日曜日。
我々一家4名+母&叔母の計6名で、お墓参りに行くこととなった。
母も叔母も免許は持っているのだが、ほぼ後期高齢者なので、自分で運転して行くのは、酷と思われる。
しかしながら。我が家のレガシィ2.0i(5MT)は定員5名なので、乗りきれない。
なので、昨年同様、レンタカーを借りた。
今回お借りしたのは、ホンダの「2代目フリード」。
グレードは「G:AWD」(6人乗り:税込車両本体価格2,212,200円)だった。
運転席から見た、3列シートの眺め。
2列目はキャプテンシートなので、3列目へのウォークスルーも、容易である。
3列目のレッグスペースは、必要十分といったところ。
3列目のヘッドレストは、引き出さないで座ると背中に当たって不快なので、否が応でも引き出して使いたくなる。
万一の際のむち打ち症防止に、是非引き出して使いましょう。
ただし、後方のクラッシャブルゾーンは「ほぼ無い」ので、追突された時のことを思うと、やや緊張するが・・・
ちなみに、今回のお墓参りで3列目に座っていた娘たちは、「この席は決して広くはない」と、語っていた。
まあ、片道1時間程度のドライブならば、許容できるスペースであると、思われます。
3列目席の窓は、デザイン上の理由か、三角形で小ぶりである。
まあ、実際。
運転席から斜め左後方を見ると、2列目席のヘッドレストの陰になるので、3列目席の窓は、ドライバー目線では、あっても無くても同じである。
そのような理由から、かつての「フリードスパイク」は、荷室のサイドウインドウを廃していたのかもしれない。
オーバーヘッドコンソールには、「3列目席の状況確認用ミラー」が、装着されている。
3列目使用時の荷室は、必要最小限といったところ。
まあ、「お盆グッズ」というか「お墓参りグッズ」を積むのには、何の矛盾も無い。
背の高いクルマなので、バックドアを開けた際には、後方に大きなスペースを要する。
私としては、バックドアは「横開き式」の方がモア・ベターではなかろうかと、気弱に思う。
履いていたシューズは、185/65R15の「ヨコハマ ブルーアース」。
アルミホイールではなく、「スチールホイール+アルミ風ホイールカバー」というのは、マニア目線で見ると、やや残念なところ。
さて、大まかなドライビングインプレッションを、語ろう。
ステアリングには曖昧さはなく、なんというか「鷹揚なシャープさ」がある。
それは、昨年借りて乗ったステップワゴンよりも、ずっと好印象!
それでいて、イイ意味での浮遊感があるライドフィールは、私個人のイメージでは、なにか「フランス車」的である。
とはいえ、エンジン音もロードノイズも、自分のレガシィ2.0i(5MT)よりも、大きめに感じたことは、一応報告しておこう。
そして、このクルマ。
シートが、また、イイのだ。
大ぶりながらも身体にフィットし、低反発枕的な適度な堅さが、心地良い。
しっかりとコストを掛けた、素晴らしいフロントシートだと思う。
エアコンの風が当るカップホルダー。
だがしかし、500mlペットボトルを置くとやや安定感に欠け、急な加減速ではボトルが倒れてしまうのではないかという、不安を覚えた。
なので私は、このペットボトルを、ドアポケット収納型のそこに置き直した。
ちなみに、パワーウインドウのスイッチが配されたドアアームレストは、昨年乗ったステップワゴンと、共有部品が多い。
センターコンソールにもカップホルダーがあるのが、心強い。
カップに入ったポテトやナゲットを置くのに、重宝しそうだ。
助手席側にも、スマホ等を置くのに最適そうな、トレイが用意されている。
CVTも、滑り感なく、なかなかイイ感じ。
ロータリーダイヤルとプッシュスイッチを組み合わせた空調コントロール。
操作感は悪くないが、動作状況の確認窓が下方なのは、やや惜しい。
それは、できれば、一連のマツダ車やスバルのように、もっと上方に配してほしい。
さて、レンタカーは「満タン借入・満タン返し」が基本である。
このフリードが、1泊2日で走破した距離は142.1kmで、飲みこんだガソリンは10.98L。
ゆえに、満タン法燃費は12.9km/L。
燃費計との差0.9km/Lはやや気になるものの、札幌市内徘徊のドライブパターンだったことを鑑みると、決して悪くない。
また、アイドリングストップから再始動に至る際のマナーも、実に良かった。
1泊2日のレンタル料は、税込14,364円。
昨年借りたステップワゴンのそれが28,944円だったことを思うと、極めてリーズナブル。
来年のお盆も、フリードを借りることにしよう