この曲が、拓郎流のラブ・ソングの最右翼であると、私は考えている。
この曲を初めて聴いたのは、’82年のFMでのライヴ放送だった。カセットテープにそれを録音し聴き込んでいくうちに、まるでスルメのように味わい深く、この曲の良さが私の心を虜にした。
あの当時、ラブ・ソングといえば、「私はアナタのことをこんなに好きなのに、どうしてわかってくれないの!」調のものが一般的だった。だがしかし、この曲の視点はまったく異なっている。「僕は雨の日にドライブに行き、君は晴れた日に街にでかける。お互いに充実した時間を過ごせるのなら、それでいいんじゃないか」と言うのだ。そう突き放したように言いながらも、タイトルが「情熱」なのだから、実にむつかしい。そして当時の私には、この歌詞が非常に斬新な、大人の恋愛風景に思えた。そんな拓郎の世界にKOされ、私は現在にまで至っている。
「♪僕の髪が肩まで伸びて、君と同じになったら~結婚しようよ」と唄っていた男が、その10年後には、「♪縛りあうことは楽さ、結婚すればいい。そんな決まった形は今、二人に似合わない」と唄う・・・人間なんて、ララ~ラララララ~ラ~♪
だがしかし、ここのところ陽が落ちると、ようやくにして涼しくなってきた。家庭内協議の結果、美容と健康と家計の保全のために、これからしばらくは水曜日を休肝日とすることに。
そんな時の強い味方が、ノンアルコールビール(ビアテイスト飲料)だ。今回は、アサヒの「ダブルゼロ」を購入。
それは、麦芽入りの、まごうかたなき「炭酸飲料」。そのフルーティーで華やかなテイストは、やはりビール(発泡酒)とはまったく異なるものだが、新種のカクテルだと思って飲めば、結構イケる。
不思議なのは、コレを飲むと、なんだか酔っぱらったような錯覚に陥ることだ。アルコール分は0.00%のハズなのだが・・・味やノド越しの雰囲気で、脳髄がダマされるのかもしれない。なんだかクルマの運転をするのもはばかられるような、不思議な気分が、私を襲う。ともあれ、毎週水曜日限定なら、これでもOKかもネ。
ラリージャパン観戦に先立って、昼食に立ち寄ったのが、札幌市豊平区の「麺処 蓮海」である。職場の同僚さんよりココの噂を聞いて駆け付けたのだ。
「つけ麺」と「鮪豚骨麺(マグロトンコツメン)」が、このお店のツートップのようだ。
11時23分、カウンターに着席。ブラック&ウッドのカウンターはシックで、BGMにはジャズが流れている。まるで小洒落たバーのようで、女性が一人で訪れても違和感のない雰囲気だ。
私は今回、「鮪豚骨麺」の中から、フラッグシップと思われる「味噌」(750円)をオーダー。
メニューの裏には、このお店の拘りの薀蓄が、訥々と記されており、私の胸の鼓動は否が応でも高まる。
11時29分。ついに供されたそのラーメン。
店のネーミングにあやかってか、トッピングされた「フライド蓮根」が、意表をついてウマい。また、キャベツも新鮮で、甘みとシャキシャキ感が秀逸。
とろみのあるスープは、まさに「旨味系鮮魚豚骨スープ」という称号が相応しい。溢れ出るコクとまろやかさ!
やや太めのさがみや製の麺は、元気と活力に満ち満ちている。
ほぐれるようなゴロチャーシューの柔らかさに、私のハートは、ストップモーション。
いやあ、このラーメン。一つ一つの素材が良質で吟味されており、もはやラーメンというよりは、一つの創作料理に昇華しているといっても過言ではない。重要なのは、それが小さくまとまっていないという点だ。
全てを喰いつくした後に唇に若干残るネパネパ感は、マグロのエキスなのか、それともトンコツエキスなのか・・・そして、その後を引く感触が、なんだかたまらなくウレシイ。私はココのラーメンには、賛辞を惜しまない。「醤油」と「塩」も、是非味わってみたいと思う。
このお店は、夜は「和味特選 海幸」という鮨ダイニングとして営業している模様。ああ、そちらも、一度行ってみたい・・・!
