獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

オールニューカーフェスタ 2018 In アクセスサッポロ

2018年08月21日 | CARS&F1


 8月19日(日)。
 尾車氏とともに、「オールニューカーフェスタ 2018 In アクセスサッポロ」に行ってきた。


 なんてったって、「国内メーカーの新車が大集合 多彩な試乗車」である。
 我々取材班のような、「冷やかし試乗好き 兼 カタログ収集マニア」には、大変ありがたいイベントなのだ。



 まずは「北海道日産」のブースから見学。
 「リーフNISMO」は、エコカーらしからぬスポーティな雰囲気を纏っていた。


 革巻D型ステアリングに、ところどころに散りばめられたレッドのアクセント。


 大径ホイールやリヤバンパー下の意匠は、まさに血潮のたぎる熱血系優等生。


 「ノートe-POWER X FOUR シーギア」も、キリリと精悍。


 履くシューズは、ブリヂストンの「B250」という、謎のブランドであった。

 

 お次は、「札幌トヨタ」のブースへ。


 やはり着目は、新型クラウン。
 ここで私は、45分待ちだったが、それの試乗の予約をした。
 「クラウン」あたりのクラスのクルマは、ディーラーさんで試乗をするのは、若干敷居が高いというか、こちらも腰が引けてしまう。
 この手の高級車は、このようなイベントで、どさくさにまぎれて試乗させていただくのが、精神衛生上も、良いのだ。

 

 続いて覗いたのは、「スズキ自販北海道」のブース。
 やはり、最も気になるというか魅力的なのは、「スイフトスポーツ」。


 展示車がMTだったという部分に、スズキの男気を感じる。
 助手席側インパネに貼られた、レッドのグラデーションの加飾は、先日見た「VW up! GTI」と共通するイメージ。
 これは、今の流行なのかもしれない。

        


 できれば、「ジムニーの5MT」に乗ってみたかったのだが、それは「只今非常に混み合っています」という状況・・・
 タイム・イズ・マネーの現代人である我々取材班は、あっさりとその試乗をあきらめたのであった(^^;


       
 「北海道スバル」ブースのメインは、最近新型となった「フォレスター」。


 ポジションランプに刻印された「FORESTER」のロゴが、粋である。


 展示車は、「e-BOXER」と呼ばれるハイブリッド車の、「Advance」。



    


 ブラウンの本革シートをメインに据えたインテリアは、きわめてジェントル

    

    
 「男はタフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない。
 そんなフレーズが頭をよぎる、フォレスター伝統のAWDシステム、「X-MODE」。




 大開口のガラスサンルーフも、大いに魅力的である。


 ハイブリッドバッテリーを積むがゆえが、コンベンショナルなガソリンエンジンのフォレスターが積んでいた「スペアタイヤ」は、搭載されていない。
 個人的には、そこが、一番のネックではある。


 とはいえ。
 この「e-BOXER」を搭載したフォレスターは、かなり良さそうな予感がする。
 遠くない将来、いつものスバルディーラーさんにて、じっくりと試乗させていただこうと、私は目論んでいる。



 そうこうしているうちに、いよいよおまちかねの「クラウン試乗」の順番がやってきた。
 試乗させていただいたグレードは、「2.5 RS Advance Four ハイブリッド」(税込車両本体価格6,015,600円)である。
  

 それにしても・・・
 旧くからの「クラウン」のイメージをかなぐり捨てた、このファストバック的ルーフデザインには、大いに驚いた。
 「保守本流」を頑なに守ってきた「クラウンのセダン」が、6ライトウインドウになる日が来るなんて・・・
 「あまりにも高齢化した顧客層」を若返らせようとするトヨタの戦略なのかもしれないが、果たして、それは、うまくいくのであろうか。


 履くシューズは、225/45R18という、きわめてハイトの低い、スポーティなBSレグノ。


 ステアリングは、当然ながら、本革巻。


 だがしかし。
 メーターパネルの意匠には、ちょっと苦言を呈したい。
 なんというか、そのロゴというか字体は、あまりにも高級感に欠ける。
 この写真だけを見たら、それはその辺のコンパクトカーや、下手をすれば軽自動車と、そう変わらないと思う。
 600万円もするクルマなのだから、この部分は、もっと煮詰めてほしかったところだ。


