獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

カローラスポーツ試乗記

2018年08月07日 | CARS&F1

 5代目フォレスターに試乗した後。
 尾車氏と私は、「トヨタカローラ札幌」に向かった。
 

 お目当ては、この「カローラスポーツ」。
 いわゆる「Cセグメント」ど真ん中の、世界戦略車である。
 全長4,375mm×全幅1,790mm×全高1,460mmの、「3ナンバーカローラ」。
 このクルマは、「オーリス」の実質的後継車であるという。
 近年のトヨタデザインに共通の、眼光の鋭さが、アグレッシヴ。 
 

 テールランプにも、フロントのデザインテーマが、反復されている。
 なかなかグラマラスな、ボディラインである。
 試乗させていただいたグレードは、「G 4WD」(CVT:北海道地区税込車両メーカー希望小売価格2,478,600円)だった。
 搭載するエンジンは4気筒1.2Lの「ダウンサイジングターボエンジン」で、116ps&18.9kgf・mを発揮。


 履くシューズは、205/55R16の「ダンロップ エナセーブEC300+」。
 カタログ上のJC08モード燃費は、17.2km/Lとなっている。
 

 ステアリングは、汗っかきに嬉しい、本革巻。


 2連ダイヤルとプッシュスイッチを組み合わせた空調コントロールも、操作ロジックが分かりやすく、悪くない。

    
 トランスミッションは、「CVTでもマニュアル感覚を楽しめる」という「Super CVT-i」。


 さて、走らせてみる。
 前方視界は、抜けよく爽快。
 ベルトラインから上の室内側内貼りのカラーは、ブラック。
 それは、おそらくは、スポーティー感の演出なのだろうが、スバル車に乗り慣れている私としては、爽快感に欠けるような感想を持った。
 大人3人乗車だったが、1.2リッターダウンサイジングターボエンジンは、痛痒なくこのクルマを加速させる。
 だが、エンジン音が静かなためか、相対的にロードノイズが目立つような印象。
 脚回りは、基本しなやかだが、「若干の芯を残す感じ」ではある。
 ステアリングフィールにも曖昧さは無く、確かにこのクルマが「スポーツ」を名乗るのは、順当だと思う。
 私個人が現在のトヨタ車のラインナップから選ぶとすれば、この「カローラスポーツ」になるだろう。


 近年、標準装着が当たり前になりつつある、ドライブアシスト&自動ブレーキ。
 「Toyota Safety Sense」は、道路標識をも認識し、ディスプレイに表示する。
 

 ただひとつ。残念なのは、近年の流れに従い、「スペアタイヤレス」であること。
 私の経験上、スペアタイヤは、マストなのだ
 とはいえ。まあ、税込10,800円でオプション装着できるので、そこは笑って許してしまうことにしよう。


 そして、この「カローラスポーツ」。
 見逃せないのは、なんと「MTの設定があること」である。
 この「iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)」と呼ばれるそれは、「発進アシスト」「シフトダウン時の回転合わせ」に加え、セールスマン氏によると「プリクラッシュブレーキ作動時にもエンストしない工夫が施されている」とのこと。
 ああ、できれば、そのMT仕様に、試乗してみたい・・・

コメント
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