日曜日。私はラリーにはあまり明るくないのだが、尾車氏の誘いを受け、「ラリージャパン2010/札幌ドームスーパーSS」へと出かけた。
久々に訪れた札幌ドーム。いやあ、巨大だ。
この特設コースを、WRカーが縦横無尽に走るのだ。
どうやら、シトロエンC4を駆るセバスチャン・オジエ選手が優勝したらしい。それにしても、このスリッピーでタイトなコースをWRカーがありえない角度でコーナーに侵入し、ありえない角度で脱出していく様は、まったく壮観であった。
ラリーど素人の私に分かったことは、三菱のランエボのバックファイヤの音がパンパンとやかましかったことが一つ。さらに、弱冠21歳の石川昌平選手の走りは、キレのある素晴らしいものであった。壁に接触するような場面も見受けられたが、やはり速いドライバーの走りは、素人目にも違いが分かる。
原選手のブーンX4は、まさに赤い弾丸!
そして、ステディな走りを披露した哀川翔選手のフォード・フィエスタ。
いやあ、次回観戦する時は、もっと綿密に事前学習というか予習をして臨むことにしよう。その方が、数倍楽しめたハズだ。F1だったら予習いらないんだけどなぁ・・・
マツダより、例によってにぎにぎしいDMが自宅に届いた。
なんといっても目を引いたのが、「いかめしプレゼント!」と「国稀酒造の清酒プレゼント!」と踊る文字である。
私は「いかめし」をその日の夕食として調達すべく、そのマツダのお店へと向かった。だが、到着したのが午後2時を回っていたためか、「いかめし」はすでにソールドアウト・・・
その悲しみを紛らわすため、新型プレマシーに試乗させてもらうことに。試乗したグレードは「20E」(FF・5AT:税込車両本体価格192万円)だった。
ミニヴァンらしくなく、非常に軽快に走るこのクルマ。アイドリングストップ機構も良くできており、街乗りではまったく痛痒を感じない、楽しいクルマである。
私が購入するとすれば、スバルのエクシーガと大いに迷うところであろう。
インパネ周辺の作り込みは、あまりにも質素なエクシーガに対し、プレマシーの圧勝。乗り心地は、しっとりとしなやかなエクシーガと比べると、プレマシーは軽快だが軽薄ともいえるフィールなので、ここはエクシーガに軍配を上げる。室内のスペース(特に3列目)は、全高の高いエクシーガの方が空間づくりが上手い。だが、3列目へのアクセス自体は「スライドドア&カラクリ7thシート」のプレマシーに一日の長がある。カタログ上の燃費はFF同志で比べるとプレマシーがやや優位だが、4WD同志の比較では、エクシーガの勝ちだ。そして価格は、装備を揃えれば似たようなもの・・・ああ、むつかしい。
結論は、冬道に両車を乗り比べて、どちらに安心感があるのかで決めることになると思う。まぁ、まだまだ購入は先のハナシですが・・・
そしてこの日の戦利品。新型プレマシーのカタログに加え、増毛の銘酒「国稀」720ml!「いかめし」を入手できなかったのは残念だったが、それを大きく上回る収穫に、私は大満足である。
木曜日、人間ドックからの帰り道。前日21時から飲まず食わずだった私の体が欲するのは、当然のごとくラーメンだった。
今回立ち寄ったのは、web上でも話題沸騰の、札幌市東区伏古の「ブタキング」である。12時43分に到着したのだが、この行列ぶり!
