
妻が残業で遅くなるというその日。私がなにか作ることになったのだが、冷蔵庫にはあまりパッとした食材は無かった。強いて言えば、納豆くらい・・・これをご飯にぶっかけて食べてもいいのだが、それじゃ、あまりに芸が無い。そこで例によって「こうちゃんの簡単料理レシピ」を参考にし、「みそ納豆茶漬け」を作ることに。

用意するものは、納豆・味噌・顆粒のガラスープ・長ネギである。

納豆3パック・味噌大さじ2・顆粒ガラスープ小さじ1・長ネギのみじん切り適量をボールに入れる。

そして、それらをよく混ぜる。

それをご飯にのせて、ゴマをふって、お湯を注げば完成。いやあ、とても簡単だ。納豆のぬめっとしたとろみがお湯とフュージョンし、そこに味噌が溶け出して華を添える。すんばらしい出来だと私は喜んでいた。
だがしかし、娘がボソッとつぶやいた。「これって、お湯無しで普通にごはんにのせて食べた方が、おいしいんじゃないの・・・」。
ううむ、確かに、実はそうだったかもしれない。その鋭く核心を突いた発言は、私の胸に、深く、深く突き刺さったのだった。こうちゃん、ごめん。