獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

12年ぶりの函館旅行(千秋楽編)

2013年08月14日 | グルメ&観光

    
 3日間に渡る函館飽食グルメツアーも、この8月10日が最終日。
 いつもよりやや遅く、6時24分に起床した。

    
 朝食は7時から。それに備えて、キャスターマイルド1本をくゆらせ、はやる気持ちを抑制する。
    
 7時06分。朝食会場の「キューカンバーツリー」に潜入。
  私はいつもバイキングというと、あれもこれもと欲張って、取り皿がとっちらかって収集がつかなくなってしまう。
 そこで今回こそは、コンセプトを絞って、見た目も整然とした取り皿づくりを心掛けた。
    
 7時15分。まずはイカめしをメインに、和の風情で攻めてみる。
 脇を固めるのは、温泉卵&冷奴である。
 コンセプトとしては良かったのだが、いかんせん、喰い足りない。
    
 7時19分。お次は、「お洒落なモーニングコンセプト」を念頭に、洋風に攻めてみる。
 主食のクロワッサンに、肉・卵・野菜のバランスを考慮し、仕上げてみた。
    
 だがしかし、いまひとつ満腹にならなかったので、イカ刺しを追加。
    
 仕上げは、コーヒーである。イカ刺し後のコーヒーは、なんだか気分をリッチにしてくれる。
    
 また、ココのバイキングは、コーヒーを宿泊部屋に持ち込めるという、意外なサービスが付いている。
    
 もちろん、1杯をお持ち帰り。それを飲み干した後、我々一家はホテル函館ロイヤルを後にした。

    
 チェックアウト時に700円で購入したのが、この「市電1日乗車券」。
 この旅の最終日は、この乗車券が命綱である。
    
 9時36分。首尾よく、明治時代の姿を復元したチンチン電車「箱館ハイカラ號」に、乗車することができた。
    
 レトロでウッディな雰囲気の車内。
    
 運転席も、なにかポストモダンで、文明開化のかほりがする。
    
 余談だが、この電車の車掌さん(女性)は、地味に可愛かった。これ、ホント。

    
 9時55分。JR函館駅で、札幌行きの列車の運行状況を確認。
 昨日不通だった区間は復旧終了し、この日は運行している模様。
 ああ、良かった。これで、予定通りに札幌に帰れる・・・ほっと一息である。

    
 10時15分。妻子たちのリクエストにより、「函館市青函連絡船記念館摩周丸」を見学。
    
    
 この船のコンパス甲板からの眺めは、なかなかヨイ。函館山も、美しく望める。
 ああ、この天気が、8日か9日だったなら、函館山から夜景を堪能できたハズなのに・・・
    
 操舵室の機器たちは、触り放題。なかなか愉快な体験だった。
    
 旗には、模様毎に色々な意味があり、その種類は26種!
 私が知ってるのは、F1の「黒旗」「青旗」「赤旗」「黄旗」くらいだが、それと共通の意味を持つ旗は無かったようだ。
    
    
 摩周丸。実は私は期待していなかったのだが、意外に面白い施設であった。
 この船体は2011年に「機械遺産」に認定されたそうだ。それもよく頷ける、価値ある船舶といえましょう。
    

 そして、摩周丸を出てからは、私は妻子たちと別れ、自由行動となった。
 妻子たちは「スイーツ巡りの旅」へ、そして私は「心の旅≒自分探しの旅」に出たのだ。

    
 11時07分。函館朝市前を通過すると「活いか踊り丼」の看板が私を誘惑する。
 だが、1,890円という価格は、私の資力を遥かに超えている。ここは、ぐっと我慢。

    
 「蝦夷地の坂本龍馬像」が、私の開拓者魂を後押しする。

    
 11時22分。お目当てのラーメン店「マメさん」前に到着。12年前に函館に来た時に食べて、実にウマかったという記憶があったのだ。
 だがしかし・・・なんと、この8月1日に移転した模様。
 気を取り直して、移転先へと向かう。
    
 そして11時29分。その移転先に到着。
    
 私が購入した食券は「昔・塩ラーメン(たまご麺)」(730円)である。
 今、この食券器の写真を見て冷静に考えれば、「元祖マメさんラーメン塩味」(600円)というヤツも、お得な価格でウマそうだったかも。次回の課題にしよう。
    
 そして11時35分。リーズナブルな待ち時間で、それは供された。
    
 つるつる感に溢れ、心もち固めのストレート麺!
 このタイプの麺は、札幌ではなかなかお目に掛かれないモノなのだ。
    
 その端整なスープは、「塩」よりも「潮」という表記の方が似つかわしい。
    
 噛みごたえ上々の、メンマたち。
    
 そして、嬉しいダブルチャーシュー!
    
