ついに満タンになった「らーめん あび」のポイントカード。足掛け6年弱の長い道のりであった。
このカードで、極上のあびのラーメン1杯が、タダで喰えるはずなのだ!
有効期限は「18年10月9日まで」となっているが、店主氏曰く、「有効期限は撤廃した」とのこと。
その言葉を信じ、白石区南郷18丁目に移転した、そこに向かうことに。
特定保健指導の積極的支援対象者である私は、脂肪肝解消のため、自転車でそこに向かうことを決断した。
愛車は、無段足こぎ変速の「Jessie TOWN」。27インチの極細チューブ入りタイヤを履いている。
過去の体験から想定すると、おおよそ片道2時間は掛かるであろう。
開店時間の12時から逆算し、9時50分。いよいよ「あび詣で」への旅立ちである。
10時19分。モエレ山横を通過。風は、ずぅーっとアゲンスト。太ももに張りを感じながらも、はっちゃきこいてペダルを漕ぐ。
10時37分。マックスバリュ東雁来店を通過。
10時46分、白石清掃工場着。「ここまで来れば、あと30分くらいだな!」と、私はその時思った。
だが、実際は、私の想像以上に、白石区は広かったのだ・・・
11時13分、「じぇんとる麺」着。「室蘭カレーらーめん」の文字が、私を誘惑する。
しかも、暖簾も出ているではないか!「いっそココで喰っちまおうか!」と脳裏で悪魔がささやく。
だがしかし、やはりここは初志貫徹。「タダの1杯」を喰うために、私は再びペダルを漕ぎだした。
11時16分、「北郷時計台」を通過。これはいわゆる「札幌市時計台」とは似て非なるものなので、お間違えの無きよう・・・
そして、11時36分。「らーめん あび」に到達した。ウチからここまでの所要時間は、1時間46分。ずぅーっと逆風に晒されながら走った割りには、好タイムだったといえよう。
だが、開店時間は12時。24分も早く着いてしまった。ここの店主氏は、絶対に開店時間前にお客を入れることはなさそうだし、そんなことをお願いする勇気も無い・・・
そこで、11時43分。近くの「東光ストア」へ。ここで実売価格54円の「ソフトカツゲン」を購入し、水分補給。
そしてしばらく付近を徘徊して時間をつぶし、12時02分、再訪である。
このお店は、いわゆる「前払い」である。有効期限の切れたポイントカードを緊張しつつ差し出すと、おかみさんが優しく「700円分はこのカードでいいですよ!」と言ってくれた。安堵感が私をベルベットのように包む。そこで、このお店でのベストチョイスと私が考える「しお」をオーダーさせていただいた。
前回訪れた時は、注文後ラーメンが供されるまで、20分の時間を要した。ゆえに、このお店に入店する時は、ヒマつぶしのタバコが必需品なのである。
12時08分、小用をもよおしたので、トイレへ。そこに張り出された注意書きが、また、緊張感を高める。
だがしかし、この日は私が最初のビジターだったせいか、なんと12時11分にラーメンが目前に!
これは、嬉しい、誤算である。
このとろけるような柔らかさの「角煮的チャーシュー」が、すんばらしいのだ!
かつては「チャーシューはすぐに食べないでスープに浸してから食べてね」との、店主氏よりの教育的指導があったものだ。
だがしかし、現在はチャーシュー自体に「焼き」を入れているので、その儀式は不要となったようである。
ぷりっぷりでぴっちぴちの、小林製麺の中太麺。さながら、「スープで泳ぐ人魚」のようだ。
鶏の旨みがぎゅっと詰まった感じの、塩スープ。
散りばめられたゴマの風味。そして、「ぶわっ!」と厨房で挙がる炎で魂を入れられた、スモーキッシュなかほりが、まさしく「オンリーワン」のウマさなのだ。
12時19分。本日も完食させていただきました。ごっつぁんでした。
そして12時20分、愛車「Jessie TOWN」号で、帰路につく。
往路に通ったルートを、なぞるように帰宅することに。
12時31分。コンビニの灰皿で、スモーキングタイム。
12時40分。「三代目月見軒 本店」を通過。
「月見軒」って、昔は北34条にあったけど、ここに移転してたのね。
12時42分。「おふくろの味 エプロンかあさん」を通過。
このお店のネーミングは、長谷川町子氏作の「エプロンおばさん」にインスパイアされて付けられたものと、思料される。
12時58分。「東部水再生プラザ」横に、水田があるのを発見。
白石区にも、田んぼがあるんですねぇ・・・
13時07分。「AE86トレノ」がたたずんでいるのを発見。
オーバーフェンダー追加で、3ナンバーなのが、レアである。
そして13時52分、自宅に到着。復路の所要時間は、1時間32分だった。
ちなみに、往路よりも14分速かった。帰りは風がおおむねフォローだったことが、大きな要因だろう。
およそ4時間の、チャリンコグランドツーリング。クルマでは見過ごしてしまうような発見があり、しかも、カラダで風を感じての旅は、なかなか良いものであった。
できれば、最低でも3段ぐらいの変速機を持つ自転車を入手し、きままな旅に出たいものである。
狂犬病予防接種を終え、フィラリア予防の薬を飲み始めたチャロ君。
最近はいつも家の中で留守番ばかりで、ストレスが溜まり気味なようだった。
そこで、こないだの日曜日。今年初めて、彼をドッグランに連れ出した。
場所は、いつもの樽川公園。休日ということもあってか、多くの犬出で賑わっていた。
チャロ君は、他のワンちゃんと喧嘩することもなく、地道に交流を深めあっていた。
だが、私に似て、基本的にシャイな彼。
他犬と遊ぶよりも、私や同行した長女の後をついて歩くことの方が多く、また、1匹でポツンとしていることも多かった。
やっぱ、犬は飼い主に似るのだなあ・・・そうしみじみ感じた、日曜の昼下がりであった。