豚しゃぶ(白ネギと水菜、大根のいちょう切り、松なめこ、ブナピー。最後の二つのキノコは、初めて食べた。松なめこというのは香りがよく、なかなかだと思う。豚しゃぶしゃぶ肉、豚三昧肉の薄切り。ゴマだれとポン酢。豆腐を買い忘れた。仕上げに稲庭うどんを入れた)
通販で注文していた圧力鍋が届いた。明日は、何を作ろうか。

江下雅之、2004、『監視カメラ社会:もうプライバシーは存在しない』、講談社+α新書
エシュロンといった英語圏国家による世界監視システムやFBIによるカーニボーという盗聴システム、日本の通信傍受法の設立、あるいはまた、幹線道路におけるNシステムや速度監視システム、街角や建物内の防犯カメラ。我々を取り囲む監視の目は厳しくなりこそあれ、緩むことはない。先日の大阪や和歌山におけるエアガンによるシューティング事件の解明においても、おそらくは、こうした(もちろん、エシュロンやカーニボーではないであろうが)システムが貢献したであろうことは、想像に難くない。
本書の著者は、在仏経験から、安全と国家システムからするとこうした監視システムから免れることは困難であるという。それをふまえた上で、こうした監視する国家を監視することが肝要だというのである。監視システムによって得られた情報が恣意的に乱用されないかどうか、十分に監視するべきであるという。なかなか困難である。
安全と監視レベルのバランスがはたしてうまく保たれるのか、その保証はどこにもない。権力機構である国家は、国民の想いとは別に、明確な(国民からは明確には見えないにせよ)意図を持っているであろうし、情報は至って恣意的に使用されるであろうことはさけられないと思う。そもそも、911事件が典型的なものであったようである。あれほど情報を集め、その兆しをキャッチしていたが、防ぐことができなかったのである。意図的に見逃し、事件を起こさせて政治的に利用したとみることも可能であるが、むしろ、情報の集積は何の解決にもならず、むしろ、恣意的な(あるいは、無能な)情報の利用が、悲劇を生むのであることを我々だけではなく、為政者もまた心して自覚すべきなのである。情報は所詮、解釈する人間の問題である。情報は蓄積しただけでは、何の意味ももたらさない。だから、その分、とんでもなく恐ろしい。
わたしは、中年(さらには老年)ハッカー(クラッカーではない)への志を持つもの(たいそう心もとないが)であるが、本書の中で触れられるインターネットの可能性については、多少は希望を持っている。ブログを通じての発言は、そうした意味で、たいそう重要なメディアであろうと思う。ひょっとして、世の中を変える力になるか、少なくとも、そうおもいたい。
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2005-10-10 22:12:56 |
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ムール貝のワイン蒸し(オリーブオイルにショウガ、ニンニク、赤唐辛子を入れていため香りを出しておく。ムール貝を入れいため、白ワインを注ぐ。黄ニラを入れるよくあわせる。塩こしょう。口が開いたら皿にあける)
タイのソテー(鯛の切り身にはあらかじめ塩こしょうしておく。オリーブオイルにガーリックを入れいためて香りを出す。鯛の切り身を入れ、焦げ目がつくくらいにからりと火を通す。前夜のラタトイユを添えて供する)

チャルマーズ・ジョンソン、2004、『帝国アメリカと日本:武力依存の構造』、集英社新書
今朝の日経朝刊には米海兵隊本部の沖縄からグアムへの移転が検討されている旨の記事があった。他にも、この週末の沖縄の在米軍関連のニュースがいくつかあった。そのいくつかのリンクをあげておく。
日経:海兵隊司令部、グアム移転検討・沖縄負担軽減で日米政府
サンケイ:普天間移設「辺野古浅瀬案」受け入れへ 政府、「修正」に着
日経:普天間移設、「シュワブ陸上案」撤回論強まる
朝日:普天間移設、辺野古沖縮小を本格検討 シュワブ案困難視
本書はアメリカの国際政治学者チャルマーズ・ジョンソンがいわゆる冷戦後のアメリカ帝国主義の動向に関して書いた三つの論文を集成し翻訳したものである。
そのまず最初は、ペンタゴンに外交政策を依存することによる危険性を「ブローバック」というペンタゴンが用いる用語を用いて分析する。二番目は、いわゆる冷戦後の国際政治の状況について、ヨーロッパ、東アジア、中南米に区分して分析し、ヨーロッパのそれはソ連邦が解体して冷戦構造が解体したものの、東アジアと中南米においては、アメリカ自身がその支配権を確立するために冷戦構造を維持しようとしていると分析する。第三は、東アジアにおける日本の対米依存の構造について、とくには、沖縄の置かれている状況について焦点を当てながら分析を行っている。
太平洋戦争後60年を迎えた今年、戦中最大の犠牲を払った沖縄が未だに最大規模の在日米軍の基地を有し、女性への性暴力や基地による空間的な分断、航空機の離発着騒音等の被害を被っている。それだけではなく、有事には基地が攻撃された際に、真っ先に波及被害を被るわけである。こうした状況に対して日本政府は無視あるいは経済的支援をちらつかせて合意を取り付けるという手法を繰り返し、アメリカ政府も日本政府の弱腰をよいことに、未だに占領軍と同等の振る舞いをしている。たとえば、米軍関係者の犯人引き渡しについては、在欧米軍と各国との地位協定とは全く異なり、一方的に米軍側が有利な状況である。
戦後は全く終わっていないし、東アジアにおける冷戦構造(アメリカ政府から見た)も、全く終わっていないのである。さらに、日本政府の対米依存が東アジアから東南アジア諸国に対する日本のプレゼンスに悪影響を及ぼしていることは言うまでもない。靖国問題など、証左に事欠かない。
本書が書かれたタイミングは2003年以前であるので、言及されるデータは古いのであるが、アメリカ帝国主義の状況と日本の対米依存状況という潜在的構造は不変であるので、いささかも、本書の価値を下げるものではない。

