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『[テメレア戦記] I 気高き王家の翼』

ナオミ・ノヴィク、2007、『[テメレア戦記] I 気高き王家の翼』、ヴィレッジブックス

ドラゴンを主人公とする歴史ファンタジー。パラレルワールドものというべきか?ナポレオン戦争に参戦するドラゴンだから。史実をふまえつつ、膨らませたファンタジーとなっている。
中国皇帝がナポレオン皇帝に贈った「セレスティアル種」のドラゴンの孵化に立ち会った英国艦「リライアント」号の館長ローレンスは、生まれたドラゴンに「テメレア」の名を授け、ドラゴンの「担い手」となる。そして、海軍から空軍に移籍、テメレアとともにフランス軍との戦いに参加する。
「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督による映画化が決定していて、この第一作の後、続巻が出版されていくという。アメリカでは、はや第四巻がでたそうだ。

著者の公式サイト:Temeraire:http://www.temeraire.org:このサイトは2月9日16時現在アクセスできない。Googleにキャッシュが残されているが(その後、22時半頃確認したら、接続できた。一時的なものだったようだ)。

ついでに、Temeraireのwikiは、http://www.temeraire.org/wiki/Temeraire

かわって、ウィキペディアでは:http://en.wikipedia.org/wiki/Temeraire_(series)

[テメレア戦記] I 気高き王家の翼
ナオミ・ノヴィク
ヴィレッジブックス

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2008-02-09 16:00:53 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


おでん

おでん(今日は出汁の材料をどうしようかと思ったのだが、鴨の皮を売っていたのでこれにした。大根と鴨の皮、花椒、出汁昆布を入れて水から煮込む。大根があらかた柔らかくなったところで、味をつける。薄口醤油と日本酒。練り物、ゆで卵、豆腐、こんにゃくを入れて火を通す。和芥子とともに食す)

2008-02-08 21:37:50 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『アリはなぜ、ちゃんと働くのか:管理者なき行動パタンの不思議に迫る』

デボラ・ゴードン、2001、『アリはなぜ、ちゃんと働くのか:管理者なき行動パタンの不思議に迫る』、新潮OH!文庫

社会性昆虫のアリの生態は不思議だ。地中に巣穴を掘り、役割を分業し、女王アリをのぞきその寿命は一年ほどらしいが、それでも、整然と役割をこなす。女王といった名付けによって、女王が階層の頂点に立って支配しているかのようなイメージを描くが、女王自身も、次世代を生むという役割を黙々とはたす個体にすぎない。支配者ではない。
アリゾナの砂漠でアリの生態観察を長年にわたり継続した著者は本書の中で、不思議なアリの生態を示してくれる。研究室にもアリの巣があるらしい。アリたちの行動の秘密を解明するために、一部のアリを取り除いてみたり、索餌にでるアリたちを妨害したり、あるいは、特定のアリの巣を囲って、複数の巣穴間の個体たちの巣間の社会行動を観察する。アリの巣の囲いを取り去って見ると、一定の混乱の後、再びある種の秩序が生まれる。同一種のアリでも、別の女王が生んだ別々の巣穴のアリたちは、お互い出身の違いを判別し、抗争をするのだが、いつも争う戦争状態にある訳ではない。一定の秩序の中にあるのである。
また、巣がつくられてからの年数によって、アリたちの行動や役割を受け持つ個体数も異なる。巣からでたアリたちの行動範囲も異なる。
さまざまな調査に基づき、個々のアリたちが教えられた訳でも命令された訳でもなく、あらかじめ、プログラム化された手順に従って(おそらく!)、状況の変化に対応するのがとても興味深い。女王の役割が変化する訳ではないが、女王以外の役割をもつ個体は、状況に応じて役割を切り替える事が出来る。
訳者の池田清彦は構造生物学者だが、どうしても、社会性昆虫のアリの理解をネオ・ダーウィニズムで理解しようとする著者にたいして、別の見方があるでしょうと解説でのべている。アリの社会についての解明は、複雑系などの理解を通じてのまた別の展開が可能であろうと思われる。

社会的動物である人間も、まあ、アリと似たり寄ったりだと思えてきた。人間はアリと違って、個体としての意識を持ち、自由に生きるといっても、自ずと行動に制約がある。知らず知らずのうちに、一定の行動規範の中に収まっている。規範から外れると排除(法的に、あるいは、社会的に)されるわけだし、突飛な事も、社会から全く無縁で生き抜く事は出来ない。人間も面白い。月並みな結論だけれど。

アリはなぜ、ちゃんと働くのか―管理者なき行動パタンの不思議に迫る
デボラ ゴードン
新潮社

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2008-02-08 07:52:48 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


チキンソテー、ラタトイユ添え

チキンソテー、ラタトイユ添え(皮付き鶏もも肉を塩胡椒、ガーリック、ミックスハーブをかけしばらくおく。フライパンにオリーブオイルを入れて加熱、鶏もも肉を皮身からじっくり焼く。焼き上がったら、一昨日のラタトイユを加熱したものをそえる)
セロリとトマトのサラダ(これまた一昨日の、いただきもののセロリの残りと、トマトのサラダ。だだ切っただけ! マヨネーズ添え)

2008-02-07 20:23:37 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


覚王山門前「やっこ」

2年ぶりぐらいに覚王山山門前の「やっこ」に行った。「おかあさん」は相変わらず元気であったが、この2年の間に2度入院して店を閉めていたという。一度は連続して店をしめていた事を知っていたのだが、不義理な事ではあった。

