プジョー207に試乗した後、我々取材班が向かったのはホンダのお店だった。そこに展示されている「シビック タイプRユーロ」(税込車両本体価格298万円)を見学するためである。

イギリスからの逆輸入で2010台限定販売というこのクルマ。写真等で見た印象は、なんだかロボットアニメ風でガキっぽいデザインのように思えたのだが、実車はウエッジの効いた塊感のあるカタチで、なかなかカッコいい。

フロントのテーマがリヤにも反復されている点など、なかなか考えられたアートなデザインだ。

相変わらずビジーな印象のホンダ流マルチプレックスメーターにはどうにも違和感を感じるが、空調系の操作スイッチが手に届きやすいところにあり、実際の使い勝手は悪くないのかもしれない。もしこのクルマのバッジがダブルシェブロンだったなら、素晴らしいインパネだと私は諸手を上げて絶賛したことであろう。

減速比5.062と非常にローギアードな6MT。高回転型のエンジンを活かすためのセッティングなのだろう。11.6km/Lという10.15モード燃費は、2リッターDOHCのi-VTECエンジンが紡ぎ出す201ps/19.7kg・mというパフォーマンスからいけば、順当なところだと思われる。

シフトレバーの前にはシリアルナンバーが刻印されたプレートが置かれている。この展示車のナンバーは0069。

このクルマのイメージカラーは展示車同様の「ミラノ・レッド」だが、私見では「チャンピオンシップ・ホワイト」の方がよりそれらしく、カッコいいように思える。
それにしても、このクルマも2010台の限定販売とは・・・’90年代初めに、ユーノス・ロードスターという2シータースポーツが、月販3000台以上をマークしていたことが、今では信じがたい。ハイブリッド・カーやミニヴァンがもてはやされる現代にあって、このようなクルマがなんとか存在してくれていることに、私は感謝したい。

イギリスからの逆輸入で2010台限定販売というこのクルマ。写真等で見た印象は、なんだかロボットアニメ風でガキっぽいデザインのように思えたのだが、実車はウエッジの効いた塊感のあるカタチで、なかなかカッコいい。

フロントのテーマがリヤにも反復されている点など、なかなか考えられたアートなデザインだ。

相変わらずビジーな印象のホンダ流マルチプレックスメーターにはどうにも違和感を感じるが、空調系の操作スイッチが手に届きやすいところにあり、実際の使い勝手は悪くないのかもしれない。もしこのクルマのバッジがダブルシェブロンだったなら、素晴らしいインパネだと私は諸手を上げて絶賛したことであろう。

減速比5.062と非常にローギアードな6MT。高回転型のエンジンを活かすためのセッティングなのだろう。11.6km/Lという10.15モード燃費は、2リッターDOHCのi-VTECエンジンが紡ぎ出す201ps/19.7kg・mというパフォーマンスからいけば、順当なところだと思われる。

シフトレバーの前にはシリアルナンバーが刻印されたプレートが置かれている。この展示車のナンバーは0069。

このクルマのイメージカラーは展示車同様の「ミラノ・レッド」だが、私見では「チャンピオンシップ・ホワイト」の方がよりそれらしく、カッコいいように思える。
それにしても、このクルマも2010台の限定販売とは・・・’90年代初めに、ユーノス・ロードスターという2シータースポーツが、月販3000台以上をマークしていたことが、今では信じがたい。ハイブリッド・カーやミニヴァンがもてはやされる現代にあって、このようなクルマがなんとか存在してくれていることに、私は感謝したい。