定休日は「心折れた日」だそうで・・・
13時22分。ようやくにして食券販売機の前に到着。私がチョイスしたのは「豚ラーメン」(850円)。スープの味は「味噌」オンリーである。
13時27分。カウンターに着席。具の量や味は好みに応じて調整してくれるようだが、今回は初めてなので、ノーマルで食することに。
13時32分。ついに「豚ラーメン」が目前に!その丸々とした極厚の豚チャーシュー3枚を裾野にし、モヤシ・背脂・おろしニンニクが山のようにそそり立っている・・・
「まるは製麺所」製の麺は、極太の、いわゆる「二郎インスパイア系」。私は「てら」さんの「極太にんにく醤油」を、ここで思い出した。
この特大の肉は、表面はカリッと濃厚で、その中身はもちっと柔らかい。
ニンニクと背脂にまみれた味噌スープは、極太の麺と極厚チャーシューに対し、がっぷり四つの力強さで対峙する。そして、ドック健診の胃カメラで突かれた私の胃壁を修復するかのように・・・いや、さらに痛めつけるかのように、沁み渡っていく。
13時43分。この暴力的なラーメンと格闘するようにして、私は男の意地で完食。だが、同行したJ氏は、心折れたのか、肉を完食できず、唇をうち震わせていた。
ここのラーメンは、人を選ぶと思う。決して万人向きではない。さらに言えば、太い麺を茹でるのに時間が掛かるのと、一般人がこのラーメンを食べ終わるのに時間が掛かるという二重苦で、お客さんがなかなか回転しない。行列になっているのは、そのせいもあるのだろう。やはり、マニア向きというか、体育会系のラーメンフリーク向きの一品だと私は考える。御免。
9月5日に千歳で開催された「フレンチブルーピクニック2010」の見聞録。
最終回は、「ルノー編」です。
4(カトル)は今回も多数が参加。
だが、私の好きな5(サンク)は、1台も居なかった。大いに残念。
希少なスーパーカー、アルピーヌV6ターボは、なんと2台が参加!
そしてこちらは、アルピーヌA110。RRの強大なトラクションで、軽量ボディを押し出すように走るのだそうだ。
日野コンテッサと近い関係にある、8ゴルディーニ。
アマガエルのようにたたずむ、可愛らしいトゥインゴ。
ルーテシア・ルノースポールV6。
その容姿は、まさにフレンチロケット!
色とりどりに並んだ、3代目ルーテシアの一群。
ルーテシア・ルノースポールは、やはりフロントマスクが魅惑的。
締まったお尻の、メガーヌⅡ。
楕円のリヤサイドウィンドゥが特徴的な、メガーヌRS。
ルノーの一連の商用車も、大いに魅力的なのだ。こちらはエクスプレス。
初代カングーは、今年も勢揃い。
そしてこちらは、2代目カングー。こうして写真で見ると、初代も2代目もそんなに大きく変わっていないように見える。だがしかし・・・
実際に並んでいるのを見ると、2代目カングーのでかさに驚く。フランス本国でのニーズのため(ユーロパレット積載に対応するため)だったとはいえ、やはり初代のサイズが、日本ではベストだったように思う。
こちらは、3代目エスパス。一見凡庸なワンボックスカーに見えるが・・・
サイドミラー周辺のデザインに、ディテールにこだわる、フレンチのエスプリが感じられる。
真打ちは、2ドアスペシャリティミニヴァン「アヴァンタイム」!このクルマが新世代ルノーデザインの先駆けだったといえましょう。
そして今回、個人的に最も印象的だったのが、この25(ヴァンサンク)バカラだった。
直線的なインパネデザインに、
たっぷりとしたサイズのシート。本革なのに、包み込むような柔らかさを持っている。
フランス大統領ご用達の高級車だけに、後部座席用の空調コントロールも備わる。
そして、この大きさで5ドアハッチ!トノカバー下には革製の衣装ケースが備わり、そのチャックにまでデザインの手が入っている。この日、最もフランスを感じたのが、このクルマと触れ合った瞬間だった。いやあ、フランス車って、本当にイイものですネ!
