アルファロメオを見学した後、我々取材班はプジョーのお店に向かった。最近値下げされて、税込車両本体価格が189万円とお求めやすくなった、「プジョー207 スタイル1.4」に乗ってみたかったからである。
イチョウの黄色い絨毯の上にたたずむ、アデン・レッドの207。秋の陽光を浴びるその姿は、非常に美しい。
インテリアのデザインはシンプルだが上品にまとまっている。プラスティックはそれほどいい素材ではなさそうだが、その色使いとクロームメッキのあしらい方が上手だ。ステアリングが革巻でない一点だけが、私としては残念だ。
やはり、問題は、この2ペダルMTと呼ぶべき「5速RMT」であろう。このクルマをギクシャクさせずに走らせるのには、若干の慣れというかコツを要する。VWのDSGは誰が乗ってもスムーズで、電光石火のシフトをこなしてしまうが、プジョーのこれはアクセルワークの抜き差し加減に気を遣わないと、スムーズに走ってくれない。ま、それを乗りこなすことに歓びを感じるという方もいるのかもしれないが、私見では、普通の5速マニュアルにしてくれた方が、よほどありがたい。だがしかし、ディーラーのお姉さん曰く、「今の時代、MTだと売れないし、誰も買ってくれない・・・」のだそうだ。
200万円アンダーで207が買えるようになったのは、喜ばしいことだ。とはいえ、価格もサイズも近いVWのポロと比べてしまうと、そのトランスミッションの出来に大きな隔たりがあるのは、隠しようのない事実だった。
もとよりプジョーは他車と比較して選ぶクルマではないのだろう。プジョーを好きな人が、それを指名買いするケースが多いと思う。だからこそ、受注生産でいいから、スタイル1.4には普通のMTを入れるべきではないかと思うのだが、そう考えるのは一部の好事家のみに限られるのでしょうネ。やんぬるかな。
イチョウの黄色い絨毯の上にたたずむ、アデン・レッドの207。秋の陽光を浴びるその姿は、非常に美しい。
インテリアのデザインはシンプルだが上品にまとまっている。プラスティックはそれほどいい素材ではなさそうだが、その色使いとクロームメッキのあしらい方が上手だ。ステアリングが革巻でない一点だけが、私としては残念だ。
やはり、問題は、この2ペダルMTと呼ぶべき「5速RMT」であろう。このクルマをギクシャクさせずに走らせるのには、若干の慣れというかコツを要する。VWのDSGは誰が乗ってもスムーズで、電光石火のシフトをこなしてしまうが、プジョーのこれはアクセルワークの抜き差し加減に気を遣わないと、スムーズに走ってくれない。ま、それを乗りこなすことに歓びを感じるという方もいるのかもしれないが、私見では、普通の5速マニュアルにしてくれた方が、よほどありがたい。だがしかし、ディーラーのお姉さん曰く、「今の時代、MTだと売れないし、誰も買ってくれない・・・」のだそうだ。
200万円アンダーで207が買えるようになったのは、喜ばしいことだ。とはいえ、価格もサイズも近いVWのポロと比べてしまうと、そのトランスミッションの出来に大きな隔たりがあるのは、隠しようのない事実だった。
もとよりプジョーは他車と比較して選ぶクルマではないのだろう。プジョーを好きな人が、それを指名買いするケースが多いと思う。だからこそ、受注生産でいいから、スタイル1.4には普通のMTを入れるべきではないかと思うのだが、そう考えるのは一部の好事家のみに限られるのでしょうネ。やんぬるかな。