野菜の煮物(歯ごたえのある野菜は、歯ごたえを残し・・・)
豚ミンチボールを焼いたもの(餃子のあんのようなものだが、どうも味噌味らしい)
山芋と納豆
アサリのむき身の煮物

相客から焼酎湯割りに赤唐辛子一本をいれる事を教わった。香りがつき、ほのかに辛みがあった。

2008-02-06 23:01:50 | 夕食・外食 | コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )


豚ロース肉の黒酢ソース

豚ロース肉の黒酢ソース(白ネギの青身、ニンニクとショウガのたたきつぶしとともに、ロース肉ブロックを茹でる。あらかたゆだったところで、肉を引き上げる。豚ブロックは薄切りする。白髪ネギを大皿にしき、ブロッコリーをしき、前夜のスナップエンドウをのせる。薄く切った豚肉をそえる。肉と野菜を引き上げ、スープに塩と黒酢、紹興酒、薄口醤油、ナンプラーをいれ味をつける。トマト、エノキを加える。塩こしょうで味付け。片栗粉でとろみをつける)
トマトとエノキのつけ麺(豚肉のゆで汁のスープをつかう。塩こしょうで味付け、トマト、エノキを加える。卵麺を茹でて、好みでつけ汁風に)

2008-02-05 21:57:24 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


ラタトイユ

昨日、同僚から、三河の田原の畑からきたセロリをいたので、このメニューかと。香り高く、柔らかなセロリ。下のURLの農園らしい。

http://www.aisaien.com/

ラタトイユ(パンチエッタ、ニンニク、赤唐辛子をオリーブオイルで炒める。あらかた火が通ったところで、くし切りしたタマネギと皮を剥いた茄子の乱切りを加え炒める。セロリの葉の細切りを加え炒める。ズッキーニの乱切り、赤黄ピーマンの乱切り、セロリの乱切りを加えて炒める。火を緩めていると次第に野菜から水分がでてくるのがわかる。赤ワインを少々加える。ローリエ、黒粒こしょう、粒クミン、塩を加える。マッシュルームとダイスドトマト缶をくわえる。煮込む)
サラダ(冷蔵庫で正月以来眠っていた、江南の畑からきたローメインレタス、ピコリントマト、スナップエンドウ)

2008-02-04 21:33:15 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


リゾット

リゾット(前夜の豚キムチ鍋の残り汁を使ったリゾット。オリーブオイルに種を取った赤唐辛子をいれ、米を炒める。米が白くなったところで、残り汁に赤ワイン少々を加えて煮る。塩胡椒。アルデンテで火を止めて、セルバチコを加え、ひとかきまぜ)
ポークステーキ(豚ロース肉に、塩胡椒、ミックスハーブ、ガーリックパウダーをかけてしばらくおく。バターをフライパンで加熱、まわしかけながら火を通す)
ルッコラとブロッコリーのサラダ(ブロッコリーは双葉以上に大きくなっていて、モヤシではない。ルッコラとあわせ、オリーブオイル、バルサミコ酢、塩胡椒、ミックスハーブ)

2008-02-03 21:50:44 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


豚キムチ鍋

豚キムチ鍋(昆布だしをとっておく。あらかじめ、白菜、白ネギ、大根、白菜キムチを入れて加熱する。食卓に移して、しめじ、エノキ、豚ロース肉しゃぶしゃぶ用、豆腐を加えながら食する。好みで取り鉢に薄口の出汁醤油を用意し、具と煮汁を加えて味を好みに合わせて食す)

2008-02-02 23:11:21 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


簡単な夕食

今日は帰りが遅くなったので、簡単な夕食。

バタール、ミディ・トマト、セルバチコ、フェタチーズとオリーブの実、ハム各種
スノウピーのスープ(スモークサーモンのしっぽ、ドライトマトを出汁に、スノウピーのスープ。塩胡椒とフレッシュオリーブオイルで味付け)

2008-02-01 21:21:28 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『海の帝国:アジアをどう考えるか』

白石隆、2000、『海の帝国:アジアをどう考えるか』、中公新書

先頃から、タイで総選挙後の新連立政権の成立やインドネシアのスハルト元大統領の死亡が伝えられている。その前は、東チモールの新大統領誕生や、フィリピンの政情不安、ミャンマーでのスト弾圧の事件もあった。一方、陸路での交通網が国境を越えて整備が進む。

本書は、しばらく「積読(つんどく)」だったのだが、手に取ってみたら、とても新鮮だった。「東南アジア」という地域名称は人口に膾炙するが、当然の事ながらこれもまた地政学的な概念で、中国の清帝国の解体と西欧列強のアジア進出に関連して作り出された地域名称であるという。
現在の東南アジアにはまとまった政治勢力は歴史的にも存在せず、タイ王国をのぞいて、多くは西欧による植民地支配からの脱却を基盤とした国境の線引きなのである。元々は、「東南アジア」の海域は、ブギスの人々をのせた船が遊弋し、また、中国の華僑が拠点を築いていて、国境はなく小地域(小王国、あるいは、小都市)をつなぐ商業ネットワークがこの地域を結びつけていた。当然の事ながら、ネットワークは開放系で、北方の中国や西方のインドとも結ばれていた、さらには、日本とも。商業だけではなく、宗教や言語文化もまた、相互交流が著しい。インドネシアを素材にして「国民国家」の形成を論じたベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』は、関連して必読の書だろう(本書の著者らの翻訳である)。

本書を読んで、国境を越えて自由に行き来する未来を夢想する。リヴァイサンとしての国民国家のアイデアは、そう簡単に消え去ることはないであろうが。

海の帝国―アジアをどう考えるか (中公新書)
白石 隆
中央公論新社

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2008-02-01 07:43:28 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


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