さをもっと宣伝すればいいと思うのだが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/07/557f58f727ef46c533e6a6c047e8672b.jpg)
さて、試乗させていただいたのは、「G・Lパッケージ」(4WD・5AT:税込車両本体価格252万7千円)だった。簡潔にそのインプレッションを記そう。
フロントマスクがあまりにも日産セレナっぽく見えるのはいただけないと思うが、運転席に座ると前方の視界はスッキリ開けており、エンジンフィールも爽快だ。ただ、ステアリングは軽めで、操舵感は薄い。運転すること自体が面白いといった類のクルマではなかった。ドライビングフィールでは同社のオデッセイの方を私は好む。
この手のハイト系ユーティリティーミニヴァンは、苦手である。ヴォクシー&ノアやセレナは運転したことがないし、カタログすらも持っていない。どうも購買意欲が湧いてこないのだ。この手のクルマが順調に売れている理由が私には分からないが、それは私が変わり者だからなのかもしれない。多彩なシートアレンジとか、小学生が立って車内を移動できることとかは、私にとってはどうでもいいことだ。やはり運転している実感を味わえるクルマがイイと思うのである。御免。