自宅に戻った、土曜の昼下がり。
妻が作ってくれたのが、この「知床おろしざるラーメン」である。
その麺は、羅臼昆布・わかめ・クロレラが練り込まれて、清涼感あふれる爽やかな緑色だという。
たれは、羅臼昆布・鰹の旨味をきかせ、大根おろしと生姜ペーストでさっぱりとした味わいとのこと。
そして、色鮮やかなグリン麺が、目前に供された。
この色彩からは、あの「ヤクルトラーメン」を、連想せずにはいられない。
それにしても、菊水の麺は、ウマい。ぴっちぴちでしなやかで、まさに元気あふれる麺だ。
さらには、昆布だしの効いたたれが、しっかりとそれに絡み、ノド越しを駆け巡る。
蒸し暑い夏の午後に、まさしくストライクの、気分爽快な味わい!
惜しいのは、絶対的な量が、一般的成人男性である私にとって、若干モノ足りなく感じられたことだ。
とはいえ、この夏。何度でも食したくなる逸品であった。