チリトマトヌードルフリークの私が前々から気になっていた「トマト麺Vegie」に、ついに潜入することに成功した。
ウチから自転車で2時間かけて、12時01分にお店に着いた。
だが、のれんが出ていなかったので、「しまった!今日は定休日だったか・・・」と、一瞬私は蒼ざめた。
しかし、落ち着いてよく見ると「Open」の表示が。
この辺が普通のラーメン店とは一線を画する、このお店の個性というか「ポリシ」なのだろう。
12時03分。カウンターに着席。お冷にはなんとレモンが入っている。
この時点ですでに、私はTKOされそうだった。
ランチは基本的に2種類。「トマト麺」か「豆乳キノコ麺」のどちらかを選択し・・・
そこに「リゾットおむすび」が付いてくるというシステムだった。
私は「トマト麺とリゾットおむすびのセット」(780円)にプラスして「チリ」(50円)をオーダー。
チリトマトヌードルフリークとしては、当然の帰結である。
12時09分に、それは目前に。丼の形が、それとなくイタリアン。
見た目と違って、この丼は結構深さがあり、量的に少ないわけではない。
その麺は、パスタではなく、まごうかたなき札幌系の中太ちぢれ麺である。
店内には数組の女性客がおり、この麺を「ずずーっ」と音を立ててすすることに若干の抵抗を感じながらも、あえて「ずずーっ」といただいた。
そのトマトスープは鶏ガラベースとのことだが、酸味よりも甘みの勝るトマトスープによるものか、かなりとろりとした味わい。太陽の味がして、ウマい。
これは、プラス50円でトッピングした「チリ」である。辛いことは辛いが、突き抜けた辛さではない。個人的にはもっと辛くてもいいと思うのだが、体育会系というよりは文化系のこのお店には、このくらいの辛さの方が似つかわしいのだろう。
ちなみに、この日の他の女性客さんに人気だったのは「マサラ」(11種類のスパイスが入ったカレー風味)のトッピングだったようである。私も、次回は試してみたい。
具材も一般的なラーメンのそれとは異なる。まずは、なすび。
そして、鶏のつみれ。その他水菜、ニンジン等である。
12時16分。麺を喰い終わったジャストタイミングで、サクッとリゾット用のおむすびが供された。
そこにまぶされているのは、一瞬じゃこかと思ったが、よくよく見たらフライドオニオンだった。
それをスープにズボッと投入。
おにぎりを割ると、そこにはとろけたチーズが内包されており、トマトスープと絶妙なハーモニーを奏でるのだ!
12時22分、完食である。ラーメンを喰ったというよりは、イタリアンランチをいただいたという感が強い。
ディテールに気配りの感じられる、非常にナイスなランチ。リコピンで、内部から浄化された私。満足いたしました!