千歳で9月5日に開催された「フレンチブルーピクニック2010」の見聞録。
本日は、「シトローエン編」をお送りします。
猫の目を思わせる、CXの瞳。
これは、ロングホイールベース版の「プレステージ」。ノーマルCXよりも250mmも長い、3095mmの長大なホイールベースを持つ。ちなみに最小回転半径は6.25mとなっている。
フレンチ&ライトなブルーの、2CV。
小豆色とブラックとのツートンがシックな、2CVチャールストン。
GS2台。左は5ドアのGSAパラス。いい感じの錆び具合が、歴史を感じさせて愛おしい。右は「4ドアファストバックセダン」の初期型である。
GSAのインテリア。1本スポークのステアリング・ワイパー&ライトのサテライトスイッチ・そして、ボビンメーター・・・まさに、独創性のごった煮だ。すんばらしい。
まるで座っているかのようにたたずむ、BX。
マツダ車に通じるテイストの、エグザンティア・ブレーク。
初代C3のサイドビューは、なにか「カボチャの馬車」を思い起こさせる。
C3プルリエル。車体側面のサイドアーチは、まさに快適と安全を支える虹の架け橋だ。
シトローエンにおいて、アヴァンギャルド路線復活の狼煙をあげたのが、このC4の登場だったと私は思っている。これは、おそらくはozenさんのC4。
そして、今私が最も欲しいクルマ、C4ピカソ。
この「スーパーパノラミックフロントウィンドゥ」が素敵だ。この1点で、まず私はこのクルマの虜になってしまった・・・
夜間ドアロックを解除すると、このサイドミラー下の「エクステリアサイドライト」がほのかに点灯し、乗員を迎え入れてくれるという。そのような細かい演出にも、私は参ってしまっている。いつの日か、我が伴侶にしたいものだ。
新しいC5ブレーク。最新のシトローエンのルックスは、かなりドイツ車風味が強くなってきている。
だがしかし、乗るとやはり素晴らしい浮遊感なのだ。ああ、いつか、シトロを我が家に迎え入れたい・・・
(→ルノー編に続く)
9月5日に千歳で開催された、「フレンチブルーピクニック2010」の見聞録。
本日は、「プジョー編」をお届けします。
尾車氏の106ラリーも、当然参戦。
106は、青・白・赤のトリコロールカラーが、奇しくも揃った。ううん、おフレンチ。
私は、プジョー車のお尻が、全般的に好きである。清楚でつるんとした、306カブリオレ。
306ブレーク。ヒドゥン化されたDピラーと楕円のテールランプとのコンビネーションが巧みだ。
凛として切り立った、405セダンのトランクリッド&サイドドア。
406クーペは、流麗で、掛け値なく美しい。ああ、このヒップライン。思わず撫でてみたくなる。
407SWのテールエンドも、大いに個性的。え、イプサム・・・いやいや、似て非なるものだと、私は評価する。
そして、やはりもっとも目を惹いたのが、リリースされて間もないRCZ!
まさにうねるようなそのラインは、止まっているにもかかわらず、躍動感に満ちあふれている。
このダブルバブルルーフの造形!このデザインを、ガラスで表現することが可能になったとは・・・ガラス加工技術の進歩に、私はあらためて感心した。雨の日にこのクルマを走らせた時、水滴はこのガラスの上を、踊るように流れていくのだろう。ああ、雨の日に乗ってみたい・・・
(→シトローエン編に続く)
本日20時30分より、千歳のアウトレットモールReraにて、あのキミ・ライコネンがEVカートを走らせるという。私と尾車氏は、その場所に、緊急取材に出かけた。
会場には20時頃到着したのだが、特設コースはすでに黒山の人だかりというか、人山の黒だかりというか・・・
そんなおり、なんとライコネン氏が登場し、私の半径1m以内を通ってコース内に入っていく姿を目の当たりに!
だがしかし、私のレスポンスの悪い携帯カメラでは、決定的瞬間は撮影できなかった・・・左端に写っている金髪の方は、ひょっとしたらライコネン氏かもしれない。
会場が混み合っていたため、インタビューに答えるライコネン氏の勇姿は会場内のTVモニター上で確認するのがやっとであった。
だが、まるでモンテカルロ市街地のような特設コースを疾走する彼の姿は、しっかりと網膜に焼きつけることができた。
ああ、私も、ココを走ってみたかった・・・
9月5日、日曜日。我々取材班3名は、French Blue Picnic 2010を見学するために、千歳のReraへと向かった。その道すがら、ちょうどお昼時となったので、「ちゃーしゅう工房総本店」でランチとすることに。
ううむ、この看板のこの感じ。どっかで見たことがあるような・・・