 とはいえ。
 自ら左右に動く空調のルーバーは、さながら「首振り扇風機」のようで、そこに日本的「おもてなし」を感じさせる。

    
 かつての「木目調」を捨てて、「カーボン調」となった加飾にも、クラウンが変わろうとしている気概を、感じることができる。
 
 さて、実際走らせてみると・・・
 まずは発進時、そのロードノイズの少なさというか、静けさに驚く。
 まさに「水を打ったような静けさ」というか、和の文化がそこに脈々と息づいている。
 それでいて、ステアリングはなまくらではなく、しっとりとインフォメーションを与えてくれる。
 足回りもしなやかで、まさに「上質」といった表現しか、思い浮かばない。
 私が抱いていた「クラウン」のイメージとは180度異なり、目をつぶって乗ったら、これは欧州車と間違ってしまう可能性がある。
 もはやクラウンは、「ハイオーナーカー」ではなく、まごうかたなき「ドライバーズカー」だ。
 
    
 クラウンの「RS」。
 かつてのクラウンだったら、間違いなく「Royal Saloon」の略だったと思うが、現代のクラウンは「Racing Sport」を意味しているのかもしれない。
 変わろうとしている、クラウン。
 この「15代目」のセールスの行方に、私は大いに着目している。
 攻めすぎて失敗した「4代目」のように、ならなければいいのだが・・・

 

 ふたたび屋内展示場に戻り、ホンダ車を見学。
 やはり注目は、ニューカーの「N VAN」でありましょう。


 その広大なスペースは、やはり「センタータンクレイアウト」の成せる技なのでありましょう。


 シンプルな「1眼メーター」も、このクルマのコンセプトには似合っている。

    


 色々と使い倒せそうな、その空間。
 「これをどう使って遊ぶか」と考える楽しみを、このクルマは与えてくれそうだ。



 続いては、「ダイハツ北海道販売」のブースへ。

    

    
 50アイテムのアクセサリーで武装した「ミラ・イース」は、「エコカーをカスタマイズする愉しみ」のヒントを、与えてくれた。


 ちなみに、尾車氏が着目していたのは、「キャスト アクティバ」である。

 



 そして「北海道マツダ」のブース。
 コーポレートイメージカラーである「ソウル・レッド」が眩しい、そのクルマたち。




 今回のスターは、やはり「CX-8」に尽きる。


 いわゆる「ミニヴァン」とは思えない、スポーティーなインパネ回り。


 室内はウエストラインから上も黒基調なので、ミニヴァンらしからず、やや暗い感じである。
 まあ、それも、マツダのスポーツ心の表れなのだろう。
 そして私は、尾車氏より、「お墓参りにフリードで行くなんて、つまらない。来年は、このCX-8で行きなさい」と、教育的指導を受けたのだった。


 このクルマにも試乗したかったのだが、マツダ車は全般的に非常に大人気。
 CX-8の試乗は、別途、機会を設けることにしよう。



 続いては「札幌トヨペット」のクルマを見学。
 アグレッシヴなデザインの「カムリ G”レザーパッケージ”」に、やはり目が行く。
 





 アウタースライドのサンルーフは、眩しいほどの素晴らしさ。


 独立しながらも広大なトランクルームに、セダンの良さを、あらためて感じる。
 絶対的な最大積載量はさておいて、荷物のプライバシーというかセキュリティを守るのは、やはりセダンが一番だ。





 



 そして、試乗車としてチョイスしたのは、「ハリアーPREMIUM」(税込車両本体価格3,472,200円)でありました。



    
 インテリアの質感の高さは、もう、言わずもがなである。


 エンジンを掛け、いざ発進。
 クラウンもそうだったが、トヨタのプレミアムカーは、発進した瞬間の滑らかさが、群を抜いている。
 「スルリ」というか、「ヌルリ」というか、なかなか上手く表現できないが、なんとも高級な味わいなのだ。
 そのライドフィールは、まさに「アイポイントの高い、最新のクラウン」。
 決してなまくらではない、上質なドライバーズ・カーだった。
 この、「ハリアーPREMIUM」。300万円台前半というそのお値段は、実は、お買い得かもしれない

 

 今回は2台試乗したので、2枚の「お楽しみ抽選券」をいただいた。
 GETしたのは、UHBのゆるキャラである「みちゅバチ8ch!」の、2つのグッズ。


 この「みちゅバチ8ch!」が、HTBの「onちゃん」並の市民権を得られるかどうか。
 私は、今後の展開に、注目したい

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