2005-10-10 10:13:27 |
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ラタトイユ(野菜ばかりじゃなく、キルノンチュエのブロックベーコンをありがたくもダシに使った。ニンニク、ベーコン、赤唐辛子をオリーブオイルで炒める。玉葱薄切りを加えて炒める。皮を剥いて一口大にした茄子を炒める。ズッキーニ一口大を炒める。トマト缶を空ける。館に半分程度の赤ワインと水を加えて煮込む。ローリエと各種ハーブ、塩胡椒を忘れずに、赤ピーマン、エリンギをいれる)
好みのパスタと合わせる。
鶏もも肉のソテー(塩胡椒し、庖丁を入れた鶏もも肉をフライパンで二度焼して、皮をからりと焼いた。粒胡椒をつけて食べた)
コールスロー(キャベツ、玉葱、セロリ、ニンジンをみじん切りし、塩をして、もんで水出しをする。赤玉葱みじんを加え、オリーブオイル、白ワインビネガー、胡椒、イタリアンハーブミックス、カイエンペッパー、マヨネーズ少々を加え、よく混ぜる。トマトを添える)
イグノーベル賞栄養学賞をとったドクター中松にあやかる必要はないが、このブログ、あと2ヶ月ほどで丸2年、ドクターの35年には遠いな。
所用があって、遅くなったので、近くの浅野屋で夕食。エビフライ定食、若鶏からあげ定食。キノコとアスパラのソテー、キノコと栗のキッシュをそえた。
イモ煮(牛肉切り落としをサラダオイルで赤唐辛子とともに炒める。白ネギを薄く斜めに切ったものを入れて炒める。里芋、コンニャクを入れて油にからめる。日本酒、水を加え、一煮立ちさせて簡単にアクをすくう。濃口醤油とナンプラーで味を調える。しばらく煮て、里芋に火をとおす。仕上げに、白ネギの青い部分の小口切り、シメジを入れてひと煮立ち)
焼きサバの押し寿司(空弁として知られていたもの。最近はスーパーでも売っている)
焼きサバ寿司
たまたま見つけたウェッブ版レシピブック:365日のレシピカレンダー
ハンバーグ(玉葱みじん、全卵、合挽ミンチ、塩胡椒、ナツメグ、チリパウダ、パプリカを入れ、よく練っておき、しばらく寝かせた後、好みの大きさにまとめ、フライパンで焼く。付け合わせにエリンギを炒めてみた。付け合わせに、キャベツ千切り、トマト)
昨夜家人の帰宅が遅かったので、今晩、パスタ・カルボナーラをつくる。
パスタ・カルボナーラ(キュルノンチェのベーコンを適当なサイズに切り、軽く炒めたところにゆであげたパスタを入れてからめる。皿に盛ったところで、黄身を入れかき回す)
パスタ・野菜とチキンのソース(数日前に作ったチキンと野菜のシチューのソースを煮込み、粒マスタードと胡椒で仕上げる。ゆであげたパスタにからめる)
水菜とトマトのサラダ(キュルノンチェのベーコンをからりと炒め、仕上げにのせる)
チョリソーソーセージ
アサリのリゾット(アサリを塩抜きし、オリーブオイルでニンニクを炒めたところに、入れ、炒める。白ワインを加えて、蓋が開くまで煮る。ザルにとって、ゆで汁をとっておく。身をからから取り出しておく。オリーブオイルを加熱、米を洗わず入れ軽く炒める。先ほどのアサリのゆで汁を加える。水を加える。アルデンテの前に、茹でたアサリのみをもどし、仕上げる。皿にリゾットをもり、そのうえにおろしたパルメジャーノをかけ、イタリアンパセリを散らす)
牛ステーキ(牛ステーキ肉に表裏塩胡椒しておく。フライパンにガーリックと赤唐辛子を炒め、香りが立ったところで、肉を入れ、片面焦げ間がつくまで焼く。裏返して、火を止め、しばらくおく)
ルッコラのサラダ
星が丘・しきにて、会合後の飲み会。大皿料理と季節の魚介類。しかも、価格はお値打ち。五時半過ぎから、二階の看板十時近くまで、くつろいだ。