「正油」「塩」は600円。「みそ」は650円と、なかなかリーズナブルな価格が嬉しい。
「つぶみそつけめん」(750円)や、「大滝村の(本物)きのこらーめん」(同左)にも、大いにそそられる。
迷い道をくねくねしたあげく、私が選択したのは「焙煎みそらーめん」(750円)であった。
赤みそベースのスープは、麺に、絡む絡む!その酸味のあるテイストは、「めん三郎」や「貴州屋」のそれを、彷彿とさせる。
炙りチャーシューも、これまたインプレッシヴ!額から汗を噴き出しながらの、爽快なラーメンバトルであった。
ワイパーのスイッチは、一般的な日本車であれば、ステアリングコラムの左側から生えている。
レガシィ2.0iのそのスイッチの動作ロジックは、私が思うに、もっともオーソドックスで理にかなっていると思う。レバーを手前に引いてミスト・押し下げて作動モードの選択・中央リングで間欠時間の調整・左リングでリヤワイパー作動・左端のボタンでウォッシャー作動。
クルマによって、ワイパースイッチの動作ロジックはまちまちである。なので、他のクルマに乗って突然の雨が来た際など、とまどってしまうことが、ままある。
私は、自分のクルマの動作ロジックが世界標準でもいいと思うのだが、そうするとクルマのインテリアが均一化されて、それぞれの個性が薄くなってしまうのかもしれない。かつてのクルマのインテリアは個性的だった・・・
それともう一つ。キーがAccの位置でワイパーが作動するのも、なにか「スバル的」である。たいていの国産車は、キーがONでないと、ワイパーは動作しないハズだ。そこにスバルのどのような意図というか思惑があるのかは、今のところ私には解明できていない。
さて、8月14日~9月4日の燃費報告です。走行モードは、通常の通勤&買い物。蒸し暑い日々が続いたので、家族が同乗した時はエアコンON。一人で乗っていた時は、ガソリン節約のためエアコンOFF。燃費計の数値は12.6km/Lと、いつもながら良好。
満タン法では500.8km/42.81L≒11.7km/Lでした。おおむね満足です。
道産子の私だが、マルちゃんの袋ラーメンは、小学生の頃から慣れ親しんできた、いわゆるひとつのソウルフードである。今回は、久々に「みそ味ラーメン」を購入。
思えば昔は土曜日は午前授業であった。小学校から帰ってきた私は、昼食に好んでこのマルちゃんの袋ラーメンを、自分で調理して食したものだ。「しょうゆ」も「塩」もウマいのですヨ。
茹で上がったそれに、生卵をひとつ落としていただくのが、私の流儀。今回は、併せて「Sラー」をトッピング!
やはり袋ラーメンの麺のコシというか張りは、お湯を入れるだけのカップめんと比較すると、一日の長がある。しかも、こちらの方が、価格が安い。郷愁をそそりながらもラー油が斬新な、充実のお昼のひとときであった。
前々から食べたかった、日清の「太麺堂々」を、ようやく食することができた。今回選んだお味は「濃厚辛魚介 豚骨醤油」である。
別袋は「かやく」「粉末スープ」「液体スープ」「焼きのり」の4種。職場に持ち込んでの昼食にするには、机の上がやや煩雑になってしまう。そこが、難点ではある。
まずは「かやく」を麺の上にあけ、
お湯を注ぎ、ふたの上で「液体スープ」を温めて待つこと4分。
麺をしっかりとほぐしてから、粉末&液体スープを投入し、よ~くかきまぜて、海苔をトッピングして完成。
まずはそのスープ。辛さはあまり表だって主張しておらず、むしろ魚だしの風味が効いている。そのお味自体は「旭川醤油」の系統といえるかもしれない。
そして、主役の「麺」。それは、私の率直な感想では、昔の「きつね どん兵衛」の食感に近いイメージ。そういった意味では、想像していたほどの斬新さはなかったものの、非常にスープとの相性が良く、おいしくいただけました。
・・・沖縄の「ソーキそば」の麺って、こういう感じなのかもしれないなぁなどと、勝手に想像を膨らませていた私です。
その日は「日清 スパイシーグリルチキンヌードル」で、リーズナブルながらも気分的にはリッチなランチであった。
カップヌードルシリーズの素晴らしい点は、具やスープが別袋ではなく、「カップにお湯を注いで待つだけでいい」というイージーさにある。
スカッと爽やかに辛いチリ風味のスープに、きっちりと炙りの焦がしが入っているチキンがマッチ!加えて「揚げなす」が、去りゆく夏の思い出と共に、私の食道を通り過ぎる。具材の芸の細かさに、私は王者日清の底力を感じざるを得ない。「チリトマトヌードルフリーク」の方々にも、迷わずオススメです。