 いやあ、12年ぶりのマメさん、ウマかった。前回と、ほぼ同じ印象である。私にとって、今回の旅行の一番の目的が、ココのラーメンを食すことだったのだ。
 今度喰えるのはいつかなァ・・・函館に出張する機会でもあればいいのだが、望み薄だなぁ・・・

    
 12時06分。新鋭車両の「らっくる号」に乗り込み、「末広町駅」へと向かう。
    
 そこに君臨するのが、「北島三郎記念館」なのだ。
    
 それは、1階の「ギャラリーゾーン」・2階の「ヒストリーゾーン」・3階の「シアターゾーン」の3つのゾーンから成り立っている。
 1,500円の入場料を支払うと、ガイドさんが随行してくれて、懇切丁寧な説明と共に館内を案内してくれるのだ。
    
 販売されている「さぶちゃんグッズ」の数々。
    
 衣装の展示も、きらびやかで、目に眩しい。
    
 3階のシアターゾーンでは、さぶちゃんのヴァーチャルライヴが、大掛かりなセットとともに堪能できる。
 曲はもちろん、あの名曲「まつり」である。



    
 ライヴ会場を出ると、さぶちゃんの銅像が手をさしのべて見送ってくれる。
    
 もちろん、握手をせずにはいられない。それが、人情というものだ。
    
 自分自身へのおみやげとして、「サブちゃんバス チョロQ」(税込950円)を購入。
 この製品の将来のお宝的価値を鑑みると、この価格は激安である。
        
 いやあ、素晴らしかった。北島三郎という人は、その存在自体が文化遺産である。1,500円という入場料は、決して高くない。氏のソウルフルな歌唱は、日本のマーヴィン・ゲイと言っても、過言ではない。
 そのキャラクターと歌唱力・・・氏を越える演歌歌手は、おそらくはもう出てこないであろう。参りました。
 氏が審査委員長を務める「北島三郎杯 カラオケ全国大会」にも、できれば参加してみたいものだ。

    
 13時31分。「函館ビヤホール」で妻子たちと合流。
    
 「サッポロ生ビール」(中ジョッキ680円)で、乾いたノドを潤す。
    
 もちろん、定番おつまみの「枝豆」は欠かせない。
    
 枝豆がまだ残っていたので、それを消費すべく、2杯目の「開拓使ビール」(小ジョッキ650円)をご注文。
    
 泡立ちが細かく、女性的な味わいのビールである。その後味に残る苦みは、「美しいが手厳しい女性」のようだ。
    
 なんと、まだ枝豆が残っているではないか!ちょいと一杯のつもりだったのだが、3杯目をオーダーしないワケにはいかない状況である。
 ラストオーダーは、「函館赤レンガビール」(小ジョッキ630円)。
    
 華やかな香りだが、重めの味わいのそのビール。蒸し暑い函館の午後の、一服の清涼剤だ。

    
 14時45分。帰りのJRの時間も近づいてきた。
 私が帰りの列車で食する弁当は、「ハセガワストアのやきとり弁当」と、この旅の計画時点から決まっていたお約束なのである。
    
 ビアホールで飽食状態だったため、つつましく「やきとり弁当(小)」(420円)を購入。
    
 味は4種類あるのだが、私はオーソドックスに「タレ」でいただくことに。

    
 ちなみに妻は、函館駅構内で「帆立のおこげ」(1,260円)をお買い上げ。
    
    
 娘達はそれぞれ「蝦夷ちらし」(1,260円)と「大沼黒牛飯折」(1,050円)をご購入。
 私の弁当は420円なのに・・・

    
 15時58分。出発までまだ時間があったので、「棒二森屋」に立ち寄る。
    
 館内の「無印良品」で、スナック菓子2点をお買い上げ。詳しいインプレッションは、後日改めてお届けします。

    
    
 そして17時11分発の北斗17号で帰札。

    
 17時52分。夕食はもちろん、「やきとり弁当」である。
    
 「やきとり」と言いながらも、「豚串」なのが、お茶目なところ。
 こちらの方言で、「やきとり」とは、すなわち「豚串」なのだ。
    
    
 スリットに串を乗せ、フタをして串を引き抜くと、美しい「やきとりonライス」になるのだという。
    
 まあ、やきとりが若干「手前に寄ってしまう」のは、ご愛嬌といえましょう。

    
 18時26分。口さみしくなったので、「サッポロクラシック」でノドを潤す。

    
 19時06分。妻が「帆立のおこげ」のフタを開けた。
    
    
 それは当初の想像と違って、10個入りの個包装であった。
 弁当というよりは、おつまみ風情である。
    
 しかも、それは美味しく食べるには、電子レンジで温める必要があるのだ。
 そのままで食べると、やや芯が硬く、ボソついた食感なのだ。
 これ、購入する際には注意が必要な製品である。妻によると、帰宅してレンジで温めて食したそれは、実に美味しかったとのことだ。

    
 20時23分。飽食の函館旅行の最後を飾るのは、車内販売の「ほろ酔いAセット」(550円)であった。
 このビーフジャーキー、本当にウマいのだ。超オススメです!   

コメント
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