8月18日(土)。
我々夫妻は、今では「ふたりの恒例行事」となった「きたむら田舎フェスティバル」に、繰り出した。
15時50分に、「かっぺおじさん」の、笑顔の歓迎を受ける。
平成元年に始まったこのお祭りは、今回「第30回記念大会」
イベントやゲストも、ご覧のとおりの、豪華ラインナップである。
その時点で、場内はすでに大賑わい。
みなさん、まったりと、それぞれのスタイルで、このお祭りを愉しんでおられる。
我々夫妻も、まずは、腹ごしらえのため、屋台を散策。
「焼とり」「鶏もつ煮」に・・・
「伝説のチキンステーキ」「幻の油そば」にも、大いに食指は動く。
「広島風お好み焼き」や「明石のたこやき」も、じつに魅力的
そして15時59分。
気絶するほど悩んだ挙句、私のファーストチョイスは「どじょう汁」とした。
その身は淡泊で、どじょうという魚から想像される泥臭さは、皆無。
骨まであっさりと食せるところも、見逃せないチャームポイント。
「汁」というか「おつゆ」は、どじょう由来のスッキリと甘いダシが出ており、きわめて美味
どじょう汁が喰えるのは、北海道においては、北村が唯一の場所である(私調べ)。
これをいただけるというだけでも、「きたむら田舎フェスティバル」は、素晴らしく価値あるイベントなのだ。
16時過ぎ。
さてさて、お次の食材は・・・
かねてから気にかかっていた「燃えよ 辛みそ ホルモン」を、いただくことに。
この屋台には、「なが~いやきとり」という、極めて魅力的な一品もあったのだが、それは次回の課題とした。
ピリッと辛く、むにゅっとやらかく、そこはかとなくごま油風味がかほる、このホルモン。
まさしく、私にとって、ど真ん中のストライクであった
16時13分。
「エビナマスジ」氏の弾き語りステージを堪能。
そのアコギの響きは、柔らかく繊細ながらも、どこか鋭い。
私も、いつの日か、氏の領域に辿りついてみたいものだ・・・
16時半過ぎに、会場内を探索。
屋台達は、例年通りの、ほのぼのと個性あふれたラインナップ。
もちろん、「田舎神社」も、健在である(^^)
16時38分。
会場に隣接の「きたむら天然温泉 足湯」に浸かり、リラックスタイム。
16時59分。
大好きな「北村ラーメン」(牛乳味噌ラーメン)を喰おうと場内を探索したのだが・・・
それは、残念なことに、今年は、見当たらなかった(涙)
なので、屋台「きたむら屋」の、「きたむら坦々麺」を、今回はチョイス。
それは、まろやか辛い、ひき肉味噌ラーメン。
これはこれでウマかったのだが、我々夫妻揃っての意見は、「まろやかで美味しい、牛乳味噌の北村ラーメンをいただけることが出来なかったのは、極めて残念」である。
ココは、来年以降の、「北村ラーメン復活」に、期待したい。
17時19分。
私は2杯目のノンアルコールビールを。
妻は2杯目の生ビールを。
それぞれ、いただいた
17時37分。
今回の大物ゲストである「みのや雅彦」氏のリハーサルを、拝聴。
18時。
花火観戦ポイントに置いた、持参のキャンプ用椅子にて、まったりと夕暮れのひとときを過ごす。
18時14分にステージ席の確保に行くと、ユーズ(ラムワイヤー)のアコースティックLIVEが展開されていた。
バッキングは、アコースティックギター1本だったのだが、その多彩な音域の演奏に、私は「アコギ1本でここまで出来るんだ!」と、感銘した。
嗚呼、私も、アコギをもっと真剣に練習せねば・・・と、ハートに火が点いた
19時過ぎに、このお祭り最多出場を誇る、大物ゲストの「みのや雅彦」氏のステージが始まった
そのしっかりとした歌唱力&アコギの演奏と、軽妙なトーク。
私はかつて、氏のことを、「昔は松山千春の発泡酒で、今は長渕剛の発泡酒だ」などと、評したことがあった。
だがしかし。今回の氏のステージを観て、氏は「みのや雅彦」としてのアイデンティティを確立したかのように思えた。
「きたむら田舎フェスティバル最多出場」の称号は、ダテではなく、比類なき安定感がある。
このステージを、チケット料無しで観ることができた私は、シアワセである。
そして20時19分。
いよいよ、お待ちかねの「沼上連発花火」が、開演
それらは、まさに、夜空に描く自由画。
人出はいっぱいながらも、決して大混雑ではなく、そこはかとなくまったりした雰囲気。
北海道内にも花火大会は数あるが、私はこの「きたむら田舎フェスティバル」の花火が、一番好きだ。
祭りのあと。
渋滞を避けるため、20時55分に、会場に隣接の「北村温泉ホテル」に、入館。
ここでひとっ風呂浴びてから帰宅するのが、ここ数年の、我々の慣わしなのだ
21時38分。
温泉から上がった後は、なつかしの「フルーツ牛乳」で、水分補給。
久々に飲んだ、フルーツ牛乳。
もっと甘ったるいかと思っていたのだが、21世紀のそれは、なかなかスッキリとした味わい。
原材料に「りんご果汁」と記されているが、私個人は「にんじん系」のテイストを感じた。
21時42分に、我々夫妻は、この温泉をあとにした。
渋滞に巻き込まれることもなく、きわめてスムーズに、22時半過ぎに自宅に到着。
今年も満喫の「きたむら田舎フェスティバル」でありました